音響設計では、部屋の寸法や寸法比に基づいて特定の周波数帯を吸収するための吸音体や、音を様々な方向に拡散させる拡散体を設置することが重要です。また、平行面を避けることも大切です。例えば、低音の波長は残響が長くなると心地よさを損なうことがあります。このため、低音域を吸音体で吸収し、中高音域には拡散体を用いて音を均等に散らすことで、残響時間を調整し、心地よい音響空間を実現する設計を行うなどの工夫をしています。
音響設計では、吸音体を適切に配置し、拡散体を用いて音を周波数毎にバランスを取ります。平行面を避け、多角体の形状を活用することで、反響や音の干渉を最小限に抑え、快適な音響空間を実現します。私たちの使命は、響き合う空間が生み出す感動を通じて、心に残る瞬間を創り出すことです。
良い音場
・フラッターエコー現象など有害な反響が
生じないこと
・適度な響き(残響)があること
平行する大きな反射面では
フラッターエコー現象が発生
KSAパネルは、プロ仕様の録音スタジオなどの壁、天井内部に設置されている重低音の 吸音を目的とした吸音トラップの技術を応用したものです。
パネルの片面が高音域を反射、片面が吸音となっているため、パネルを裏返すことにより お好みに合わせて、自分で自由に音響調整ができます。