クオリティの高い配信を実現する
コロナ禍において、アーティストさんの音楽や動画の配信が増えてきたかと思います。
一方で演奏がいくら素晴らしくても、スマホや身の回りにある機材では、音が割れてしまったり、よく聴こえなかったり…。

配信の品質が高くない印象を受けます。

また、品質の高い配信をやりたいと思ったところで、どこにお願いした良いのか、料金はいくらぐらいなのか、そもそも配信できるスタジオが見当たらないといった課題があります。
そのために、高品質な配信ができるスタジオや相談できる人間が必要です。

音楽都市をつくるのが自身の夢
すこし恥ずかしい話なのですが、「日本に音楽都市をつくりたい」と昔から現在に至るまで、ずっと考えてきました。

「自分が育った街である横浜を音楽の街にしていきたい」と、夢のようなものを本気で構想しております。

音楽都市と言うのであれば、「まずスタジオくらいは作らないといけない」という発想も重なって、今回の防音工事を決心しました。

防音室やピアノの購入が初めてだったからこそ妥協しない
防音室をつくるにあたり、当初は不安だらけでした。

ピアノ購入も初めてで、音の問題に直面したことも初めて。今まで味わったことがない体験で初めて尽くしでした（笑）

その上にライブ配信もあったので、どこに相談したら良いのか分かりません。

スタジオの条件としても「駅から近い」「室内からの音が漏れてはいけない」「室外からの音が入ってはいけない」などあったため、物件探しから防音設計の見積もりまで、すべて自分の目で確かめています。

また、今回の経験が自分の学びにもなると思い、自ら能動的に進めました。

外から聞こえる電車音に、最も懸念をしていた
一番不安だったのが「電車の音」です。
内側からの音について、不安はありませんでした。
しかし、外側からの音に関しては不安でした。

建物のすぐ外には電車が通っているため、配信に差し支えがないのか、アーティストさんが不快に感じないか、実際に完成しないと分かりません。
自分なりに音を測ったり、調べてみたりしました。

環境スペースの担当の方にも教えてもらい、理解が進みました。
結果的に自分なりのノウハウを積めたと思います。

設計・人・実績が魅力的で環境スペースに依頼を決定
知人に聞いたりネットで調べたりして、環境スペースを知りました。
また、同じ建物に環境スペースが設計施工されたピアノスタジオもあったため、評判を聞きました。

合計3社に相見積もりしていただき、結果的に環境スペースへ依頼。

決め手として、細かい要望を汲んでくれただけでなく、防音室を広く合理的に設計してくださったところです。

自分では盲点だった点を、有効活用されたところにピンと来ました。

また、予算内で収めてくださったので、環境スペースに依頼を決めました。

設計段階から工事終了間際まで微調整
設計施工を環境スペースに決めた後も、環境スペースの防音ショールームへ何度も足を運びました。

やはり外からの音が入らないか心配でした。
着工してからも配信を常に考慮。

照明のスイッチ1つ取っても、高品質な配信が行えるように音が鳴らない仕様に取り替えてもらったり、壁紙の色合いも自身でイメージを作り、都度、環境スペースに依頼しました。
ドアの引き戸の方向もこだわり、アーティストさんが扱いやすいような構造になるよう、徹底的に考えました。

最も不安だった電車の音も防音できました
防音工事を行って、室内からの音漏れも室外からの騒音もなく、無事に使えています。
不安だった電車の音も無事に防音することもできました。
今のところ、配信に支障をきたしたり、アーティストさんからのクレームもありません。
隣接しているお部屋から、騒音の苦情もありません。
着工前に詳細情報をもう少し知りたかった部分もありますが、環境スペースに依頼して満足しています。
なにか異常を見つけたり不安を感じたりしても、すぐに担当者がフォローしてくださるところは有り難いです。

アーティストさんや自社企画の配信に利用
現在、アーティストさんや自社企画の配信に使用しております。
アーティストさんが満足そうに弾いてくださる姿を見れて、とても嬉しく思います。

また個人的にも、幼少時代からピアノをしてきましたので、ピアノ室を持つことは憧れでした。
今ではピアノを弾くことが毎日の習慣です。

ピアノスタジオを作ったことをきっかけに、今後はバーチャル方面にも力を入れていきます。
オンラインならではの新しい魅力を、社会に提案していきたいと思います。

※取材＆記事作成：川名