コミュニティFM放送局の移転工事を実施
ナナコライブリーエフエム様は2021年6月にお問い合わせいただき、10月にご契約いただきました。

2021年11月4日に着工し、12月25日に完工。

埼玉県志木市からの移転工事となりました。

当日は株式会社リゾン取締役兼、ナナコライブリーエフエム放送局長の丸尾様にご対応いただきました。

“ふるさとまちづくり企業“としてラジオ局を引き継ぐ
ナナコライブリーエフエムは受信地域である朝霞市・志木市・和光市・新座市に暮らす人々が主役となる情報をラジオ局で放送しながら、まちづくりを推進しております。
また、行政とも連携をし、防災情報の伝達やエリアの魅力紹介などを行っております。
旧すまいるエフエム（2007年4月開局）を前身に、2018年1月よりクローバーメディア様運営の「クローバーラジオ」に変更。
2020年9月末、放送権譲渡によって弊社が引き継ぎ、ナナコライブリーエフエムが開局しました。

開局に伴い、当時は埼玉県志木市にあった放送局を本社に近い朝霞市に移転することになったのです。

電車の走行音が入らないように防音工事を実施
朝霞市の移転先は弊社の旧本社ビルです。

旧本社ビルの目前にはJR武蔵野線の高架があり、電車の走行音が目立ちます。

ラジオ放送を行うにあたり、騒音が入ることだけは絶対に避けなければなりません。

防音工事が可能な会社を検索し、環境スペースを含む数社に問い合わせしました。

依頼の決め手はウェブサイト掲載の実績
数社に相談しましたが、具体的に話を進めたのは環境スペースの1社だけです。

ウェブサイトに掲載している実績が決め手でした。

環境スペースのEBISUTAにも伺い、防音体験も実施。

これまでスタジオなどを手掛けたことに確信し、契約を決めました。

各担当者の対応によって、最後まで信頼して任せられました。
建物内は生放送用と収録用の2つのスタジオに区分されます。

万が一、片方のスタジオが異常で使えなくなっても、もう片方のスタジオを使用できるようにするためでもあります。

レイアウトのイメージを弊社でつくり、最終的には環境スペースに提案いただきました。

最後まで本当に遮音されるのかわからないのが防音工事ですが、環境スペースは音圧測定を綿密に行っていたこと、担当者の説明に安心感があったことから、心配なく任せることができました。

納期までに無事に完成！申し分ない遮音性能
年内までの完成を目指し、2021年11月4日に工事が始まりました。

ビル自体の年数が経っているため、電気回路などの細かい箇所は骨が折れましたが、異常もなく順調に進みました。

もちろんラジオ放送局など人生で一度もつくった経験はありません。

立ち上げメンバーと相談し、試行錯誤しながら開局に向けて準備しました。

12月下旬までになんとか間に合わせていただき、12月20日に移転後初の放送を実施。

外からの騒音が入らないことに胸を撫で下ろしました。

音質・居住性に嬉しい言葉も！「音のプロ」に依頼して本当によかった！
移転から約1年たった今、リスナーから音質の良さを褒められたこともあります。
放送局の運営者にとってこれほど嬉しいことはありません。
防音だけではなく音響面も考慮していただいたからこそ、機材も活きるのだと思います。
ラジオパーソナリティやゲスト、他放送局の方々からもありがたいことに「居心地がとても良い」という言葉をいただきます。

高架からの防音を突き詰めた副産物でしたが、音響や居住性の良さもナナコライブリーエフエムの魅力の1つです。

素晴らしい放送局をつくっていただき大変満足しております。

「地域の永続繁栄」と「地域のときめき」のためのFMとして邁進
これまで市長や地域の皆様にゲスト出演していただきました。
番組内容も開局当時からさらに充実しています。
活動の幅は放送だけに留まらず、学生の職業見学や地域イベントによって、1人でも多くの方にナナコライブリーエフエムを知っていただけるようなリアルイベントも開催しました。
またエンターテイメントだけでなく防災・防犯の面においても、一手を担います。防災面では朝霞市・志木市・新座市・和光市と「災害時緊急放送に関する協定」を締結しております。
防犯面では朝霞警察・新座警察と協定を締結し、ご出演もいただきました。
今後も地域に根ざしながら活性化を推進し、魅力発信とともに皆様の暮らしの安心・安全に取り組んで参ります。
※取材＆記事作成：川名