■ 環境スペースお客様インタビュー 太鼓スタジオ 東京都台東区 島田様

東京・浅草でビルの経営管理業を営む島田洋子さんは、平成23年3月に落成した自社ビルの地下に太鼓スタジオをつくった。完成から5ヶ月が経った同スタジオを訪問し、スタジオつくりのきっかけとできあがったスタジオの感想を伺った。 |
| もくじ |
- 太鼓を始めたきっかけ
- 環境スペースで太鼓スタジオを製作
- 太鼓スタジオをつくろうと思ったきっかけ
- 太鼓スタジオが完成して
- 最後に
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― 華やかさのある太鼓ですね
これは、かつぎ桶太鼓といって、肩から斜めにかついで
打つものです。ヒモや革をオリジナルで注文して綺麗にできあがりました。
本体の材質は桐で作ったので大変軽く、打面の革も片側が馬、反対側を牛で張っているので、たたくと音が違うんですよ。
これは小ぶりにできていますが、男性用となるともっと大きくなります。材質も変わるので重くなります。
― 今日は環境スペースでつくった太鼓スタジオについてお聞きしたいのですが、まず島田さんの太鼓歴と始めたきっかけから教えてください
太鼓を始めたのは約6年前です。元々邦楽が好きで、三味線を習っていたこともあったし、太鼓にも興味を持っていました。
ある日、お祭りで孫が楽しそうに太鼓をたたいているのを見て、孫と一緒になにかやれたらいいなと常々思ってもいたので、太鼓なら一緒にやれるかもしれないと「親子太鼓教室」に行ってみたのがきっかけでした。
始めてから何ヶ月か経った頃でした。その教室には外部で演奏活動を行うチームがあって、そのメンバーの募集がありました。「チームに入ればもっと練習できる、上手になれる」と思ってチームに入り、一生懸命練習しました。そして少しずつ外で演奏するようになり、仲間だけでライブも行うようにもなりました。
上手になるにつれ、他の種類の太鼓もたたけるようになりたくて、この担ぎ桶太鼓も始めたんです。
なんでも凝りだすとキリがないですが、できなかったことができたときの爽快感は忘れられないですね。
― 今回つくったスタジオを紹介してください。 環境スペースさんにお願いして、新築のビルの完成に合わせて地下1階に18畳の防音太鼓スタジオをつくりました。できあがったのは今年(平成23年)の3月です。本当はもう少し広くしたかったんですが、予算の関係でこの広さになりました。今は宮太鼓と締め太鼓が3台ずつ置いてあります。まだ太鼓の数が多くないので、スタジオの定員は4〜5名くらいです。
 ― こだわった点はどんなところですか。
まず一番にお願いしたのは、「くれぐれも音漏れのないように」ということです。この辺りは住宅街で隣家が近いですから、防音性能が最優先でした。
他には、広く見せたいので内装は白にしてもらいました。吸音パネルも白にしました。床材は、肌触りがよく傷が付きにくい堅めの木材を選びました。檜のような柔らかい木もよかったのですが、太鼓を移動したりするので傷が付きにくいことを優先しました
それと、壁の一面を全面鏡張りでお願いしました。広さを出すためと、太鼓は下を見て打つものではないので自分の振りを見るために鏡張りにしました。鏡の前にカーテンを付けてもらいましたが、小さなライブをするときの為です。
― スタジオを作ろうと思ったきっかけはどんなことだったのでしょうか?
きっかけは、駐車場にしていた土地にビルを建てようという話が出たことです。以前から、もしスタジオをつくるとしたら建物を建てるときに一緒に作った方がいいと思っていました。後からの防音工事では、どうしても床に段差が出きたり、天井の高さが足りなくなりますから。
― 環境スペースはどうやって知りましたか?
ビルの設計をお願いした建築事務所が、環境スペースさんともう1社をピックアップしてくれました。
「実際に見に行ってみましょうか」ということで、環境スペースさんが製作した防音スタジオを見せてもらいました。見せてもらったスタジオは洋楽用でしたが、太鼓用スタジオとしては習っている教室のスタジオを普段から見て知っていますし、和太鼓メーカーが運営しているスタジオも見学して参考にしました。
いくつか見学した結果、建築事務所と相談して環境スペースさんに依頼することにしました。
― 環境スペースに決める時に躊躇はなかったですか?
正直いいまして、環境スペースさんがどういうところかはスタジオ作りが初めてですからわかりませんでした。パンフレットやこれまでの工事の事例、お会いした担当者の方で判断するしかないですよね。環境スペースさんに決めたのは、担当者の対応がよかったことです。ここなら、こちらの望みを叶えてくれるだろうと思えるような対応でした。
― スタジオができるまではどうやって練習してたのですか?
普段は青山と浅草の教室で習っているので、教室で練習をするのと、家では小さな締太鼓をたたいて練習していました。太鼓は大きな音が出るし、振動もあるので、大きな太鼓は普通の家では鳴らせないんですよね。この宮太鼓も、買ったのはこのスタジオができてからです。
太鼓を習い始めるとなんでもたたきたくなって、最初の頃は新聞紙を重ねたり、タオルケットを折りたたんだものをたたいて練習していました。タイヤや座布団、電話帳をたたいて練習している人もいます。みんな工夫して練習するんですよね。川辺に行って練習する人もいますね。 あとは、レンタルスタジオを借りてやっていました。今でも大勢で音を合わせるときには
レンタルスタジオを借ります。

― スタジオができての感想を聞かせてください。
最高です。自分たちのペースで時間を気にせずに練習できるのが、すごくいいです。
「今日はここを集中して練習しよう」ということもできますしね。教室だとカリキュラムがあるので、自分の苦手なところだけを集中して練習することもできないですし、「もうちょっとでできるようになりそう」というところで終了時間になることもあります。
レンタルスタジオと比べても、気兼ねなく使えるし、時間も気にしなくていい。太鼓を起きっぱなしにして帰ることができるのもいいですよね。
なによりステージを控えているときに、集中して練習できます。これからが楽しみです
あと、先ほどもいいましたが、建築と同時の防音工事だったので、最初から天井の高さを確保できました。太鼓は、ばちを持った腕を上に大きく伸ばして打つので、太鼓スタジオには高さが必要です。床も後からの防音工事では段差ができますが、最初に防振対策をした上で床を作るので、廊下からフラットな床にできました。
― 最後に環境スペースへの評価と、これからの豊富を聞かせてください。
太鼓の場合は、他の楽器より音が大きく、振動もあり、しかも何台も同時に鳴らしますので、普通の防音室以上の対策が必要だと思います。
環境スペースさんには、絶対に音漏れがないようにとお願いして夜の10時くらいまで練習をしても、音が聞こえるというクレームはありませんので、満足しています。
実は、昨年大きな怪我をして、あまり練習ができずにいましたが、ようやく完治してきました、9月はイベント出演がありますし、10月には太鼓教室の発表会を控えていますので、本格的に練習と活動を再開します。
音の調整など、これからもお世話になりますが、よろしくお願いいたします。
―お忙しい中ご協力ありがとうございました。
※取材日時:2011年8月
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