野口様ドラム室 | 防音室・防音工事は環境スペースにお任せ|サウンドゾーン

ドラム室(野口様)

最大のD75の性能の防音室を依頼しました
野口様
施工種別:ドラム
地域:静岡県
広さ:12畳
静岡県浜松市にお住まいの野口将邦(まさくに)さん(37歳)は妻と子供2人の4人家族。 ご実家の隣に建つ、今年3月に完成したばかりの新居にお邪魔しました。 学生の頃からドラムが好きで、いつかはスタジオ付きの家を持ちたかったという将邦さん。 家があるのはすごく静かな所で、夜になるとずっと向こうの国道を走る車の音が聞こえるくらいだという場所。とにかく防音に一番力を入れたいということで、環境スペースには最大のD75の性能の防音室を依頼しました。元住宅の現場監督という立場から、環境スペースへ頼んだ経緯、実際の工事はどうだったか、防音室の満足度などを伺ってきました。
  • 中学3年生の時にバンドを始めたのがきっかけ。
    中学3年生の時にバンドを始めたのがきっかけ。

    本格的にドラムを始めたのは20歳過ぎてから

    -ドラム歴は17年でロックやメタルを演奏。

    中学3年生の時にバンドを始め、ベース、ボーカル、ドラムなどいろいろなパートをやりました。

    一番自分に合っていると思ったのがドラムで、本格的に始めたのは20歳をこえてからでドラム歴は17年です。ロックやメタルを演奏しています。
    中学3年生の時にバンドを始めたのがきっかけ。

    防音性能を D75で依頼しました

    -どのような防音室を作ったのでしょうか。

    2階建ての1階部分に12畳の大きさの防音室を作りました。家屋が南北に長いつくりに なっているので、台所を南側の明るいところに配置し、防音室は北に配置しました。防音室からリビングに続く扉は3枚です。 天井に吸音材を張り、ドラムの後ろの壁には20cmの吸音材があります。 防音室の性能は最大のD75を依頼しました。費用は440万円でした。
  • 「家付きのスタジオ」を作ろう!
    「家付きのスタジオ」を作ろう!

    子供もドラムを叩きます!

    -自分のスタジオを持つということは長年の夢でした。

    自分のスタジオを持つということは長年の夢で、家を建てるときは 防音室を作る、と決めていました。いざ家を建てるとなりまして、 気分は「スタジオ付きの家」じゃなくて「家付きのスタジオ」を作ろう! でした。

    ―防音室を作ることについて、奥様は何とおっしゃいましたか。

    学生時代からの付き合いで、僕の趣味がドラムということを知っているので、いいんじゃない、って。ただ、最初の計画では一階の半分以上がスタジオでしたが、それは却下されました。(笑)

    妻からは「子どもが寝付く時間は避けてね」とだけ言われています。スタジオの防音が完璧なので、外では全く聞こえませんが、 家の中だと音は聞こえないのですが「たたいている」という振動が 若干あるので。
  • ヘッドホンを付けてドラムを叩く

    -夜でもドラムを叩いているのですか?

    はい。子どもの寝付く時間は避けて、たたきたい時にたたいています。寝てしまったらもう起きないので、そうしたら僕は防音室にこもって、iPhoneにヘッドフォンをつけてドラムをたたきます。 そこから40分くらい僕の時間になる。

    そもそも、防音が完璧でなかったら、ここは夜になると本当に周りが 静かなので、音が少しでも外に漏れてしまうようなら、夜はたたかなくてもいいかなと思っていたんです。

    ―そんなに静かなんですか。

    測定に来てくれた環境スペースの担当の方も、こんなに静かな場所は初めてです、と驚いていました。

    計画を立てた段階で「少しは音が漏れてしまうかもしれません」と言われていたので、まあ仕方ないかと思っていました。ですがスタジオが完成して、夜10時に測定していただいた時、外からは全く聞こえない、測定不能でD75以上の性能が出ていました。もう、ほんと感動です。
    -リビングで話すのと防音室で話すのとでは声の響きが全然違う!

    まず、部屋に入った時です。リビングで話すのと防音室で話すのとでは声の響きが全然違って、吸音とはこういうことか、と感じました。
    実際に演奏してみて、さらに感動しました。妻にはリビングにいてもらい、僕が中でたたきました。

    最初は小さめに、おそるおそる。大丈夫だったので思いっきり。「中でたたいているなっていうのはわかるけど、全然聞こえない」って。僕も妻と交代してリビングで聞いてみましたが、全然聞こえませんでした。

    できるかぎりの最大の防音を、ということでD75をお願いしたので。満足のいっていないところはありません。
  • -防音室を作るにあたり、どのように業者を探したのでしょうか。

    ネットで「ドラム室」「防音室」「吸音」などで検索しました。10社くらいを見つけて、それぞれの業者さんのホームページを読みました。
  • 「部屋の中に部屋を作る」という構造が理解できた。
    ―他社のホームページには防音室の説明が少なかったです。

    多くのホームページで、防音室の説明しているところは少なく、いまいち信用しきれませんでした。
    具体的な工法については企業秘密という部分もあるのでしょうが。

    環境スペースさんのホームページには防音室の構造、防音に対する考え方がストレートに書いてありました。

    「部屋の中に部屋を作る」という防音室の構造が理にかなっていると思いました。僕は元々、住宅の現場監督をやっていまして、家屋の建築に関しては知識がありました。
    振動を止め、空気層で音を止めるという点がとても納得でき、ここならしっかりやってくれそうだと思いました。
  • 施工例が充実していたことも決め手となりました。
    -防音体験ルームには行きましたか。

    どうしようか迷いましたが、結局、防音体験ルームには行きませんでした。 D75の設定がありませんでしたし、体験ルームにあるのはピアノでしたので。

    -意地悪な質問ですが、防音室に関して実物を見ていないので不安はありませんでしたか。

    正直、完成するまではドキドキでした。「プラスマイナス5は許容して欲しい」と言われていたので、やはり最高レベルのD75は難しいのかなあと、ここは特に周りがすごく静かですし。

    あまりにも音が漏れるようならやり直ししていただけるということでした。
    施工例が充実していたことも決め手となりました。

    1階の防音室の天井を高くして
    2階の洗面所を1段上げる構造に

    -環境スペースは手間のかかった工事をしてくれた。
    建築現場には、無印良品の窓の家(※)と、環境スペースさん、台所の業者さん、合計3社に入ってもらいました。

    ※無印良品の窓の家

    住宅の現場監督をやっていたとき、防音工事も担当したことが あります。環境スペースさんはそのときの防音室の業者さんの 3~4倍の手間のかけ方をしていて驚きました。

    でも、実は工事中にちょっと困ったこともありました。

    ―どんなことがあったのですか。

    設計段階から環境スペースさんに介入していただけばよかったのですが、発注が遅くなりまして。
    スタジオの上に風呂と洗面所を配置してしまったのです。
  • 配水管にも防音対策をしてくれました。
    -何かまずいのでしょうか。

    洗濯機などの配水管を伝わって音が2階にいってしまう可能性があるのです。

    ですが、気が付いた時にはもう工事は中盤。環境スペースさんに相談して、配水管に防音対策をして振動が起きないようにし、配管にあたってしまうところの天井の高さを調整するなどして対応していただきました。

    今後、新築で防音室を作る方は、防音室の上には水回りを置かないようにした方がいいです。
    配水管にも防音対策をしてくれました。

    優しい雰囲気を醸し出す裸電球

    ―防音設備以外でこだわったところはありますか。

    照明が通常のスポットライトだったのを裸電球にしました。
    また、鍵を中からかけられるようにではなく、外からかけられるようにしました。

    もし僕がこの家の子どもで高校生だったら、きっとスタジオをたまり場にしている・・・と想像したからです。子供がもう少し大きくなったとき、悪さできないように予防策です。
  • 施主の僕よりも見る目が厳しく、妥協がないと感じました。
    施主の僕よりも見る目が厳しく、妥協がないと感じました。

    トイレも防音ドアに

    -完成するまで3~4回測定を行っていたと思います。

    密に連絡をくれていたので安心できた

    見積もりの連絡や、工事に入ってからは職人さんがいつ現場に入るか、などを密に連絡をくれていたので、他の業者さんもいる中で現場とのすり合わせがうまくできました。

    音に関してまったく妥協しない、確実にD75を出してくれた。

    工事の要所でチェックに来ていただきました。完成するまで3~4回測定を行っていたと思います。
    「ここでD50の性能がでているから、次の行程に行ってよし」のような。

    できあがってからは、夜中の12時に測定もしてくれました。そのあと東京に帰らなきゃいけないのに・・・。まさか夜中の静かな時間に測定不能となるとは思いませんでしたが。

    また、防音室の入り口の角、床を壁から浮かさなかったところを見つけて、職人さんに工事をやり直してくれと依頼していただきました。施主の僕よりも見る目が厳しく、妥協がないと感じました。
    トイレの位置は最初からスタジオのそばと決めていたのですが、 トイレのドアを防音ドアにしたのは環境スペースさんのアドバイスです、トイレの位置からして、トイレの窓から音が漏れるんじゃないかと。

    防音効果はもちろん、トイレを防音ドアにしたら、トイレの音が全くリビングに聞こえないんです。思わぬ収穫でした。(笑)
    -音のプロの集団

    音響に対してはプロですから、まるっと任せていました。すごく頼もしかったです。壁はこれにしたらいいです、ドアはこうしたらいいです、など本当にいくつもの施工を担当してきた感じがあって。信用できました。プロのポリシーや心構えが伝わってきました。

    また、防音室工事に入ってくれた、電気屋さん、大工さん、内装屋さん、それぞれの職人さんが皆、音を止めることを前提に施工してくれたというのが印象です。

    例えばエアコンの穴など、隙間をきっちりと埋めて穴を必要最小限にしてくれたり、コンセントのボックスは鉛が入った防音専用のものを用意してくれたりと、細やかなところで防音対策をしっかりしてくれました。さすがはプロだなあと。

    それに、木造で防音をやるというのは無謀だったかもしれませんが、しっかりと効果を出していただけました。
  • ギターもかき鳴らしています

    -「木造で防音が無謀」とはどういうことでしょうか。

    おもな建築の材料には鉄筋コンクリートや鋼鉄、木造があります。木造はその中でも外壁が薄い。

    防音は質量と空気の層で止めるので質量のない木造はもともと音を止めにくい。

    木造でもここまで完璧な防音をしてくれ本当にすごいです。
  • ー最後に環境スペースへ一言お願いします。

    このたびの防音室、とても感激し感謝しています。僕の隠れ家を作ってくれた。
    たたいているときは喜びを実感できる。今後はバンドの友だちを呼んでセッションなんかもやりたいですね。
    今後も良い防音室を作って下さい。
    お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。