| 1. 遮音・防振設計 |
遮音は、部屋から室外へ漏れていく音と室外から侵入してくる音の両面から考えますが、ダンススタジオの場合は室内で出す音や床の振動が隣接する部屋や隣戸に迷惑にならないようにすることが重要です。
空気伝播音は、D値、床衝撃音は、L値という等級で評価されますが、D値、L値と聞こえ方の関係はおおよそ
下表のようになっています。外部の状況、隣室の使用条件により必要な遮音性能は変わりますが、おおよその
目標値はD−55〜65、L−40〜L−30となります。 |
■遮音等級と聞こえの関係
| 遮音等級 |
D−65 |
D−60 |
D−55 |
D−50 |
D−45 |
D−40 |
D−35 |
D−30 |
D−25 |
D−20 |
D−15 |
| ダンススタジオ |
通常で
は聞こ
えない |
ほとん
ど聞こ
えない |
かすか
に聞こ
える |
小さく
聞こえ
る |
かなり
聞こえ
る |
曲がハ
ッキリ
分かる |
よく聞
こえる |
大変良
く聞こ
える |
うるさ
い |
かなり
うるさ
い |
大変うるさい |
■床衝撃音
「建築物の遮音性能基準と設計指針」日本建築学会より |
ダンススタジオでは、振動を伝搬させないような床の防振構造が必要不可欠となります。また、壁・天井に入射した音が物体内を伝搬し隣室に放射する音(固体伝搬音)があるため壁・天井の遮音・防振構造(浮遮音層)が必ず
必要となります。苦情の多いダンススタジオでは、防振構造が無いところが非常に多く問題となっています。
たとえば、地下室につくるので壁の遮音層はいらないと考えがちなのですが、それが致命傷になってしまう場合が
あります。また、市販のダンス用、体育館用システム床を使用する場合、使用方法を間違えると現在のスラブより性能が低下し問題となる可能性もありますので十分な注意が必要です。 |
 ダンススタジオで良い室内環境をつくりだすためには、室内の静かさが必要となります。
そのためには外部からの騒音及び内部の設備騒音を防ぐことです。内部の設備騒音の目標は下記に示す表よりNC-25〜35程度になります。また、外部騒音は、建設場所の事前調査が必要となります。 |
■用途別室内騒音の許容値  |
    |
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