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ポスプロ/ レコーディングSTUDIOの防音工事

ポストプロダクションやレコーディングスタジオの防音設計では、精密な音響環境の構築が不可欠です。外部からの騒音や振動を遮断するために、壁・床・天井に対して高い遮音・防振性能を持つ構造が求められます。また、室内の音響設計では、録音や編集作業に最適な残響時間や音の拡散性を確保することが重要です。これにより、クリアでバランスの取れた音場が実現され、プロフェッショナルな制作環境が整います。
ポスプロ/ レコーディングSTUDIOの防音工事

ポスプロ/ レコーディングSTUDIOの施工のポイント

・外に漏れる音、振動が気にならないこと

・外部からの騒音や設備騒音が少なく静かであること

解決策

・室内が響きすぎたり音質を悪くする反射音が無いこと

解決策

1.遮音性能(D値)と室内騒音基準(NC値)

遮音・防振設計
IIMAGICA

ポストプロダクションやレコーディングスタジオの設計施工では、遮音性能(D値)と室内騒音基準(NC値)の両面から高水準の音響環境を実現することが求められます。遮音性能は、外部騒音の遮断と内部音の漏洩防止を目的とし、D-65以上の等級が推奨されます 。また、室内の静けさを示すNC値は、録音スタジオではNC-15〜20が理想とされ、空調設備の消音対策が重要です 。さらに、室内音響設計では、定在波や固有振動の抑制、適切な残響時間の設定が必要です。これらの要素を総合的に計画・施工することで、精密な音響制作が可能なスタジオ空間が実現します。

ポスプロ/ レコーディングSTUDIOの
音響設計を可視化する

私たちは、空間における音の振る舞いを“見える化”する先進の音響シミュレーション技術を導入し、設計段階から音響品質の高い空間づくりに取り組んでいます。低中〜高周波数帯までをカバーするハイブリッドな解析手法により、実測に近い精度で音響特性を予測。設計意図の検証や最適化を、視覚的・定量的に行うことができます。

遮音・防振設計

幾何音響学について

音を「光のように」捉え、反射や拡散などの経路をシミュレーションする解析手法です。高周波帯域の音の伝播を効率よく計算し、コンサートホールや講堂など大規模空間での響きの最適化に活用されます。

波動ベースFEMについて

波としての音の性質を解析する手法で、干渉や回折など複雑な現象を忠実に再現。スタジオや収録室など、精密な音響制御が求められる空間で力を発揮します。

建築物の遮音性能基準と設計指針

遮音等級 D-65 D-60 D-55 D-50 D-45 D-40 D-35 D-30 D-25 D-20 D-15
音の聞こえ方 通常では
聞こえない
ほとんど
聞こえない
かすかに
聞こえる
小さく
聞こえる
かなり
聞こえる
曲が
ハッキリ
分かる
よく
聞こえる
大変良く
聞こえる
うるさい かなり
うるさい
大変
うるさい

※↑の表は横スクロールできます。 ※日本建築学会より

用途別室内騒音の許容値

dBA 20 25 30 35 40 45 50 55 60
NC~NR 10-15 15-20 20-25 25-30 30-35 35-40 40-45 45-50 50-55
うるささ

無音感

  非常に静か   特に気に
ならない
  騒音を
感じる
騒音を無視
できない
会話・電話への
影響
    5m離れてささやき声が聞こえる   10m離れて会話可能電話は支障なし   普通会話(3m以内)電話は可能 大声会話(3m)電話やや困難
スタジオ

無響室

アナウンス
スタジオ

ラジオ
スタジオ

テレビ
スタジオ

主調整室

一般事務室      
集会・ホール  

音楽堂

劇場(中)

舞台劇場

映画館

プラネタリウム

ホールロビー    
病院   聴力検査室

特別病室

手術室・病室

診療室

検査室

待合室    
ホテル・住宅      

書斎

寝室・客室

宴会場

ロビー    
一般事務室       重役室

大会議室

応接室

小会議室

一般事務室

タイプ

計算機室

公共建物      

公会堂

美術館

博物館

図書閲覧 公会堂

兼体育館

屋外スポーツ施設(拡)
学校・教会      

音楽教会

講堂

礼拝堂

研究室 普通教室 廊下  
商業建物        

音楽喫茶店

宝石店

書籍店

美術品店

銀行

レストラン

一般商店

食堂
 

※↑の表は横スクロールできます。

遮音・防振構造概念図

遮音・防震構造構造図

ポストプロダクションやレコーディングスタジオの設計施工においては、音響性能の確保が極めて重要です。特に、壁や天井を通じて伝わる固体伝播音(構造伝播音)を防ぐためには、浮遮音構造の採用が不可欠です。この構造により、壁や天井に入射した音が物体内を伝搬し、隣室に放射されるのを防ぎます。また、地下室などの立地であっても、壁の遮音層を省略することは避けるべきです。遮音性能は、D値(空気伝播音)やL値(床衝撃音)で評価され、スタジオの用途や周囲の環境に応じて適切な目標値を設定することが求められます。さらに、室内の音響設計では、フラッターエコーや定在波の防止、適切な残響時間の設定、外部からの騒音や振動の遮断など、多岐にわたる要素を総合的に考慮する必要があります。これらの要素を専門的な知識と経験を持つ設計者が関与することで、音響障害のない高品質なスタジオ環境を構築することが可能です。

2.室内音響設計

(1)室内の響き(残響時間)

響きは、音楽、会話に豊かさや暖かみを与えますが、響きすぎると室内の騒々しさやレッスンの会話に支障があります。鏡面が全面反射性になってしまうため、室内の残響時間は、できるだけ短いほうが良いと思われます。また、当社の吊下げ式音響調整パネルKSApanelを使えば、自らお好みの響きに調整できます。現在、響きすぎて困っている場合や、拡声器を使いレッスンすると、ハウリングでスピーカの音量が上げられず困っている場合も現状の仕上げをいじらずに音響調整ができます。

KSApanel

(2)音響障害の防止

ポストプロダクションやレコーディングスタジオの設計施工において、音響障害の防止は高品質な音響環境を実現するために不可欠です。特に注意すべき点は以下の通りです。

  • フラッターエコーと定在波の対策
    平行な壁面や天井・床の構造は、フラッターエコーや定在波といった音響障害を引き起こす原因となります。これらを防ぐためには、部屋の形状を不整形に設計し、吸音材や拡散体を適切に配置することが重要です。
  • 適切な残響時間の設定
    録音や編集作業においては、残響時間が音の明瞭性に大きく影響します。室内の用途や音楽ジャンルに応じて、最適な残響時間を設定し、吸音材や反射材をバランスよく配置することで、クリアな音響環境を実現できます。
  • 遮音性能と防振構造の確保
    外部からの騒音や振動を遮断するために、壁・床・天井に高い遮音性能を持たせるとともに、防振構造を採用することが求められます。これにより、外部の影響を受けず、内部の音が外部に漏れることも防げます。

これらの要素を総合的に考慮し、専門的な知識と経験を持つ設計者が関与することで、音響障害のない高品質なスタジオ環境を構築することが可能です。

平行する大きな反射面の対策

拡散処理(形状変形) 部屋の形状を変形する拡散体を取り付ける
吸音処理 内装仕上げを吸音構造にする吸音パネルを取り付ける
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