音楽ホールの形状と音の響き

(2018/04/03)

東京は桜も満開となり、もうすっかり春ですね。

上野では、「東京・春・音楽祭」の開催真っただ中。

ゴールデンウィークには今年からリニューアルとなった

「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」の開催もあり

クラシック音楽シーンも春の到来とともに

様々な音楽祭開催でますます盛り上がってまいります。

 

大型のPA機材やスピーカーを利用して音を調整するポピュラー音楽などとは違い

クラシック音楽はその場所の「生の音」勝負の音楽ジャンルです。

そのため、音楽を奏でる空間も、音を鳴らす為の重要な要素ですね。

 

クラシック音楽用のコンサートホールは、

音響面の工夫が凝らされた音楽専用の建築物の代表です。

そんなコンサートホールの形状について簡単にご紹介しましょう。

 

コンサートホールの主な形状は下記の3つです。

・シューボックス型

・ヴィンヤード型

・馬蹄型

 

シューボックス型

 

CC:Clemens PFEIFFER, A-1190 Wien

●海外

ウイーン楽友協会(オーストリア ウイーン)

シンフォニーホール(アメリカ ボストン)

コンセルトヘボウ(オランダ アムステルダム)

 

●国内(関東圏)

すみだトリフォニーホール

東京オペラシティ

オーチャードホール

 

ヴィンヤード型

 

●海外

ベルリン・フィルハーモニーホール(ドイツ ベルリン)

 

●国内(関東圏)

サントリーホール

ミューザ川崎シンフォニーホール

 

馬蹄型

 

CC: Lorenzo Gaudenzi

●海外

カーネギーホール(アメリカ ニューヨーク)

ボローニャ市立劇場(イタリア ボローニャ)

 

●国内(関東圏)

テアトロ・ジーリオ・ショウワ(昭和音楽大学)

 

 

これらはあくまで一例です。

コンサートホールの形状は、天井や床、客席やステージ回りなど

あらゆる側面に音響の工夫がなされています。

それは空間の形や素材などの要素により音の響きが変わるからです。

 

例えば、ヴィンヤード型のブロックに分けられた客席は、それ自体が反射板の役割をし

音がどの座席にいる方にも聴こえるようアシストする役割を担っていたり。

 

また、視覚的に演者の様子が見やすいことも大事な要素です。

馬蹄型のコンサートホールは、オペラやバレエが見やすいように工夫された配置でもあり

音響面では天井に近い最上階が一番良い場所、とも言われています。

 

ご自宅の防音室に関しても、

音響パネルの使用で音の響きを調節することができますし、

もし建築設計段階から音楽室を計画するならば、

吹き抜けにし天井高を確保したり、空間や天井を四角以外の形状にしたりと、

よりドラスティックな形で音響面のアプローチができるのです。

 弊社の施工物件も、各々の条件の中で

様々な工夫をこらした設計、建築デザインを行っています。

 

音楽を追求する皆さん、防音室施工で弊社にお問い合わせいただく際には、

ぜひ音響面の相談も遠慮なくしてください!

豊富な経験から、ご希望をできる限り叶えるべく、努力させていただきます。

 

 


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