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えびらホール|Ebila Hall

「あの時の感動は今でも忘れられません」〜初めて足音を立ててホールに入った時の感動。

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CLIENT

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西洋の教会を再現! 声楽家が感動する「究極の響き」を作るデザイン・設計術

悩み
課題

「本番と同じ響きで練習したい。」
声楽家として、練習環境と本番会場との残響の差に悩んでいました。
さらに、欧州の教会のような豊かな響きを、この空間で本当に実現できるのかという期待と不安も抱えていました。

効果
結果

理想とする教会の響きを音響測定によって可視化し、設計へ反映。
完成後には「足音を聞いた瞬間に良い響きを確信した」と評価いただく、唯一無二の声楽ホールが誕生しました。
「白く明るい意匠にしたい」というご希望が、教会風の空間と相まってフォトジェニックな場としても人気に。

設計のポイント

声楽のために設計されたEbila Hall

オーナーであり声楽家でもある鏑木綾様は、グレゴリオ聖歌をはじめとするキリスト教音楽の演奏活動を行っており、本番会場と日常の練習環境との残響の差に悩みを持っていらっしゃいました。そのため、「教会のような豊かな響きを持つ空間」を強く希望されました。

そこで当社の環境計量士が、オーナーの理想とする響きを持つ教会をヒアリングし、実際に現地へ赴いて音響測定を実施。感覚的な「理想の響き」を残響時間や音響特性として可視化し、設計へと落とし込みました。

教会のような豊かな残響を実現するため、壁面は多角形状とし、入口側の壁にも傾斜を設けました。また、天井には湾曲と拡散形状を組み合わせた反射パネルを配置し、平行面を極力排除することで、豊かな反射音を確保しながらも音障害の発生を抑えています。石を切り出したような意匠の壁や各所の立体的な造形も、空間の美しさを演出するだけでなく、音を拡散させる重要な役割を担っています。教会のような天窓も、空間に象徴的な表情を与えるアクセントとなっています。

完成後、オーナーからは「ホールに入って足音を聞いた瞬間に良い響きを確信した」「実際に声を出した際、想像以上の音響空間になっていた」とのお言葉をいただきました。

竣工から時間が経った現在も、声楽関係の方々から、音の響きの良さによるコンクール用録音やコンサート会場として高い評価をいただいています。また、鏑木様のご希望で実現した真っ白な空間は、教会を思わせる意匠と相まってフォトジェニックな魅力を生み出しており、写真撮影の場としても人気を集めています。

面積
ホール:約40㎡
期間
竣工:2015年
場所
東京都品川区旗の台
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お客様 インタビューのご紹介

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なぜ、えびらホール|Ebila Hall をつくろうと思ったのですか?

本番と同じ響きで練習したい

コンサートでは教会やホールで歌う一方、日常の練習は響きの少ない空間で行うことがほとんどでした。そのため、本番と練習環境との大きなギャップに長年悩んでいました。「教会のような豊かな響きの中で、普段から練習したい」という想いが、このホールづくりの原点です。

完成したホールに初めて入ったとき、どう感じましたか?

足音の響きを聞いた瞬間、成功を確信した

建設中は本当に理想の響きが実現するのか不安もありました。しかし完成後、この空間に入って足音を聞いた瞬間に「これは良い場所だ」と確信しました。実際に声を出した時の感動は、今でも忘れることができません。

教会のような響きを実現するために、どのような工夫を行ったのですか?

教会音響を科学し、徹底的に音響設計へ落とし込む

単に反射音を増やすだけでは音響障害が発生します。そのため、壁や天井を複雑な拡散形状で構成し、平行面を極力排除しました。教会のような豊かな残響と、音の明瞭さを両立するために細部まで設計を行っています。

設計で最も苦労したことは何ですか?

図面1枚に込めた、音響への執念

教会のような豊かな響きを実現するため、このホールには反射や拡散をコントロールするための工夫が随所に施されています。平行面をなくし、音が美しく広がるよう設計された結果、壁や天井は一般的なホールとは大きく異なる複雑な形状となりました。

さらに今回は、優れた音響性能だけでなく、教会を思わせる美しい空間デザインも実現しなければなりませんでした。そのため、音響と意匠の両立は非常に難易度の高い設計となりました。

複雑な形状を図面上で正確に表現し、施工側へ伝える作業は困難を極め、設計者自ら「泣きそうになった」と語るほど。

その設計の裏側とこだわりについては、ぜひ動画本編でご覧ください。

音響以外でこだわったポイントはありますか?

“白い教会”をイメージした空間づくり

教会のような雰囲気を大切にし、「とにかく白く、明るく、開放感のある空間にしたい」とお願いしました。音響だけでなく、フォトジェニックな空間としても多くの方に親しまれています。

インタビューにご協力いただいた方

インタビューアー:環境スペース株式会社・取材班

  • 声楽家|えびらホールオーナー 鏑木 綾
  • 環境スペース|設計士・環境計量士 杉山 操

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