マンションの自室に防音工事を実施
金井様は2021年8月にお問い合わせいただき、9月にご契約いただきました。

11月1日から工事が始まり、11月24日に完工。

5.3畳だった個室は、3.4畳の防音室に生まれ変わりました。

防音工事は300〜350万円でご契約。

当日はご家族で迎えてくださり、温かいお茶でおもてなしをいただきながら、取材にご協力くださいました。

娘が喜ぶ姿を想い、防音室を考えるようになりました
当時、娘は電子ピアノを使っていました。
音が漏れないように音量に気を使ったり、ヘッドフォンを付けたり、時間制限を設けたりして演奏していました。

しかし娘が成長してくると、電子ピアノでは表現が追いつかなくなっていきます。

生の音が聞ける、本物のピアノがある環境で練習させたい気持ちもありました。

そうと決まれば、懸念すべき点はやはり防音です。
音色の限界と防音の観点から、防音対策を考えるようになったのです。

当初考えていた”箱型”から、”防音工事“に変更
防音を考えた当初、箱型を検討していました。

しかしグランドピアノとなると、箱型のような密閉された空間では窮屈です。

部屋のスペースや遮音性能、今後の引越しの有無など、色々な面を考えました。

中途半端なことをするなら、しっかりと防音してもらいたいと思い、防音工事をすることに決めました。

依頼の決め手は、”顧客想い”の説明と提案
防音工事を行うと決め後、インターネットで環境スペースを検索しました。

要件を伝えて、3社ほど見積もりをいただきました。
数値的なデータを出した上で、技術的な部分も細かくご説明いただくなど、他社さんが行わないところまで行ってくださいました。

環境スペースの見積もりは決して最安だった訳ではありません。

こちらからお願いしている訳ではないにも関わらず、「こういう事もできますよ」と私達のことをよく考えてくださり、ご提案いただいた所が嬉しくて、依頼を決定しました。

要望を汲み取ってくれた上に、都度、的確な提案をいただきました
防音も懸念していましたが、音響面も心配でした。
部屋の面積もそこまで広くありません。
床や壁の材質から、音の跳ね返りが気になります。

「防音はできても、弾いている本人はうるさいのでは？」といった心配はありました。

しかし担当の杉山さんが音響面も考えてくださり、吸音材やカーペットの種類も、こちらから求めた訳ではないのに提案してくれました。

こちらからの要望をよく汲み取ってもらい、細かな提案がすべてぴったりハマった感じです！

音場環境に優れ、合理的な設計に感動しました
これから工事が始まること見通して、マンションの管理室や上下階にい住まいの方々へ挨拶もしていただき、事細かい気遣いが嬉しかったです。
設計図をいただいた時も印象的でした。
最も心配だったピアノの搬入が考慮され、音の響き方を計算されて少し斜めになった部屋の形状に「すごい！」と心底感じました。
値段もこちらの予算内に収まって本当に良かったです。
ピアノ搬入の関係で、部屋の入り口の場所を変えなくてはなりませんでしたが、ピアノが届き無事に設置できた瞬間、心からホッとしました。

防音工事からピアノ設置まで初めてづくしで、しかも住みながらの工事でしたが、なにも異常なく防音室が完成しました！

特別な防音室で、家族と過ごす特別な時間
ピアノはYAMAHAのC3を購入しました。
空間的にも音響的にも申し分ありませんし、グランドピアノでは聞き手も本当に心地良いです。
広い家にも関わらず、防音室の限られたスペースに家族3人で所狭しと肩を並べ、娘のピアノを聴く時もあります。

娘が弾く時、「とても幸せな時間だな〜」とほっこりするんです。

家族3人でクリスマス発表会もしました。

娘も表現力がついてきたこともあり、とても良い音色で癒やされています。

ピアノの弾き手も、音響や弾く心地が良いと、やはり嬉しいですね。

夢のピアノ室で、娘もコンクール出場に向けて励んでいます
室内の照明は、とても良質なものを選んでいただきました。
部屋の内装もゴージャスです！
防音性能だけなく、内装もキレイにしていただき、こんな幸せなことがあって良いのかなと思いました。

防音室内外の音漏れも全然ありません。

娘も市内のピアノコンクールの本選に出れるよう、ますます励んでいます。

- 取材の終盤、奥様からの「ピアノ室をつくるのは私の夢でもありました。娘がいてくれたから叶ったことでもあります。」と満面の笑顔に、感動が込み上げてきました。当日は休日にも関わらずご対応いただき、誠にありがとうございました。
※取材＆記事作成：川名