音楽ホール建築と同時に、防音工事を実施
鈴木様は2021年12月にお問い合わせいただき、2022年5月にご契約いただきました。

2022年9月30日に着工し、12月25日にお引き渡し。

音楽ホール建築は地元の建築会社様が施工し、弊社では25.0畳の練習室と4.1畳の練習室2部屋の防音工事を行いました。

防音工事は約2,000万円でご契約。

技術営業は小野口が担当させていただきました。

自身の夢を語り続けた結果、建築を提案される
音楽ホールをつくることは高校時代からの夢でした。
当時から家族や友人に夢を語り、卒業後も周囲に語り続けていていました。

土地を購入した理由も「いつかここに音楽ホールを建てるんだ！」という信念からです。
当時はピアノ教室や近隣住民に、駐車場として貸し出していました。

ピアノ教室の開業から約3年がたった2021年の秋、土地の運営にあたり銀行側から「音楽ホールをつくりませんか？」とご提案をいただいたのです。

まだ先だと考えていた「夢の実現」の提案を受けて戸惑いましたが、周りの応援もあり建築を決意したのです。

防音と音響を第一に！有力な施工会社に数社相談
夢の音楽ホールをつくるからには、防音と音響を第一にこだわりたい。

しかし水戸界隈では有力な施工会社が見つかりません。

音響にもこだわっている会社はどこかネットで調べた結果、環境スペースが出てきたのです。

ウェブサイトに興味を持ち、電話問い合わせ後、担当の小野口さんがすぐに資料を送ってくださいました。

エビスタのピアノを弾いたときに「ビビっと」きた感動が忘れられない
資料請求の翌週である、12月中旬あたりにエビスタへ伺いました。
スタジオにあるスタインウェイのグランドピアノを弾いた瞬間、あまりの感動に「この会社にしよう！」と、ビビッと来ました。
私は伴奏ピアニストの仕事もしており、これまで様々なホールで演奏をしています。音響面を良くするためには「会場が広さ」や「天井高」など、一定条件が必要です。しかしエビスタは広さや高さを確保せずとも、とても心地良い音響を味わうことができました。
環境スペース以外にも数社相談しましたが、「弾いた瞬間の感動」と「小野口さんの人柄」が忘れられず、この会社なら夢は実現する！と確信し、依頼を決めました。

生徒も親御さんも一緒に見守ってくださいました
建築工事は2022年8月に開始しました。
工事現場の道路を挟んだ、自宅の居室で音楽教室を行っていたため、生徒と親御さんと一緒に建築が進む光景を楽しんでいました。
建築中は不思議なことに、自分のホールという実感がありません。
確実に夢に向かっているはずなのに、まるで他人の家を見ているかのようです。
そのような中、親御さんが「子どもからの夢を思い続け、がんばっている大人が身近にいるって幸せですね！」と言ってくださったことが大変うれしくて、確かに前に進んでいることを実感しました。

15年越しの夢が現実に
音楽ホール建築は、たくさんの親御さんに理解していただいました。

優しい言葉をかけてくださったり、差し入れをいただいたり、
「決して自分ひとりで夢を実現していない」という、ありがたみが湧きました。

周りの大切な方々に支えられて、2022年12月末に完工。

15年以上描き続けた、夢の音楽ホールが完成しました！

「夢は一人では叶わない」支えてくれる人がいて実現する
完成の後、年末年始は一人でたくさん演奏しました。
弾いた瞬間、理想を上回る完成度に「えらいものを作ってしまった！」と感じました（笑）
本当に100%以上満足しています！
また、「この響きを自分だけ味わうのはもったいない。だれかにつかってほしい！」と強く感じました。
年始からほどなく、2月26日にこけら落としを開催。
こけら落としの翌週に、ピアノ教室の生徒へのお披露目会を開催したところ、生徒ほぼ全員が参加してくれました。
音楽ホールの建築は、私一人ではどうにもならなかったと思います。
本当に多くの方に応援していただきました。

来てくださる方にとっての「はじめの一歩」に
「ミュージックプレイスいっぽ」は気軽に来れて、どなたでも音楽を楽しめる場です。
私が描いた夢の一歩であり、大好きな曲「はじめの一歩」から命名しました。
当ホールに来てくれる方にとって、今後の人生の「なにか」のきっかけになれば幸いです。
夢が叶ったからといって現状に満足せずに、音楽ホールが皆さんに活用されるように責任をもって運営して参ります。

※取材＆記事作成：川名
「周りに感謝」と終始おっしゃっていた、鈴木様の笑顔に感動しました。
今後のますますのご発展をお祈りいたします。