soundAdmin | 防音室・防音工事は環境スペースにお任せ|サウンドゾーン - Part 5

防音工事、防音室、騒音対策のことなら

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2023年8月30日、恵比寿の音楽スタジオ「EBISUTA」にて、**浦和のピアノ教室「romi music」**主宰・西村浩美先生による「音楽を楽しむ会」が開催されました!




初心者の方でも楽しく学べる“音楽の入り口”として、和やかで学びのあるレッスンが展開されました♪








◆ 響きが“自分に返ってくる”心地よさ。EBISUTAでの音響体験




浩美先生はEBISUTAでの演奏体験についてこう語ってくださいました:




「広すぎない空間だからこそ、自分の音がダイレクトに返ってくる感覚があって、とても心地よい響きでした。」




まるでプライベートホールのような音響空間。演奏する楽しさがさらに深まる環境に、生徒さんたちも自然と笑顔に。








◆ 名曲で彩られたレッスンタイム




この日のプログラムでは、誰もが一度は耳にしたことのある名曲を題材に、リズムや音色の表現について楽しく学びました。




🎵 久石譲「海の見える街」
🎵 リチャード・クレイダーマン「渚のアデリーヌ」
🎵 オリジナル楽曲「Tears」「アンタレ」 など




生徒さんの中には今回が“ピアノデビュー”という方も!
浩美先生の温かく分かりやすい指導により、「音楽ってこんなに自由でいいんだ」と、楽しさを体いっぱいで感じていました。








◆ 音楽は“音”を“楽しむ”こと




先生が大切にしているのは、「正しく弾くこと」よりも「音を楽しむこと」。
ワルツや4拍子、スタッカートやハーモニーの違いを体験しながら、それぞれが自分の中から湧き上がるリズムや感情を大切に表現していく指導が印象的でした。




「楽譜にしばられすぎず、音楽の“余白”も楽しんでほしい。」
「うまく弾くより、楽しく弾けた!と感じてくれるのが一番嬉しいです。」




そんな言葉に、生徒さんたちの目もキラキラ輝いていました。








◆ 小さなお子さまたちの未来のステージへ




今後は3歳の双子ちゃんなど、小さなお子さまも参加予定の「音楽を楽しむ会」。
リズム遊びやパーカッション、作曲ごっこなど、年齢や経験にとらわれず「音で遊び、表現する」ことを通して、音楽の世界を広げていく予定です。








◆ 会場:EBISUTA(恵比寿)




本イベントが行われたEBISUTAは、環境スペース株式会社が手がける音楽スタジオ。
“ピアノの王様”スタインウェイを常設し、防音・音響設計はまさにコンサートホールクラス。演奏会から配信、リハーサルまで多目的に対応できる空間です。








初心者もベテランも、年齢も関係なく、音を楽しむ気持ちがあれば誰でも音楽の主人公。
そんな想いが詰まったレッスンイベントでした。




今後の開催も楽しみですね!ぜひ動画でもその雰囲気をご覧ください♪






📅 開催日:2023年7月17日
📍 会場:EBISUTA(恵比寿)




恵比寿の音楽スタジオ「EBISUTA」にて、EBISU MUSIC CLASS 第2回発表会が開催されました!
今回はピアノとヴァイオリンを学ぶ小学生6名による、あたたかで和やかな発表の場となりました。








◆ 子どもたちの音楽がスタジオいっぱいに




会場には、生徒たちの真剣な眼差しと緊張感、そして音楽を楽しむ純粋な気持ちが満ちていました。
スタインウェイの音色とヴァイオリンの響きが重なり合い、EBISUTAの空間を美しく彩りました。








◆ 指導者インタビュー:中野先生の言葉より




Q. EBISUTAでの演奏、普段と何か違いを感じられましたか?
「普段はあまりよいとは言えない環境でレッスンをしているのですが、今日はサロンのような素敵な空間で、のびのびと演奏できていたと思います。本番の場として、非常に良い経験になりました。」




Q. 先生ご自身の演奏については?
「防音室では音がこもってしまうことがあるのですが、EBISUTAは小さな音でも後ろまできれいに届く。ホールのような響きが感じられて、とても気持ちよく演奏できました。」








◆ 発表会の最後には…感動のサプライズ演奏も!




発表会のラストには、中野先生による**ショパン『革命のエチュード』**の演奏も披露され、観客から大きな拍手が送られました。
子どもたちの目が先生の演奏に釘付けになっていたのが印象的です。








◆ みんなの笑顔が輝いた一日




終演後には、生徒・保護者・先生方のあたたかい笑顔が広がるインタビュータイムも。
最後は全員で記念写真を撮影し、楽しい一日が幕を閉じました。








◆ 会場「EBISUTA」について




EBISUTAは、環境スペース株式会社が運営する音楽スタジオ。
スタインウェイ&サンズのグランドピアノを常設し、優れた防音・音響設計により、“聴かせる”だけでなく“感じさせる”音空間を実現しています。




発表会やリサイタル、録音や配信にも最適な空間です。








次回の発表会も、またこの素敵な空間で行われることを楽しみにしています!
子どもたちの未来につながる、かけがえのない一日でした。






📅 開催日:2023年6月11日
📍 会場:音楽スタジオ EBISUTA(恵比寿)




“ピアノの王様”スタインウェイが常設されている音楽スタジオ「EBISUTA」にて、ソプラノ歌手・及川響子さん主催の発表会が行われました。
声楽、ピアノ、ヴァイオリン、それぞれの響きが美しく溶け合う、あたたかく和やかなひとときとなりました。








◆ プログラムより抜粋




🎵 及川響子
G.プッチーニ:オペラ《ジャンニ・スキッキ》より「私のお父さん」
──透明感のある美しいソプラノがEBISUTAに響き渡り、まさにホールのような贅沢な空間を体感。




🎵 平野真奈
山田耕筰 作曲・自身編曲「赤とんぼ」
──やさしいタッチと現代的なアレンジで、日本の名曲が新たな息吹をまとって披露されました。




🎵 小学1年生の演奏者
W.A.モーツァルト:メヌエット K.6
──緊張しながらも一生懸命に奏でられたピアノの音に、客席から温かな拍手が送られました。








◆ 主催・及川響子さんインタビュー




「ホームページを見て、響きの良さに惹かれて見学に来たのがきっかけです。
スタッフの方の丁寧なご案内にも感動し、“ここしかない”と思って会場を決めました。」




「小さな空間だと響きづらい場所も多いのですが、EBISUTAでは無理なく自然に声が響き、自分の中でもその実感があります。とても歌いやすく、素晴らしいスタジオです。」




「参加者からも“デザインが素敵”“ピアノがとても良かった”との声が多く、皆さんにぜひおすすめしたい会場です。今後はレコーディングでも利用したいです!」








◆ 会場:EBISUTA(エビスタ)




EBISUTAは、環境スペース株式会社が運営する防音・音響設計にこだわった本格派音楽スタジオ。
恵比寿駅から徒歩圏内の好立地にあり、スタインウェイ&サンズのグランドピアノを常設。
コンサート、発表会、レコーディング、ライブ配信など幅広い音楽活動に対応可能です。








音楽を愛するすべての人に寄り添う空間「EBISUTA」。
今回の発表会では、その音響の魅力が存分に活かされ、演奏者にも観客にも忘れられない一日となりました。

施工実績 『防音工事の驚くべき効果』紹介動画を公開しました。
 
ナナコライブリーエフエムは、埼玉県の朝霞市、志木市、和光市、新座市に住んでいる人たちをメインにした情報をラジオでお届けしています。
放送局が朝霞市に移転する際、環境スペースが防音工事を行いました。

クオリティの高い音声を提供することができ、できあがった放送局は高い評価を得ています。

JR線の高架横という立地でラジオ放送局をつくるには防音の設計が必須ですが、防音だけではなく音響もデザインされています。どのような効果があったのでしょうか。是非ご視聴ください。

ナナコライブリーFM様ホームページ >

ナナコライブリーFM様お客様の声 >


 
部屋の大きさや形状による音響特性と、音の周波数を整えること、それが音響設計。
ここに、デザイン性と最適な遮音・防音を合わせた最強の「音空間」を提案できるのが環境スペース株式会社。
 

環境スペース株式会社が運営するハイエンド音響空間。恵比寿ガーデンプレイスに隣接する好立地も魅力。常設のスタンウェイグランドピアノを含め楽器や音声が、整えられた波長で聴こえる。小さな音楽会やLIVE、緊張感のあるリハーサル、演奏の録音、集中できる会議やセミナー(小さな声も明瞭音となる)の開催などご活用いただいています。
また、様々な音響レゾネーター、併設された完璧な防音ルームの体験もでき、ショールームとしてもご案内いたします。

施工実績 『究極の音楽ホールができるまで』紹介動画を公開しました。
 
弊社の代表的な施工事例、【Felice 音楽ホール】の秘密をわかりやすく解説します。

■どんな音楽ホールにしたいか?
『ベーゼンドルファのフルサイズグランドピアノが最高に良い音で聴こえる音楽ホールをつくる!』
『ピアノの本物の音をしっかり聴くことのできるホールにしたいというイメージがありました。』
『音楽家の理想を追求したアコースティック音響空間。究極の音響のためには、至るところに様々な仕掛けが必要でした。』

■どうやってつくる?
音の波長を整えること ー これが、音響設計です。
吸収する音の量と音の波長の方向(反射音含めて)を設計します。

 

詳しくは、動画をご覧ください!

他のFelice音楽ホールについての記事はこちら
Felice音楽ホール施工事例 >

Felice音楽ホールお客様の声 >

特集 【Felice音楽ホール】 雑誌掲載の内容を公開中 >




 
部屋の大きさや形状による音響特性と、音の周波数を整えること、それが音響設計。
ここに、デザイン性と最適な遮音・防音を合わせた最強の「音空間」を提案できるのが環境スペース株式会社。
 

環境スペース株式会社が運営するハイエンド音響空間。恵比寿ガーデンプレイスに隣接する好立地も魅力。常設のスタンウェイグランドピアノを含め楽器や音声が、整えられた波長で聴こえる。小さな音楽会やLIVE、緊張感のあるリハーサル、演奏の録音、集中できる会議やセミナー(小さな声も明瞭音となる)の開催などご活用いただいています。
また、様々な音響レゾネーター、併設された完璧な防音ルームの体験もでき、ショールームとしてもご案内いたします。

renovation

お客様と会話をする際に、防音工事を行った背景を必ずお聞きします。

やはり何かしら悩みがあってご依頼された方がほとんどです。

防音工事を実施する前の悩みや失敗例、反省例も掘り下げていきます。

音漏れの懸念が払拭されるだけで、生活の室は飛躍的に向上する

気持ちよく演奏をしたいのに、近隣への音漏れは最も懸念すべき点だと思います。

音漏れの有無にかかわらず「聞こえているかも?」という感覚がある時点で、気持ちよく演奏できませんよね。

その「聞こえているかも」の状態が長続きすると、気疲れしてしまいます。

仮に近隣への音漏れがなかったとしても、同じ屋根の下に暮らす家族からの苦情で、肩身が狭い思いをした方もいらっしゃると思います。

レコーディング配信をされている方は、外からの音家族の声で、撮り直しを余儀なくされた経験があるのではないでしょうか?

逆に自分の何気ない行動が、家族が行っている録画オンライン会議を遮っているかもしれません。

「音の問題」とは敏感で、誰もが直面する可能性を持っているともいえるのです。

「もし、室内の音が外に漏れなかったら…。外からの音が入らなかったら…。」といった問題が払拭されたことを想像してみてください。

様々な心配の種やストレスから解放されることでしょう。

誤った対策が音場空間や健康に悪影響を及ぼす場合も

生活音ならまだしも、演奏による音漏れ対策を練っている方も多いと思います。

近隣や家庭内への音漏れを意識し、通販などで簡易的に対策を取られる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

予算を過度に抑えてしまった場合、対策によっては不具合が生じてしまいます。

吸音材や吸音素材を部屋中に貼り付ける

吸音材吸音素材を部屋中に貼り付ける防音対策があります。

遮音はなんとか対策できましたが、吸音しすぎて音がデッドになってしまい、練習をしても本番のスタジオと程遠いつくりになってしまう。

練習と本番の環境にギャップがあると、本番当日の演奏をする瞬間まで不安ですよね。

上達しているのか上達していないのかの指標が分かりづらくなってしまいます。

プロの音楽家を目指す上で、幼少期から良い音にふれる重要性を、複数の音楽家からお伺いしたことがあります。

それほど生の音は大切だということでしょう。

ヘッドフォンで体調不良も…。

ヘッドフォンで練習をされる方も多いと思います。

安価ですぐに実践できるため便利です。

しかしヘッドフォンで演奏すると、音がキレイに聞こえすぎてしまうなどのお声もいただきます。

健康面ではピアノを長時間、演奏すると頭痛がしてしまう方や、音楽制作をしている主人の耳が遠くなったなど、ゾッとするお話もお聞きします。

音楽の上達だけではなく、健康面でも悪影響が発生することも考えられるのです。

周りに気兼ねなく演奏できる環境はとても幸せ

健康への被害や音場環境に頭を抱えていたお客様も、防音工事によってストレスが段違いに軽減された感想を多数いただいております。

エレキギター・DAW・配信スタジオ(井上様)

Guitar

https://www.soundzone.jp/voice/13389/

自宅に防音室があると、一緒に住む家族も快適です(奥様)

よく友人を自宅に招くのですが、どんなに話が盛り上がっても、主人のいる防音室には響きません。

逆に防音室からの音がこちらに響くこともありません。

とても快適です。

最近ではリモートワークが増えて、家庭内ストレスが増える事例もありますが、ウチにその心配はありません。

仕事部屋が防音室になっただけでも快適なので、ぜひお悩みの方にオススメしたいですね。

DTMスタジオ(T様)

dtm

https://www.soundzone.jp/voice/13525/

自身で感じたストレスだけではなく、妻からの客観的な意見もありました。

耳への負担が大きすぎて、ある日、テレビの音が大きくなったことを指摘されました。

活動を長く続けるためにも、健康は必須です。

このままではいけない!と痛感し、本格的に防音室をつくることを考えました。

ピアノ室(辻本様)

piano

https://www.soundzone.jp/voice/13196/

自宅でアップライトピアノを28年間使い続けてきました。

当時はリビングにピアノを設置し、消音機を取り付け、ヘッドフォンを着用して弾いていました。

しかし鍵盤を叩くカタカタ音が、どうしても家族に聞こえてしまいます。

なにかと気遣ってくれましたが、悪気を感じながら弾いていました。

また騒音だけでなく、ヘッドフォン付きで3時間ばかり弾いていると、めまいを起こすようになりました。

体調にも悪影響が出始めたとき、防音室を考えるようになったのです。

もし皆さまが行おうとしていた防音対策が音響や健康に悪影響を及ぼすものではなかったでしょうか?

音楽活動を長く行うためにも、特に健康にはお気をつけていただければと心から思います。

renovation

「住んでいる家の一部屋を防音工事をしたい」と考えたとき、予算は問題なくとも、住みながらの工事だと生活に支障をきたしてしまうのでは?と心配される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は住みながらの工事のメリット・デメリットについてご説明します。

実際に住みながらの工事を体験されたお客様の例も含めて解説していきます。

基本的に、住みながらの工事は生活に問題ない

ご相談から要望整理をさせていただき、ご契約後に防音工事が進みます。

【防音室の行程】防音室が完成するまでの、一連の流れを解説

よくヒアリングをさせていただき、以下の要素を鑑みた上で、工事の進め方が決まります。

  • ・戸建てorマンション
  • ・お客様のライフスタイル
  • ・工事区画と生活区画
  • ・建物の構造など

内容によっては一時引っ越しを薦める場合があります。

一概に支障が全くないと言いきれませんが、基本的には住みながら工事は可能です。

少し不安…と思う方は、弊社までお気軽にご相談ください。

騒音対策や養生を確実に実施

住みながらの工事は可能といえど、音がどうしても発生してしまう工事もあります。

建物の躯体をさわる工事解体作業です。



両工事とも通常は短期間で終わりますが、やはり発生する音量に驚く方もいらっしゃいます。

音がどうしても発生してしまう工事の前に、お客様や近隣の方々へご連絡をいたしますのでご安心ください。

また、建材を切断する際に、粉塵が発生する工事もあります。

躯体や解体工事ほど大きな音は出ないものの、粉塵が舞ってしまう作業です。



お客様の生活区画まで影響が出ないように養生などの対策を徹底して行います。

このように防音工事中にも「どうしても発生してしまう…」といった作業が発生することを念頭に置いていただければ幸いです。

環境スペースは円滑に生活ができるように、十分に配慮して工事を進めます

住みながらの工事に承諾いただいたお客様をご紹介します。

■フルート・ドラム室(伊藤様)

Drums

https://www.soundzone.jp/voice/13622/

着工するとキレイに養生していただきました。

粉塵は発生しましたが、極力、生活に支障がでないように大工さんが配慮をしてくれました。

着々と工事が進み、部屋が様変わりしていくのは心嬉しい。

大工さんから構造をよく勉強させていただき、約1ヶ月の工期も楽しく過ごしました。

住みながらの工事にかかわらず、騒音に不快感はありません。

トロンボーン室(青木様)

trombone

https://www.soundzone.jp/voice/13458/

思った以上に生活に支障が出なかったです。

工事中の音も子供が起きないくらいだったので、とても感謝しています。

予定より早く終わらせてくれたのも、ありがたかったです。

ピアノ室(矢上様)

piano

https://www.soundzone.jp/voice/13445/

防音工事は2階に住みながら進みました。

部屋を崩す日だけ目立つ音がありましたが、その日以外は特に大きな音がありません。

同時期に屋根のリフォームもしましたが、他業者さんとも連携していただき、近隣の苦情もありませんでした。

住みながらの工事に不安を感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。

環境スペースはお客様のライフスタイルに合わせたご提案をさせていただきます。

マンション防音

golf

コロナ禍になり、今やゴルフはブームを巻き起こしています。

人里離れた大自然の中で、密にならずにできる楽しみとして、多くの人に支持されています。

しかしゴルフをプレーとなると、朝早くから起きなければならなかったり、車を運転して遠方までいく必要があったり、終わって自宅に戻る頃にはもうクタクタ…。

気づけば貴重な休日を、一日丸ごと使ってしまうこともあります。

アウトドアでも効率が求められる時代で、今密かに自宅にゴルフ室を作ることがトレンドになりつつあります。

「え、自宅にゴルフ室を作れるの?」と驚く方も多いですが、しっかりとした防音対策や施工を施し、シミュレーターを設置すれば、実は自宅にゴルフ部屋を作ることは可能です。

「費用が高そう」、「サイズ的にうちの家では難しそう」と思う方もいるかもしれませんが、ご安心ください。

あらかじめ情報収集をしたり、工事のプロフェッショナルに相談をすることで、実現できるかもしれません。

今回は「自宅でゴルフプレーを楽しみたい」、「家にいながら思い切りゴルフ練習がしたい」という方に役立つ情報をご紹介したいと思います。

機材があれば自宅がゴルフ場!家にいながらプレーできる恩恵とは?

家にいながらゴルフができると言われると驚く方も多いですが、ここ1〜2年で自宅にゴルフ部屋を設置する人が増加しています。

ゴルフブームも大きな理由ですが、それだけではありません。

コロナ禍でライフスタイルが大きく変化したことで、自宅にゴルフ部屋を作ることを決めた人も多くいます。

ここでは「自宅のゴルフ部屋」が人気な理由を、いくつか紹介したいと思います。

いつでも自宅でゴルフ練習ができる

ゴルフ練習といえば、いわゆる「打ちっぱなし」のゴルフ練習場に行くことが一般的です。

しかしゴルフ練習場に行くのも、荷物が重く車で移動するのも大変です。

またお金が毎回かかり、徐々に費用も重なってきます。

誰でも「自宅にゴルフ練習場があったら…」と思ったことが、1度や2度はあるかもしれません。

自宅につくるゴルフ部屋は、わざわざ車を出して重い荷物を運ぶことなく、隣の部屋に行くだけで、いつでもゴルフの練習ができるのです。

ゴルフをしている人であれば、「少しでもスコアを伸ばしたい」、「周囲から『上手い!』と思われたい」必ずそう思うはずです。

自宅でたっぷり秘密の特訓をして、ゴルフ仲間との差を一気につけて、気持ちよくゴルフを楽しみましょう。

仲間や家族と自宅でゴルフパーティができる

飲食店やレジャー施設など、新型コロナウイルスの影響を受け、普段通りの営業ができない場所が増えました。

また大人数で楽しめるようなイベントが相次いで中止となり、ストレスを発散できる機会も減ってしまいました。

自宅のゴルフ室では、自分自身がゴルフラウンドを楽しめることはもちろん、複数人で集まってゴルフコンペをしたり、ゲームが可能です。

気心の知れた仲間とゴルフ大会をしたり、彼女や彼氏のカップル同士で、また家族で集まってゴルフをすることで、楽しい時間を過ごせます。

自宅にいながら体を動かしてリフレッシュできる

コロナ禍で気軽な外出や、体を動かす機会が減りました。

仕事でもリモートワークを取り入れる会社が増え、外に一歩も出ない日もあるかと思います。

外出できない日も、自宅にゴルフ練習場があれば体を動かすことができるので、心身ともにリフレッシュでき健康を保つことができます。

自宅のゴルフ部屋に必要となるもの

golf

自分の家でゴルフができると分かれば「さっそく家でゴルフの練習がしたい!」、「自宅でゴルフを楽しみたい!」、「家族や大切なパートナーと家でゴルフを楽しみたい」と思う人も多いはずです。

実際に家にゴルフルームを設置する場合、どのような環境やアイテムが必要になるのでしょうか。

ゴルフ室を設計、施工する際に、最低限必要なものを紹介します。

家の高さとスペース

自宅でゴルフをする場合に、最も大事なものがスペースです。

ゴルフクラブをスイングできる天井の高さがあるのか、またネットや人工芝を置くスペースがあるのかが重要になってきます。

一般的には最低以下のスペースがあれば、設計・施工ができると言われています。

防音室の必要スペース

  • ・高さ:2.85m以上
  • ・幅:3m以上
  • ・奥行き:5.5m以上

いかがでしょうか?実際にこのくらいの広さが無い方でも、すぐに諦めることはありません。

専門の施工会社に相談すれば、天井の高さの調節や、空間を有効活用できるアドバイスをいただけます。

家の中に作れなくても、庭や空きスペース、ガレージの中に工事をする

一度、自宅にゴルフ室の設置が可能か、気軽に相談してみるのが良いでしょう。

最低限必要な自宅ゴルフ用のアイテム類

ゴルフ室を作るには、スペースの他に様々な機材を設置する必要があります。

ゴルフクラブやボールは勿論ですが、その他にどういったアイテムが必要なのか、一つ一つ紹介をしていきます。

ゴルフネット

打ったボールを打ち当てるゴルフネットが必要です。

最近ではネットショップや通販サイトで購入することもできますが、ネットの貼り方が甘く、壁が破損したり、ゴルフシミュレーターとの相性が悪い場合もあります。

まずは防音工事や機器設置の専門家に相談をし、アドバイスを受けながら進めるのが良いでしょう。

ゴルフシミュレーター

シミュレーションゴルフの機器を使うことで、実際のゴルフコースさながらの体験を家でもできます。

最近のゴルフシミュレーターでは、全国の人気ゴルフコースが収録されており、ボタンひとつでお好きなゴルフ場を選ぶことができます。

特に有名なシミュレーションゴルフの機器は、SkyTrak(スカイトラック、GPRO社)やJoy Golf Smart+(ジョイゴルフスマート、ゴルフランド社)、またVISION(ヴィジョン、GOLFZON社)といったものがあります。

ゴルフシミュレーターもゴルフネットと同様に、自宅の空間や他の機材と組み合わせてマッチするものを選ぶ必要があります。

「なんとなく」で良さそうなものを買う前に、慎重に検討することをおすすめいたします。

室内用の人工芝

実際にボールを打つ際や、スイングする際には人工芝が必要です。

人工芝を設置することで、実際のゴルフ場さながらにゴルフをプレーすることができます。

また人工芝を設置するもうひとつの重要な理由は「ダフり対策」です。

思い切りゴルフクラブを床に打ちつけることで、部屋を傷つけてしまう恐れがあります。

床を打撃してしまうことで、下の部屋だけでなく、上下左右の部屋にも音が響いてしまう場合があります。

そのためマンションや戸建てでは、防音工事・防音対策をしっかりした上で、ゴルフ部屋を作ることは必須です。

ゴルフ映像用のプロジェクター

プロジェクタにより壁いっぱいにゴルフコースを映し出すことで、自宅にいながらゴルフコースを体験することができます。

ゴルフシミュレーターと連携することで、自分の好きなゴルフコースや練習したいコースが自由に選べます。

わざわざ車で遠出することなく、いつでも行きたいゴルフ場で思う存分ゴルフが楽しめます。

シミュレーターとプロジェクターの連携などが必要なので、専門家によく相談をして設置しましょう。

室内ゴルフを作るには、設計・施工会社に相談してみることが近道

golf

ここまで自宅でゴルフができる魅力や、必要なものについて紹介をしてきました。

「自宅にゴルフスペースを設置する魅力が分かった!」「早く自宅でゴルフの練習がしたい」と感じた場合、何から始めるのがベストなのでしょうか。

一生に一度の大きな買い物、絶対に失敗したくはありません。

ゴルフ室の設置の仕方については、やはり室内ゴルフ専門の設計・施工会社に相談してみることが確実です。

自宅に本格的なゴルフスペースを設置する場合に、多くの専門知識が必要です。

そもそも自宅が構造的にゴルフ室を設置できる家なのか、壁や床など外部への音漏れ(防音・騒音)対策は大丈夫か、またシミュレーターや人工芝、ネット、プロジェクターなど必要な機材を揃え、うまく連携させる必要があります。

室内ゴルフ専門の設計・施工業者に相談すれば、お客様に合ったゴルフ室をゼロからプランニングしてくれます。

golf

防音・騒音対策はもちろんのこと、お客様にとって最適なシミュレーターやゴルフネット、人工芝の設置などを総合的に考えることで、後悔しない室内ゴルフスペースを実現することが可能です。

環境スペース株式会社では「自宅でGOLF」という室内ゴルフ専門の設計・施工サービスを提供しております

ぜひ1度無料カウンセリングやお見積もりなど、お気軽にお問い合わせください。

コロナ禍であっても思い切り動ける空間として、また家族や仲間と存分に楽しめる場所として、ぜひ夢のゴルフ室作りに踏み出してみてはいかがでしょうか。

Vtuber

「音が漏れてしまうので、収録やライブ配信をおもいっきりできない」

「配信 防音対策 してライブ感を楽しみたい!」

「近所から苦情が来るのが怖い。時間を気にして、深夜の配信が控えめになってしまう」

Vtuberとして気兼ねなく活動したいのに、周囲に気を遣ってストレスになったりしていませんか?

今回の記事では、「Vtuberの方にオススメな配信 防音対策」について解説します。

こんなVtuberさんにオススメ

  • ・自宅でYoutubeや動画の撮影・収録をしたい人
  • ・夜遅い時間にゲーム実況やライブ配信をしたい人

この記事を読めば、「音が漏れて近所に迷惑がかかる」、「近所に気を遣ってしまい、夜中に動画収録やライブ配信・ゲーム実況ができない」といったお悩みの解決に結びつき、これまで以上に時間帯を気にせず、配信や撮影に集中して取り組むことができます。

Vtuberさんに最も効果的な対策は、部屋の防音室化

最も効果的な防音対策は、自宅に防音工事を施して専用の防音室を作ることです。

なぜなら、音漏れや音に伴う振動の対策といった防音対策だけでなく、より音質の良い環境を作ることができるからです。

防音室をつくるメリット

  • ・建物の躯体から防音室を浮かせて、振動を伝搬させないような構造に設計可能
  • ・音が抜ける場所(空調・照明・電源等)の抑制処理ができ、高い遮音性能の確保が可能
  • ・室内での歌や演奏による反響音が最大限に引き出されるような音響設計が可能
  • ・元々のお部屋の広さや、間取りに合わせたオーダーメイド設計

防音室というと、上記のような「防音工事を行って部屋の防音室化」の他に、「組立式の防音室」という手段もあります。

しかし、組立式防音室だと以下の理由のため、不向きと言えます。

  • ・サイズや形が決まった既製品の為、狭い上に動きが制限される。
  • ・防音室内に付属したテーブルでは、耐荷重が低くPCや機材を置くのに不向き

もう少し詳しく音について解説しながら、防音対策の解説をしていきます。

原因は3種類の音│一般的な防音対策では防げない

そもそも、Vtuberの方が動画の収録やライブ配信、ゲーム実況をするときに悩まされる音には大きく3つの種類に分類されます。

  • ①音漏れの悩み
  • ②外部騒音の悩み
  • ③生活騒音の悩み

参考記事:「防音工事における「遮音」とは?」

それぞれ解説していきます。

①音漏れの悩み

Vtuberの方にとって、音漏れは一番の悩みの種でしょう。

ご自宅で動画収録、ライブ配信、ゲーム実況を行うと、開始当初はご近所に気を遣って声を小さくしていても、没頭するほどに声が大きくなって、「苦情がきてしまった」という経験がある人もいるのではないでしょうか?

また複数人でライブ配信をすると、言葉のやり取りも必要ですので、余計に音量が上がってしまうでしょう。

そういった声や音は、窓やドアの隙間から音が漏れていってしまいます。

もし集合住宅に住んでいるのなら、壁・床・天井を伝って、上下左右の住人へ音が響いてしまいます。(これを個体伝播音と言います)

つまり窓やドアを閉めるだけでは、音漏れを防ぐことはできないのです。

さらに実際のところ、吸音材を貼る程度の対策では、気休め程度の効果しかないこともまた事実です。

②外部騒音の悩み

外部騒音とは、以下のようなものを言います。

  • ・救急車や消防車、パトカーなどのサイレン
  • ・近隣での建設工事や道路工事などの音
  • ・車や電車が走る音

近隣の学校のチャイムやスピーカー音など、外から自宅に入ってくる音です。

特にサイレンの音などは、いつ鳴るのか予想がつきません。

動画の撮影や収録中は編集が効く場合もありますが、ライブ配信中にサイレンの音が聞こえてしまうと、防ぎようもありません。

③生活騒音の悩み

生活騒音とは、以下のような家庭で発生するものを言います。

  • ・洗濯機を回す音
  • ・掃除機をかける音
  • ・食事を作っている音
  • ・食器洗いをするときの音
  • ・子供が走り回る音

同居している御家族や、小さなお子様がいるVtuberYoutuberの方は、気が気でない時もあるのではないでしょうか?

なお、個室で収録をしていたとしても、ドアを締めるだけでは生活音を防ぐことはできません。

以下では、簡単な防音対策を御紹介します。

ただ、手軽にできる一方で、防音効果としての期待は薄いことを御承知ください。

手軽にできる防音対策

まず手軽にできる防音対策として、2点挙げられます。

  • ①身の回りの物や安価な物でできる対策
  • ②吸音材を使用した対策

詳細については、以下をご覧ください。

①身の回りの物や安価な物でできる対策

身の回りの物や、安価な物でできる対策をご紹介します。

パソコンやマイク周辺に段ボールを取り付ける

段ボールを加工してパソコンやスマホカメラ、マイクの周辺を覆ってみましょう。

収録中やライブ配信、ゲーム実況時に発せられる声や、キーボードのタイピング音などを軽減することができます。

カーテンを閉めて、周囲をマスキングテープで固定

収録中、窓は必ず閉めておく必要があります。

窓を閉めておくと、外部からの音の侵入を防ぐだけでなく、収録や配信時の声や音楽が外に漏れることを防いでくれます。

その上でカーテンを締め、さらにカーテンは隙間ができないようにしっかり伸ばし、カーテンの端をマスキングテープで壁に貼り付けます。

ちなみに、ガムテープなどの粘着性のあるテープでは、カーテンや壁に粘着質が残ってしまうので、マスキングテープや養生テープがオススメです。

ホームセンターなどで数百円で入手できます。

音を二重に遮断させることで、防音効果がさらに期待できます。

パーテーションで覆って簡単な個室を作る

パーテーションを周囲に覆うことで、簡易的にはなりますが個室を作ることができます。

これは音を遮るだけでなく、視界からも余計なものを遮ることができるので、集中力も高まります。

パーテーション個室をさらにカーテンで覆う。

上記のパーテーションで作った個室の外側を、カーテンでさらに覆うことで、防音対策の効果を上げることができます。

例えば、自室内の収録スペースを、カーテンで仕切ってしまいます。

突っ張り棒や突っ張りポールを使ってカーテンをひいて、その内側にパーテーションで覆った個室を設置することで、2重の防音効果を期待することができます。

家具の配置変更

家具の配置変更は、予算のかからない防音対策の1つです。

音は発生源から距離が遠くなるにつれて減衰し、さらにドア・カーテンなどの障害物が多くなると減衰します。

家具の配置変更は、この特性を利用した防音対策です。

集合住宅に住んでいる場合、収録時の音や声は、主に壁から伝わります。

つまり壁側に家具を配置して、音の伝達に対する障害物をつくるといいでしょう。

特に、棚やタンスといった厚みのある家具を壁側に配置することで、音の伝達を隔ててくれるので効果が期待できます。

ただし、上記の対策では、空気中の音波を遮る「遮音」の効果があるものの、周囲を密閉しているわけではありません。

従って、音漏れ対策や振動対策の効果としては薄いことを予めご了承ください。

②吸音材を使用した対策

「吸音」とは、音が素材を通過するときに摩擦による音エネルギーを熱エネルギーに変換されることです。

つまり吸音材には音が入り込む隙間が設けられており、この隙間内で摩擦を引き起こし、音エネルギーを減衰させる素材のことを指します。

吸音材については、Amazonなどで検索しても沢山の種類が出てきますが、今回はホームセンターでも購入できて、効果が高いと思われる商品を3つご紹介します。

ウレタンスポンジ

ウレタンスポンジは、吸音効果の高い素材です。

ハサミやカッターなどで簡単に切ることができ、表面が平らなものからより吸音効果の高い凸凹のあるタイプがあります。

壁や音の反響しやすい箇所に貼り付けると良いでしょう。

ただし、低音域の音に対する吸音には若干効果が薄れる素材です。

グラスウール

グラスウールは断熱材として建築物に使用されることが多い素材ですが、吸音材料としての効果も発揮します。

ウレタンやロックウールに比べると吸音効果は若干劣りますが、コストパフォーマンスの良い素材です。

こちらも、低音域の音に対する吸音には若干効果は薄れます。

従って、低音の音に関しては音漏れしやすい素材と言えます。

パンチングボード(有孔ボード)

穴の開いたボードです。

よく小学校の音楽室や放送室で使われているので、見た覚えのある方も多いのではないでしょうか。

空洞に穴が開いた形の構造(共鳴器)に音を当てることで、穴の部分の空気が激しく振動し、周辺との摩擦熱として消費されます。

パンチングボード(有孔ボード)のみでは、単純に穴の開いたボードですが、ボードの背面に吸音材や閉じた空間を作ることで効果が発揮されます。

特に低音域に対して優れているので、上記のウレタンスポンジやグラスウールと組み合わせて使うと良いでしょう。

①で紹介した対策法の中には「遮音」に近い対策法もございますが、大きな効果としては期待することが難しく、②の「吸音材」を使用することに関しても、使用する量により効果も変動します。

よって、これらの方法は防音対策としての効果はもちろん期待できますが、大きな効果としての期待は薄いものになることを御理解ください。

効果の高い防音対策とは、「遮音」+「吸音」が組み合わさって初めて、効果が期待できます

組立式防音室の落し穴

「組立式の防音室」は防音室を御自身で組み立てられるものです。

金額については様々ですが、平均7万円~12万円あたりが相場と思われます。

高価になるほど、内部の面積も広くなる商品が多いです。

この組立式防音室は、もちろん防音工事をするよりも予算は安価です。

ただし、デメリットも多く存在します。

  • ・規格品なので、サイズや形が決まっている
  • ・自室に置く場合、デッドスペースができる
  • ・デザインも決まっており、自室の雰囲気と合わない可能性がある
  • ・狭い。体を使うような配信には不向き
  • ・防音時は部屋を締め切る必要があり、換気ダクトがあっても暑苦しい
  • ・テーブルが付属しているものもあるが、耐荷重が低いので物を置くときは注意が必要
  • ・総重量が重いので、一度組み立てると、移動が大変

組立式防音室で、デスクワークをするのであれば、特に使用に問題はないでしょう。

しかし、Vtuber・Youtuberの方々が、組立式防音室内で撮影を行うのは以下の理由から不向きかと思われます。

  • ・狭くて、基本的には一人しか入れない
  • ・組立式防音室内のテーブルは、耐荷重が低いので機材を置くことは難しい

組立式防音室は、防音工事と比較すると予算が安価というメリットがありつつも、これらのようなデメリットもあるのですね。

5.防音工事(リフォーム)事例を紹介

防音工事とは部屋をリフォームして防音室にすることです。

Box in Box型防音室といって、躯体から防音室を浮かせることで、振動を伝達させないような構造です。

メリットとしてはオーダーメイドとなるため、部屋の広さや形状に合わせて施工が可能です。

また、完成時に遮音性能の保証が付くことが多いです。

さらに当社は、音響設計のプロでもあります。

歌や演奏などを撮影する場合は、お客様の御意向をお伺いし、音の反響を最大限引き出せるような音響設計も可能です。

また、撮影やライブ配信だけでなく、テレワークや映画鑑賞、カラオケなど他の目的にも流用しやすいです。

デメリットとしては、上記の組立式防音室を購入するよりも、費用面は掛かってしまうことです。

費用はかさみますが、それ以上のメリットが感じられるのも防音工事の特徴の1つです。

弊社の事例をいくつか御紹介しましょう。

クラリネット室(小野寺さま)

築50年の御自宅にクラリネット室を作った小野寺様。

組み立て式の防音ボックスの検討もしましたが、家が古いこともあり、防音ボックスの重量に床が耐えられずに抜けてしまう心配があったことから、新たに防音室を作ることに。

防音ボックスだと窓のない密室がほとんどですが、防音工事(リフォーム)だと窓を残しながら防音室を施工するといった御希望に添うこともでき、とても明るい部屋に仕上げることができました。

防音スタジオ(野中“まさ”雄一さま)

AKBの作曲やアレンジで有名な野中様。

防音工事をする前(引っ越し前)は、自宅兼仕事部屋で作曲活動をされていたそうですが、当時の防音対策は、壁をグラスウールで簡易防音しただけでした。

仕事部屋で、マイク録音をしていたそうで、救急車が通ってダメになったり、子供の遊び声でダメになったり、反響音が入ってダメになったりと、トラブルが多かったそうです。

そして新しく家を建てて、防音室を作ったことで、音を鳴らした状態でも外には全く音が漏れていない状態になったそうで、大変気に入って頂けました。

まとめ

今回の記事では、御自宅でVtuberの撮影やライブ配信、ゲーム実況を行っている方へ向けての防音対策を紹介しました。

悩みの種となっている「音」の原因には大きく3種類あります。

  • ・音漏れ
  • ・外部騒音
  • ・生活騒音

これらに対する数ある防音対策の中で、最も効果のある防音対策は、防音工事(リフォーム)であることを知って頂けましたら幸いです。

身の回りの物や安価な物でできる対策

  • ・パソコンやマイク周辺に段ボールを取り付ける
  • ・カーテンを閉めて、周囲をマスキングテープで固定
  • ・パーテーションで覆って簡単な個室を作る
  • ・パーテーション個室をさらにカーテンで覆う
  • ・家具の配置変更

吸音材を使用した対策

  • ・ウレタンスポンジ
  • ・グラスウール
  • ・パンチングボード(有孔ボード)

詳細をお調べになりたい方はコチラ

カラオケ・ボーカルスタジオの防音工事

ご自身の状況にあった防音対策を、ぜひ実践してみてください。

「子供の弾くピアノがうるさいと苦情がきた。苦情はもう懲り懲り・・・・」

「どこからが騒音?音の測定はどうやってするの?素人でもできる?」

「近隣住民からの騒音が辛い。苦情を言いたいけれど、証拠がない・・・」

自宅から発生している音が、周囲に迷惑を掛けているかもしれない…という不安はありませんか?

今回の記事では、騒音として捉えられる音の種類測定値について解説します。

この記事を読むと、自宅で感じる「音」を測定し、度合いを知ることで、対策を知ることができます。

騒音レベルを理解する

一言に「音」と言っても、音にはさまざまな種類があります。

さらには「音の大きさや「音の高さ・低さ」、「音色」、「音を感じる頻度」などによって不快に感じたり、酷い場合は精神的にも疲れてしまい、体調に影響が出る場合もあります。

出典元:生活騒音|東京都環境局

一般的に、60デシベルを越えてくると、「うるさい」「不快」と感じてくる方が多くなってきます。

騒音の測定について

音の単位「デシベル」について解説してきました。

近隣住民から聞こえる音や、あなたのご自宅から発している音については、どのように知ればよいのでしょうか?

音の測定方法について、いくつかご紹介します。

騒音計

騒音計は、家電量販店やインターネットなどで購入することが可能です。

品質にもよりますが、1万円以下で手に入るものもあります。

オシロスコープ

騒音計よりも細かく調べることができるのが、オシロスコープです。

オシロスコープでは音の大きさや高さ、音色などが表示され、波の高さや幅、波形を見て知ることができます。

測定業者へ依頼

「近隣住民からの苦情があった」もしくは「近隣住民からの騒音が酷い」など、より正確に測定する必要がある場合もあるかもしれません。

そのようなときには、騒音測定をしてくれる業者へ依頼するのが最も良い方法と言えるでしょう。

一般的な測定業者に依頼した場合の流れとして、以下の流れになります。

  1. ①現状のヒアリング調査
  2. ②見積の作成、提出
  3. ③測定の選定と各種測定
  4. ④報告書の作成、提出

なお弊社でも音響測定を承っております。

ぜひお気軽に御相談ください。

防音対策・騒音対策

ご自宅の音の測定ができたら、防音対策にはどのようなものがあるのでしょうか?

下記にいくつかの例をご紹介します。

吸音材や防音カーテンの設置

吸音材や防音カーテンの設置は、防音対策の1つです。

壁・天井などに吸音材を貼り付けることで、音が伝わってくることを防ぎます。

また近隣の住宅からのテレビや会話の音、集合住宅であれば、上の階から響いてくる足音など音の侵入も吸収してくれるでしょう。

防音カーテンを設置することで、同様に御自宅の生活音が外部に漏れることを防いでくれるだけでなく、外部からの車や電車の音を遮ってくれる効果も期待できます。

効果としては劣ってしまいますが、厚みのある普通のカーテンでも効果はあります。

防音カーペットや防振ゴムなどの設置

もしお住まいが集合住宅であれば、防音カーペットや防振ゴムもオススメです。

防音カーペットであれば、クッション性も高い為、足音やお子様が走り回る音、物を床に置いたときに発生する音など、下の階の住民に伝わることを和らげる効果があります。

また、洗濯機や冷蔵庫から発する音も、音が響く原因です。

このような家電類は、搭載されているモーターの振動が床と接触して、「共振音」が発生します。

その結果、下の階にまで音が響いてしまいます。

共振音を防ぐために効果的なのが、防振ゴムや防振シートです。

床と家電(洗濯機や冷蔵庫など)の間に、防振ゴムや防振シートを敷くことで、モーターからの振動をある程度防ぐことができます。

防音室の設置

自宅に防音工事を施して、防音室を設置することは、最も効果的な防音対策と言えます。

Box in Box型の防音室は、躯体から防音室を浮かせることで、振動を伝達させないような構造です。

防音工事(リフォーム)はオーダーメイドです。

部屋の広さや形状に合わせての施工が、大きなメリットとなります。

完成時に、遮音性能の保証が付くことも多いです。

一般的な「防音室」のイメージとして、「気密性が高い」や「窓がない」、「密室」などという印象を持つ方も多いことでしょう。

しかし、施工業者と相談し、窓を残して、陽射しが入ってくる明るい雰囲気の部屋にリフォームする事例もあります。

デメリットとしては、費用面が他の防音対策と比べても、掛かってしまうことが挙げられます。

費用は掛かってしまいますが、それ以上のメリットが感じられるのも防音工事の特徴の1つです。

弊社の事例をご紹介します。

クラリネット(小野寺様)

・クラリネット室(小野寺さま)

築50年の御自宅にクラリネット室を作った小野寺様。

組み立て式の防音ボックスの検討もしましたが、家が古いこともあり、防音ボックスの重量に床が耐えられずに抜けてしまう心配があったことから、新たに防音室を作ることになりました。

防音ボックスだと窓のない密室がほとんどですが、防音工事(リフォーム)だと窓を残しながら防音室を施工するといったご希望に添うこともでき、とても明るい部屋に仕上げることができました。

ご家族の夢を実現 生まれ変わった防音室で気兼ねなく練習を

さいごに

今回の記事では、音の測定をテーマに解説しました。

・音の単位はデシベル(db)

・60デシベルを越える音は不快に感じることが多い

音の測定方法は大きく3種類

  • ・騒音計
  • ・オシロスコープ
  • ・測定業者への依頼

防音対策

  • ・吸音材や防音カーテンの設置
  • ・防音カーペットや防振ゴムなどの設置
  • ・防音室の設置

音の測定や、防音室に関する相談はぜひ環境スペースまでお声がけください。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

「マンションの隣や下の階の人から、苦情がきた」

「上の階に住んでいる子供の走り回る音がうるさい」

「子供が夜泣きする。周辺の住民からクレームが来るのが心配」

集合住宅に住んでいると、どうしても起こりがちなのが騒音トラブルです。

現在は在宅で仕事をすることも多くなり、生活音に対して過敏になっている方も多いのではないのでしょうか?

“騒音問題は近年、暮らしに密着したトラブルになっている。国の公害等調整委員会に寄せられた苦情のうち、騒音は大気汚染や悪臭を抑え2014年度から5年連続で最多。18年度は1万5665件で全体の32.9%を占めた。”
騒音トラブル、通報3割増 在宅疲れか
  出典元:日本経済新聞

今回の記事では、自宅から発生する騒音を防ぐ方法、また周りの住戸からの騒音対策について解説します。

この記事を読むと、「音」のことで周りを気にせず、安心した生活を送れる方法を知ることができます。

騒音の原因となる音は2種類

マンションやアパートなど集合住宅に住んでいると、自宅からの発生音や上下階また隣の住戸からの生活音や話し声、小さなお子様のはしゃぐ音など、「音」に関する悩みは後を絶ちません。

そんな音の対策をするには、原因となる音の種類・特徴を知っておく必要があります。

騒音となる音は2種類です。

  • ・空気伝播音
  • ・固体伝播音

以下に、この2種類の音の種類について解説します。

空気伝播音

空気伝播音は、空気を伝わって広がる音です。

マンションなどの集合住宅の場合、部屋の中で発生した空気伝播音は、床下や天井裏にある空間や、窓の隙間といった空気の通り道から音が伝わっていきます。

さらに床下や天井裏の空間で音が増幅され、大きく伝わった結果、騒音になる現象を、「太鼓現象」と呼びます。

生活環境の中で発生する空気伝播音の例

  • ・人の話し声
  • ・テレビの音
  • ・ピアノなど楽器を演奏する音
  • ・ペットの鳴き声

固体伝播音

もう一つの原因となる音は、固体伝播音です。

固体伝播音は、固体が振動することによって発生する音です。

尚、上記でも解説した空気伝播音が、固体に振動を与えることで固体伝播音となって周囲に音が伝わることもあります。

生活環境の中で伝わる固体伝播音の例

  • ・上の階の住人の足音
  • ・椅子を引いたり、家具を移動させる音
  • ・床などに重たい荷物を置いた時の音
  • ・子供が椅子やソファーなどの上で飛び跳ねる音
  • ・洗濯機が回る音や、掃除機をかける音
マンション防音

空気伝播音の防音対策

空気伝播音は以下の方法で改善できます。

  • ・壁の中に吸音材を施工
  • ・壁を厚くする

ただし、このような対策はマンションの施工時に行うもの。

既に入居した後の住人が行う対策としては、現実的に難しいでしょう。

では住人にもできる防音対策は、どのようなものがあるでしょうか?

家具の配置変更

予算が掛からず、最も簡単にできる防音対策が家具の配置変更です。

空気伝播音は音の発生源から距離が遠くなると減衰し、またドア・カーテンなどの障害物が多くなると減衰します。

この特性を利用した防音対策が、家具の配置変更です。

テレビの音や話し声といった空気伝播音は、主に壁から伝わります。

そのため壁側に家具を配置して、“音の障害物”をつくれば改善に繋がるのです。

特に棚やタンスといって厚みのある家具だと、音の伝達を隔ててくれるので効果が期待できます。

吸音材や防音カーテンの設置

費用は掛かりますが、吸音材や防音カーテンの設置も防音対策の1つです。

壁や天井に吸音材を貼り付けることで、壁・天井から音が伝わることを防ぎます。

また隣の家からのテレビや会話、上の階からの足音など音の侵入も吸収してくれるのです。

防音カーテンを設置することで、自宅の生活音が漏れることを防ぐだけでなく、外部からの音の遮断も期待できます。

防音カーテンが予算的に厳しいという方は、効果としては劣りますが、普通のカーテンでも効果はあります。

ただし厚みのあるカーテンでないと、効果は期待できないので要注意です。

固体伝播音の防音対策

固体伝播音の対策については、一筋縄ではいきません。

固体は液体や気体と比較して、密度が高いということもあり、固体を伝って音が広がりやすいのです。

空気伝播音だと、音の発生源から距離が遠くなると音が減衰することに対して、固体伝播音は距離が離れてもあまり減衰しません。

さらに壁や床を厚くしたところで、上記の通り固体を伝う音の為、音は伝わってしまいます。

ではどのような対策ができるのでしょうか?

下記に挙げてみます。

防音カーペットや防音マットの設置

御自宅内で、お子様やペットが駆け回った時に下の階へ音を響かせないようにするには、防音カーペットや防音マットがオススメです。

この防音カーペットや防音マットはクッション性も高く、お子様の足が床に接触する瞬間に発生する衝撃を吸収し、音を周囲に伝わることを和らげてくれます。

尚、防音カーペットか防音マットのどちらか一方を使用するより、両方を使った方が効果はより期待できます。

また小さいお子様のいる御家庭の場合だと、コルクマットやタイルカーペットでもいいかもしれません。

コルクマットやタイルカーペットなら、ジュースをこぼして汚したり、落書きしたり、傷んだりしたときに、その部分だけ張り替えることもできるので、予算も少なくて済む可能性もあります。

ただし固体伝播音は固体を伝って広がる音なので、これらの対策をしたからといって、必ずしも効果があるとは限りません。

防振ゴム・防振シートの設置

洗濯機や冷蔵庫から発する音も、固体伝播音です。

これらの家電に搭載されているモーターの振動が床と接触することで、共振音が発生し、下の階まで響いてしまいます。

共振音を防ぐために効果的なのが、防振ゴムや防振シートです。

床の上に防振ゴムや防振シートを敷き、その上に洗濯機・冷蔵庫を設置することで、モーターからの振動を軽減することができます。

リフォーム

これまでご紹介した対策を行っても、音が響いて困るという場合は、リフォームという手段もあります。

  • ・遮音性の高いフローリングに張り替える
  • ・ゴム製の防振材をフローリングの下に敷いて二重床にする
  • ・床にグラスウールを敷き、その上にコンクリートを打設する
  • ・防音室を作る

マンションのフローリングリフォームは工期もコストもかかる為、目的と程度に合わせた防音対策をしっかり立てる必要があります。

さらにマンションのリフォームは基本的に、管理規約で規制されています。

管理会社によっては、周囲の住戸からの承諾を条件にしているマンションもあるので要注意です。

リフォームを検討する場合は、管理規約を必ず確認しましょう。

マンション防音

単に防音対策を行うだけではなく、内装をきれいにしたい場合や音響を良くしたい場合は、防音工事がオススメです。

『お客様の声 マンション制限内で最大の防音性能!近所のご協力を得てドラムをたたける環境に』フルート・ドラム室(伊藤様)

『「遮音性能」「音響」「開放感」など、全てにおいて想定を上回る完成度に大満足』ピアノ室(前田様)

『マンション5階でも気持ちよくピアノが弾ける空間に!リフォーム会社さんと協力していただきました』ピアノ室(T様)

騒音トラブル3つの相談先

ご紹介したような防音対策をとっていたとしても、やはり集合住宅に他人同士が住んでいるとトラブルは発生するものです。

マンションでの騒音トラブルは放置すると危険です。

音の悩みを放置した結果、ストレスを溜めて体調を崩したり、ノイローゼになる危険性も高まってしまうからです。

そんなとき、発生源となる住民へ苦情を直接言いに訪問するのではなく、下記で解説する3つの相談先に相談することがオススメいたします。

管理会社・管理組合

マンションにお住まいなら、最初に相談する相手は、管理会社や管理組合です。

管理会社・管理組合に相談したら、マンション内で貼り紙や回覧板などにより注意喚起を行ってくれます。

さらに、誠意のある管理会社・管理組合であれば、騒音トラブルの発生源となる住民へ直接注意してくれることもあります。

弁護士

管理会社・管理組合に相談しても、状況が改善されない場合は、次の段階として弁護士に相談することがオススメです。

弁護士は法的トラブル解決の専門家です。

専門家を代理に立てることで、スムーズな状況改善が期待できます。

なお弁護士に相談へ行く前に、トラブルの状況・騒音の発生日時や内容など、細かな記録を取った上で相談へ行くと、話もスムーズに進みます。

警察

「弁護士に相談すると費用面が心配」という方には、警察に相談するという手段もあります。

ただし警察に相談する場合は、充分な証拠を揃えて、ある程度の騒音トラブルの知識を得てから相談に臨むことが必要です。

真剣に取り合ってももらえない可能性もあるようです。

まとめ

今回の記事では、マンションなど集合住宅に住んでいる人の悩みの種である騒音について取り上げました。

騒音の種類

  • ・空気伝播音
  • ・固体伝播音

空気伝播音の対策例

  • ・家具の配置変更
  • ・吸音材や防音カーテンの設置

固体伝播音の対策例

  • ・防音カーペットや防音マットの設置
  • ・防振ゴムや防振シートの設置

さらに予算は掛かりますが「リフォーム」という手段もあります。

具体例

  • ・遮音性の高いフローリングに張り替える
  • ・ゴム製の防振材をフローリングの下に敷いて二重床にする
  • ・床にグラスウールを敷き、その上にコンクリートを打設する
  • ・防音室を作る

これら対策をしていても、やはり騒音トラブルが発生する場合もあります。

そのようなときは、直接苦情に行くのではなく、管理会社や管理組合、弁護士、警察等にに相談しましょう。

マンションでの騒音にお困りなら、是非一度、上記で紹介したような防音対策を行ってみてください。

マンション防音

Recording studio

レコーディングスタジオをつくるにあたり、「設計前に知っておくべきこと」や「施工するときの注意点」など、いざレコーディングスタジオを作るとなると何に気を付けて、どうやって進めていけばいいのかわからない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回の記事では、レコーディングスタジオを作る際の計画から、設計時の留意点、施工までを説明します。

レコーディングスタジオとは

レコーディングスタジオは、用途として大きく2種類に分けることができます。

  • ・音楽専用の録音スタジオ
  • ・テレビや映画、ゲームといった映像作品の音源収録を目的としたスタジオ

また一般的にレコーディングスタジオは、スタジオエリアコントロールルームの2部屋で構成されます。

スタジオエリアは演奏したり、ボーカルの歌声などを収録する部屋です。

コントロールルームは、スタジオエリアからのモニターとスピーカーを通して、音を録音したり編集・調整といった作業を行います。

以上を踏まえて、レコーディングスタジオの構成は、録音する楽器編成や録音スタイルによって大きく異なります。

スタジオ用途の明確化

まずは、設計を計画しているレコーディングスタジオの用途をしっかりと考えましょう。

快適なスタジオ・レコーディングやコントロールルームでのミキシング作業を行うためには、空調・換気設備、良質で安定した音響電源、リラックスできる照明プラン等の設備関係についても、計画段階で十分な検討を行う必要があります。

用途の分け方の手順としては、まずは「楽器を使うのか?」「声を録音したいのか?」を区別します。

さらに「どんな楽器を使うか」「どんな音を出したいか」などについても考えていくことも重要です。

どんな用途でレコーディングスタジオを利用するのかを明確にしましょう。

レコーディングスタジオに求められる音響条件

レコーディングスタジオは、外部施設に迷惑をかけず、外部騒音に影響を受けずに録音ができる環境であることが求められます。

求められる音響条件に下記3つがあります。

  • ・外へ漏れる音、振動が問題にならないこと
  • ・外部からの騒音や設備騒音が少なく静かであること
  • ・室内が響きすぎたり音質を悪くする反射音が無いこと

この3つの条件をクリアできるよう、レコーディングスタジオを設計する計画を立てねばなりません。

防音工事の詳細はコチラ「レコーディングスタジオの防音工事」

スタジオに必要な音響性能

音楽スタジオでは次の3つの音響性能が必要になります。

  • ・スタジオ作業に支障のない静けさであること(暗騒音レベル)
  • ・隣室、及び上下階への音漏れが問題ないこと(遮音性能)
  • ・作業がスムーズに行える適度な響きであること(室内音場)

つまり、各スタジオの規模や用途に応じて、計画を練る必要があります。

音を遮断する為の遮音計画と、室内の響きを調整する音場計画の両面から立てていきます。

音響プランニング

レコーディングスタジオに必要な3つの音響性能を紹介しました。

それらを満たすプランニングとして、遮音計画音場計画を紹介します。

遮音計画

遮音計画は「音」「振動」の両面から検討を行う必要があります。

録音が行える静かな部屋をつくるためには、音だけではなく振動も遮断しなくてはなりません。

振動は建築の構造体を伝搬して内装材を揺らし、室内に音として放射されます。

例えば、機械設備や歩行音、扉開閉時の衝撃音が上げられます。

さらに、スタジオから放出される音への配慮も大切です。

演奏音やコントロールルームでのモニター音に対しても、ビルの躯体に入射して振動成分として構造体を伝幡し、再び音として放射される「二次固体音」の成分も無視できなくなります。

また、通常施工される間仕切り壁(固定遮音壁)だけでは、どんなに壁を厚くしても先に述べた二次固体音の影響によって、一定の遮音性能以上が得られなくなります。

これは振動の減衰が、音の減衰と比べて極めて小さいことによります。

より一層の静けさが必要な場合には、固定遮音層の内側に「浮構造」と呼ばれる防振構造が必要になるわけです。

したがって、スタジオの遮音計画では、部屋の用途に応じて必要とされる静けさのレベルによって「浮構造」を採用するかどうかを決定し、周辺騒音の大きさと目標の静けさから必要遮音量を設定して遮音構造を検討します。

目標とする室内暗騒音レベルを確保するためには、建築的な遮音構造だけではなく、他の設備も考慮しなくてはなりません。

遮音構造を貫通する空調ダクトや電気設備、防災設備、弱電設備の配管処理を同じ遮音レベルで行う必要があります。

すなわち、貫通部の遮音処理や浮構造部分での振動絶縁処理を、確実に行う必要があるのです。

機械設備の音だけでなく空調設備については、空調ガラリやダクトの管壁からダクトに侵入した音が伝搬して、隣室のガラリやダクトの管壁から透過する「クロストーク」の影響も注意が必要です。

音場計画

室内音場の計画は、部屋の用途に応じた適切な響きとするために、内装材(吸音・反射)の検討を行います。

まず、スタジオの部屋の形状が出来るだけ不整形になるように考えます。

これは、室内に平行となる面がないようにして、音響的な拡散性を高める音の障害を無くすためです。

対向する壁が完全な平行面である場合、壁面間で音が減衰せずに行き来しますから、高音域ではフラッター・エコーを、低音域では定在波という音響的な障害が生じます。

少なくとも、片側の壁を吸音面にせざるを得ないのです。

計画場所の条件にもよりますが、面積や楽器(音源)、マイクの配置も含めて検討します。

次に、室内の吸音です。

部屋の内装によって、音のエネルギーを何%程度、吸音するか設定します。

つまり、マイクアレンジで音が変化するように、楽器の位置とマイク位置が大切で、この位置関係に基づいた反射面と吸音面のレイアウトが重要になります。

楽器の位置を想定して吸音面の配置を行い、低音域から高音域まで、バランスの良い適切な室内平均吸音率が得られるように考えることが大切です。

音響設計の留意点

レコーディングスタジオの音響設計は、建築と電気音響設備の設計からなります。

建築は、室形状、防音・防振構造、内装仕上・構造を建築的に設計するもので、録音スタジオ・編集スタジオなどより良い音響空間を創造します。

電気音響設備の設計は、設計された空間に適したスピーカーなどの音響設備を設計することです。

より良い快適な音響空間を創造するため、建築・電気音響の両面から音響設計をしていく必要があります。

レコーディングスタジオの防音設計施工の詳細はコチラ

防音設計の目標値

部屋の防音性能は、D値で評価されます。

「殆ど聞こえなくなる」や「あまり聞こえない」等では個人の聴覚・感覚になってしまいます。

その為の基準としてD値が設定されました。

D値とは、JIS A 1419:1992(※) に規定される遮音等級のことで、数値が大きいほど遮音性能が高いことを示します。

また、D値の性能評価において、検討する周波数帯も減らせる音圧も決まっています。

(※)2000.1に改訂されたJIS A 1419-1:2000 におけるDr 値がD値に相当します。

D値と人の聞こえ方(感じ方)の対応は、下記表のような関係になっています。

録音スタジオの防音・防振構造

材料の重量が増えると、遮音性能は上がります。

これは単一部材の遮音性能が、入射音の周波数と、材料の面密度の対数に比例するからです。

しかし質量則では、重量を2倍(同一材なら厚みを2倍)にしても、6dBしか遮音量は増加しません。

この質量則以上の遮音量を得る方法は、部材間に空気層をとった二重壁を構成することです。

さらに、この部材間の振動伝達を抑えることにより、防音性能は向上します。

よって、録音スタジオのような高度な防音性能が必要な場合は、防振設計が必要不可欠です。

音には、大きく2種類あります

1つは、「空気伝播音」といって空気を伝播するもの。

もう1つは「固体伝播音」といって壁・床・天井などの物体内を伝播するものです。

「固体伝播音」は、その物体が振動することで音が伝播します。

ですので、壁などを厚くするだけでなく、防振構造(浮遮音層)が必要です。

特にいろいろなテナントが入る複合ビルなどで工事をする場合は、床に伝播する振動に対して、防振構造が必要不可欠となります。

尚、苦情の発生している録音スタジオでは防振構造が十分ではない、もしくは防振構造自体が無いこともあり注意が必要です。

室内騒音

音質の良い録音をするには、室内の静けさが必要となります。

室内で生じる騒音源は、「室内で生じる設備騒音」「外部から侵入する騒音」の大きく2種類です。

室内騒音の設計目標は、下記の表に示すようにNC-15~20程度です。

また外部騒音については、建設予定地の環境騒音を事前調査し、十分検討した上での設計が必要です。

Noise public

室内音響設計

レコーディングスタジオを作る上で求められるものは、以下のものです。

  • ・防振、防音性能
  • ・良好な音環境
  • ・芸術性を引き出す内装設計

そのためには、以下のような取組みが必要です。

音響障害の防止

高音質で快適な音空間を実現するため、響きの長さ(残響時間)を調整することが求められます。

さらには、響きの質(音質や音色)を設計することも必要です。

特に、平行に対向する反射性の大きな面がある場合は、音響障害が発生することもありますので対策が必要です。

最適残響時間

残響時間を最適にすることは、原音に忠実に録音するために必要です。

その為には、悪影響が少ない音空間が必要です。

再生する環境を考慮していない響きが少ない空間や、響きすぎて原音がわからないような部屋では、良好な音環境とは言えません。

レコーディングスタジオの残響時間は、録音する音楽のジャンルや好みによって異なります。

一般的に、最適な残響時間を得られる室内平均吸音力は、20%~40%だとされています。

また、好みによって残響や反射面、吸音面を変えられるような、可変装置を設置するスタジオも増えています。

防音工事の詳細はコチラ「レコーディングスタジオの防音工事」

施工

レコーディングスタジオの施工については、下記に当社の事例やお客様の声を記載していますので、ぜひご参考ください。

施工事例

レコーディングスタジオ 施工事例

お客様の声

T’sミュージック様

防音スタジオ 野中“まさ”雄一さん

さいごに

今回の記事では、「レコーディングスタジオの用途明確化の必要性」から「施工」までの流れを解説しました。

スタジオを作る際の3つの音響条件

  • ・外へ漏れる音、振動が問題にならないこと
  • ・外部からの騒音や設備騒音が少なく静かであること
  • ・室内が響きすぎたり音質を悪くする反射音が無いこと

スタジオに必要な音響性能

  • ・スタジオ作業に支障のない静けさであること。(暗騒音レベル)
  • ・隣室、及び上下階への音漏れが問題ないこと。(遮音性能)
  • ・作業がスムーズに行える適度な響きであること。(室内音場)

音響性能を満たす為のプランニング

  • ・遮音計画
  • ・音場計画

レコーディングスタジオについての御相談はぜひ当社へお声がけください。

防音工事の詳細はコチラ「レコーディングスタジオの防音工事」