建築音響測定|防音室・防音工事・対策は環境スペースにお任せ|サウンドゾーン

建築音響測定


居住空間への快適さがより求められる中、音環境性能として「静けさ」や「響き」に対する要求がさらに高まってきております。

当社は、建築における音環境の向上と確かな品質提供のために、音響性能などの測定及び評価によって、集合住宅からスタジオ、工場などにいたるまで、音響性能や遮音性能の把握及び品質管理のサポートをいたします。是非お気軽にご利用下さい。



現状調査から測定。流れ図
空間音圧レベル差のイメージ



建築音響測定/遮音性能測定

「遮音性能測定」では、マンションなど集合住宅の上下室間や隣室間における実際の遮音性能について把握、評価することを目的とします。 遮音性能測定方法は、JIS A 1417「建築物の空気音遮断性能の測定方法」に準じて行います。

■室間音圧レベル差 (測定費用:15万円~(税込16.5万円~))

集合住宅・ホテル・病院等の室間(戸境壁間)を対象として遮音性能を測定します。対象室間の音源側にて「ピンクノイズ」などの広帯域雑音をスピーカから発生させ、音源側及び受音側の各居室の平均音圧レベルを測定し、それらの測定値の差(音源側-受音側)について評価します。

■特定場所間音圧レベル差 (測定費用:15万円~(税込16.5万円~))

窓サッシやドアの内外など、「特定場所間」における遮音性能を測定し、評価します。

特定場所間音圧レベル差の測定の様子

■測定~測定結果の評価までのフローチャート

【測定・評価方法】
・JIS A 1417 建築物の空気音遮断性能の測定方法」に準拠して測定。
・JIS A 1419-1 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法
 -第1部:空気音遮断性能
・日本建築学会推奨測定規準 建築物の現場における音圧レベル差の測定方法

測定装置の構成

測定装置の構成

図1.音圧レベル差に関する遮音等級の基準周波数特性

図1.音圧レベル差に関する遮音等級の基準周波数特性

表1.室間音圧レベル差に関する適用等級

室間音圧レベル差に関する適用等級

表1-1.適用等級の意味

表1-1.適用等級の意味


建築音響測定/床衝撃音の測定

「床衝撃音測定」では、マンションなど集合住宅の上下室間において、コンコンやドンドンといった衝撃が床に加わった時、建物の躯体を通じて下階居室に音として影響する程度について把握、評価することを目的とします。 床衝撃音の測定方法は、JIS A 1418「建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法」に準じて行います。

■床衝撃音レベル測定 (測定費用:18万円~(税込19.8万円~))

集合住宅・事務所ビルなどの上下室間を対象として床衝撃音を測定します。測定は、タッピングマシンというハイヒール音のような軽量衝撃音を発生する装置と、バングマシンまたはインパクトボールという子供の飛び跳ね音のような重量衝撃音を発生する装置を用いて、上階の床に衝撃を加えた際に下階で発生する音を評価します。

測定機器

■測定・評価方法

【JIS A 1418-1 建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法】
-第1部:標準軽量衝撃源による方法

【JIS A 1418-2 建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法】
-第2部:標準重量衝撃源による方法

【JIS A 1419-2 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法】
-第2部:床衝撃音遮断性能

【日本建築学会推奨測定規準 建築物の現場における床衝撃音レベルの測定方法】

測定装置の構成

測定装置の構成

図2.床衝撃音レベルに関する遮音等級の基準周波数特性

図2.床衝撃音レベルに関する遮音等級の基準周波数特性

2.床衝撃音レベルに関する適用等級

2.床衝撃音レベルに関する適用等級

表2-1.適用等級の意味

表2-1.適用等級の意味


 

建築音響測定/騒音測定

私達の住居の周辺では様々な騒音が発生しています。 これらの騒音が住居内に侵入し、日常生活に支障をきたさぬように、建築物の防音対策施工が必然となり、騒音測定を行なって、その測定結果データを防音設計の基礎資料とします。 住居にかかわる外部騷音の代表としては、道路交通騒音、鉄道騒音、工場騒音等があります。 マンションなどでは、外部騒音が最も入り込みやすい部位である窓サッシの選定は重要となります。 また、住居内にある様々な設備、トイレの流水音、エレベータ昇降音、台所や風呂の給排水音、機械式駐車場の稼動音、生ゴミ粉砕処理機音などが住戸内の騒音とならないように各々に適切な防音施工が必要となります。
(参考:集合住宅の異音調査)


測定~測定結果の評価までのフローチャート

【測定・分析】
基本的に測定は、騒音計を測定対象とする場所に設置し、発生している騒音の大きさを測定しますが、その測定方法及び分析方法は、発生する騒音の種類、測定目的などにより細かに異なります。 そのため、騒音の大きさを正確に測定すると同時に、その発生状況・事象を把握することも重要となります。また後日、より細かな分析を行なえるように、騒音計から記録装置に記録をすることもあります。

【評価】
日本建築学会推奨基準(室内騒音評価)に基づき、測定結果 の数値すなわち騒音レベル値[dB(A)]をN曲線(図3)にあてはめ、遮音等級N(表3、表3-1)で評価します。

路上での測定風景

測定装置の構成

測定装置の構成

図3.建物の内部騒音に関する騒音等級の基準周波数特性表

建物の内部騒音に関する騒音等級の基準周波数特性表

表3.室内騒音に関する適用等級

室内騒音に関する適用等級

3-1.適用等級の意味

3-1.適用等級の意味



建築音響測定/室内騒音測定(音楽スタジオやコンサートホール)

音楽スタジオやコンサートホールでは、舞台上の演奏者及び客席の聴衆者が“心地良い音の響き”と感じられる音環境が、また体育館やスポーツホールなどでは競技の行われやすい音環境が求められます。 使用目的に合った音の環境条件を得る為には、 さまざまな条件を満足することが必要となります。 皆さんが使用されるこれらの施設に、使用上での弊害や何らかの問題を感じたことはありませんか? ホール、劇場、音楽スタジオ、体育館などの音響測定は、外部~室内間の遮音量 を測定する“遮音性能測定”、室内の設備騒音を測定する「騒音測定」、また室内の音響特性の測定の代表項目として「残響時間・エコータイムパターン・音圧分布レベル」などがあります。

【測定項目(室の用途・問題点にそった音響測定項目を設定します。)】
・残響時間
・エコータイムパターン
・音圧レベル分布 など

【評価】
測定結果と音響仕様書を比較し、所期の音響性能を満足しているかを評価します。
また、測定結果と一般的に推奨される室内音響特性及び当社の経験データを参考として評価します。

インパルス応答の波形。
これから残響減衰曲線を出して残響時間などを算出します。

インパルス応答の波形

残響時間など各種室内音響指標の解析(残響減衰曲線)

残響時間など各種室内音響指標の解析(残響減衰曲線)

半無響室での測定風景

半無響室での測定風景

 
残響時間

残響時間