「コロナ禍でゴルフが人気!ゴルフに行く頻度が上がったのはいいが、ライバルと差がついてきた」
「外出自粛要請やテレワークでストレスが溜まる一方・・・カラオケで気分転換したい!」
コロナ禍でゴルフ熱が高まる一方で、「より上達したい!」と思っても練習する場所や手段に困って、ストレスが溜まっていませんか?
今回の記事では、自宅でゴルフもカラオケも楽しめる『ゴルカラ』について説明します。
「自宅で気軽にゴルフを楽しみたい」や「誰にも聞かれずに歌って気分転換したい」、「歌の練習がしたい」というお悩み解決に役立ち、自宅でゴルフの練習やカラオケを楽しむ方法を知ることができます。
先日は出版会社さまより取材を受け、月刊ゴルフマネジメントに掲載されました。
お陰様で良い情報交換ができましたので、少し踏み込んで解説していきます。
自宅をゴルフ練習場に!│ゴルフを気軽に楽しめる方法
ゴルフをより気軽に楽しむのにオススメなのは、自宅にシミュレーションゴルフの練習場を作ることです。
なぜなら、打ちっぱなしの練習場に行くよりも、自宅内でシミュレーションゴルフの練習をする方が、たくさんのメリットがあって楽しめるからです。
例えば以下のように、周囲を気にせずに、好きな時に好きなだけ、ゴルフの練習ができます。
- ・飛距離やスイングスピード、打球速度のデータが取れる
- ・コースを想定した練習が可能なので、イメージトレーニングにもなる
- ・室内なので、天候や気温、時間に左右されず、快適に練習できる
もう少し詳しく解説しながら、自宅練習場の説明をしていきます。
自宅でゴルフの練習をする場合のメリット・デメリット
メリット
- ・飛距離やスイングスピード、打球速度のデータで仲間と競い合える
- ・コースを想定した練習が可能なので、イメージトレーニングにもなる。
- ・室内なので、天候や気温、時間に左右されず、快適に練習できる。
飛距離やスイングスピード、打球速度のデータで仲間と競い合える
シミュレーションゴルフだと、様々なデータを取ることができます。
これは、打ちっぱなしのゴルフ練習場や実際のコースでは中々わかるものではありません。
具体的には、飛距離、スイングスピード、打球速度、スピン量、クラブヘッドの動くスピードなどです。
あくまでシミュレーションでシステムが算出した数値ですが、それを元に仲間と数値を競ったり、飛距離など数値の伸びる達成感を味わえることもでき、よりゴルフを楽しめます。
さらにシステムによっては、スイング時の映像を見ることもできるので、ご自身の癖なども知ることができ、フォーム改善も期待できます。
コースを想定した練習が可能なので、イメージトレーニングにもなる
シミュレーションゴルフなら、様々なホールを体験することができます。
特にゴルフ初心者の方にとっては、ご自身の各番手の飛距離を知る目安になることから、とても良いイメージトレーニングにもなってオススメです。
もちろん経験豊富な方にとっても、様々なシチュエーションで、自分のイメージする打ち方を試すことができるので、コース本番に向けての良い練習にもなるでしょう。
室内なので、天候や気温、時間に左右されず、快適に練習できる
シミュレーションゴルフは室内なので、雨の日や強風な日でも、また暑さや寒さに影響されることなく、快適にゴルフを楽しめます。
また深夜のプレイなど、時間を気にせずに練習することもできます。
デメリット
- ・防音対策が必要
- ・スペースの確保が必要
防音対策が必要
室内でのシミュレーションゴルフとなると、スイング・打撃音・ネットに掛かる音などが響いてしまいます。
さらに複数人でプレイする場合だと、やはり騒がしくなってしまう場合もあるでしょう。
そういった音は、周囲に丸聞こえです。
さらにマンションの室内であれば、パターやアプローチの練習をする際に、振動により隣や上下階など近所へ音が響いている場合もあり、ご近所トラブルに発展する場合もあります。
ご近所と良好な関係を保つためにも、防音対策は必須になります。
スペースの確保が必要
室内でのゴルフとなると、本格的に練習する場合は、ドライバーを素振りしても問題のない部屋の広さと天上の高さが必要です。
自宅の防音室化でシミュレーションゴルフが可能に
上記のデメリットを解決し、ゴルフを楽しんだり練習したりするには、お部屋の防音室化が最も良い方法です。
スイング・打撃・跳ね返り・ダフりなどの音が外部に漏れることを防ぎます。
また複数人でゴルフを楽しんでも、周囲からの苦情を心配する必要はありません。
シミュレーションゴルフを導入することで、より本格的なゴルフの練習だけでなく、友人を家に招いてコンペをしたり、家族と一緒にゴルフの練習が可能となります。
自分だけでなく、沢山の人と楽しむ時間を共有できるでしょう。
こちら参考記事となりますので、ぜひご参照ください。自宅でGOLF練習場を作るなら環境スペース
ゴルフを楽しむ為の防音室化で、カラオケも可能に
自宅のお部屋を防音室化して、シミュレーションゴルフができるようになったら、そのお部屋をゴルフ専用にせず、カラオケを楽しめる部屋にすることも可能になります。
防音室のある自宅でカラオケをするメリット
- ・自分のペースで歌の練習ができる
- ・友人を招いて時間を気にせず過ごすことができる
自分のペースで歌の練習ができる
自宅でカラオケができると、外出する必要がないのでカラオケルームに行く時間を節約できます。
自宅でお酒を飲みながら、自分のペースで時間を気にせずカラオケを楽しむこともできますし、自宅で仕事のあいまにスキマ時間をみつけて歌の練習も可能です。
また、ゴルフをしない時間帯に、カラオケで有効活用も可能です。
友人を招いて時間を気にせず過ごすことができる
自宅でパーティーを開いた際に、カラオケをして盛り上がれます。
友人を呼んで、朝まで歌ったり、お話ししたり、また仲間とバンドや楽器の練習をしても、近所から苦情がくることもありません。
ただし、カラオケの装置を自宅にいれるので、月々の契約費用が発生します。
防音室でゴルフとカラオケをするメリット
防音室にしてゴルフやカラオケなどができるようになると、以下のことができます。
- ・好きな時にゴルフの練習ができ、歌を歌うことができる
- ・ゴルフに飽きたらカラオケも楽しめる(その逆もあり得ます)
- ・友人を呼んで、ゴルフやカラオケをしながら食事やお酒を楽しめる
- ・お子さんにゴルフを教えたり、一緒に歌ったりと家族団らんの機会ができる
- ・ゴルフとカラオケだけでなく、仲間と演奏したり、映画鑑賞したりとコミュニケーションの場になる
お一人で楽しめるのはもちろん、家族と一緒に、また友人を呼んでみんなで楽しい時間を共有できます。
まとめ
今回は、自宅に防音室をつくりゴルフとカラオケをするメリットを書きましたので、最後にまとめます。
自宅でゴルフができるメリット
- ・飛距離やスイングスピード、打球速度のデータで仲間と競い合える
- ・コースを想定した練習が可能なので、イメージトレーニングにもなる
- ・室内なので、天候や気温、時間に左右されず、快適に練習できる
自宅でカラオケができるメリット
- ・自分のペースで歌の練習ができる
- ・友人を招いて時間を気にせず過ごすことができる
ゴルフとカラオケができるメリット
- ・好きな時にゴルフの練習ができ、歌を歌うことができる
- ・ゴルフに飽きたらカラオケも楽しめる(その逆もあり得ます)
- ・友人を呼んで、ゴルフやカラオケをしながら食事やお酒を楽しめる
- ・お子さんにゴルフを教えたり、一緒に歌ったりと家族団らんの機会ができる
- ・ゴルフとカラオケだけでなく、仲間と演奏したり、映画鑑賞したりとコミュニケーションの場になる
環境スペースは「ゴルカラ」を商標登録申請中です。
自宅の防音室で、ゴルフとカラオケもできる『ゴルカラ』をぜひ楽しんでみてください。

「夜中にライブ配信をやりたいけど、近所迷惑になったらどうしよう?」
「動画や音楽の撮影・配信をしたいのだけど、周囲の騒音をマイクが拾っちゃう!」
そんなお悩みはありませんか?
今回の記事では、「自宅をスタジオにして、ライブ配信する際の防音対策」について説明します。
この記事はこんな方におすすめ!
- ・自宅で思いっきりライブ配信をしたい人
- ・視聴者と一緒に騒いで楽しみたい人
- ・家の周りの騒音が気になって撮影に困っている人
この記事を読めば、「周囲の騒音が入ってきてライブ配信ができない」「音漏れで近所に迷惑がかかる」「夜はライブ配信をしにくい」といったお悩み解決に役立ち、これまで以上に時間帯を気にせず配信や撮影に集中して取り組むことができます!
最も効果的な対策は自宅スタジオの防音工事
最も効果的な対策は、自宅に防音工事を施したライブ配信スタジオを作ることです。
なぜなら、音だけでなく、音に伴う振動などの対策も含め、完璧な防音対策ができるからです。
例えば、以下のような対策がバッチリとれます。
- ・建物の躯体から防音室を浮かせて、振動を伝搬させないような構造に設計可能
- ・音が抜ける場所(空調・照明・電源等)の抑制処理ができ、高い遮音性能の確保が可能
- ・オーダーメイドなので、元々のお部屋の広さや間取りに合わせて自由に設計
以下では、もう少し詳しく音について解説しながら、防音対策の説明をしていきます。
一般的な防音対策では3種類の音を防げない!?
そもそも、動画や音楽、ライブ配信のときに悩まされる音は大きく3つの種類に分類できます。
- ①生活騒音の悩み
- ②外部騒音の悩み
- ③音漏れの悩み
それぞれについて解説していきましょう。
①生活騒音の悩み
洗濯機を回す音、掃除機をかける音、食事を作っている音、食器洗いの音、子供が走り回る音など、挙げだすとキリがない程に家庭内で生活音は響いています。
お子さんのいる家庭なら、「ママ遊んで~」と、ライブ配信中に飛び入り参加してくる子供もよく目にします。
見ている方は、微笑ましく思っているかもしれませんが、配信している側は気が気でない時もあるのではないでしょうか?
個室があってドアを締めるだけでは生活音を防ぐことはできません。仕事の集中を妨げます。
②外部騒音の悩み
外部騒音は以下のもので、外から自宅に入ってきます。
- ・近所の工事の音
- ・電車や車の音
- ・救急車のサイレン
- ・近所の学校のスピーカーの音
- ・子供の遊び声
③音漏れの悩み
ご自宅でライブ配信では、知らず知らずのうちに声が大きくなります。
複数人でのライブ配信だと、言葉のやり取りも必要ですので、余計にうるさくなるでしょう。
窓やドアからでは、音漏れを防げません。
実際のところ、吸音材を貼る程度の対策では、気休め程度の効果しかないこともまた事実です。
以下では、簡単な防音対策では音漏れを防げないことを説明しますね。
手軽にできる防音対策
お手軽にできる防音対策としては、身の回りにある段ボールなど手軽に手に入るものを使う方法と、吸音材を使用する方法があります。
詳細については、下記をご覧ください。
①身の回りの物や安価な物でできる対策
身の回りの物や安価な物でできる対策を4つ御紹介します。
パソコン周りに段ボールを取り付ける
段ボールを加工して、パソコンやスマホカメラ周辺を覆ってみましょう。
ライブ配信時に発せられる音や、キーボードのタイピング音などを軽減することができます。
②カーテンを閉めて、周囲をマスキングテープで固定
窓は必ず閉めておきましょう。
外部からの音の侵入を防ぐだけでなく、配信時の声や音楽が外に漏れることも防いでくれます。
その上で、カーテンを締め、さらにカーテンは隙間ができないように伸ばし、周囲をマスキングテープで貼りましょう。
ガムテープなどの粘着性のあるテープは、カーテンや壁に粘着質が残るので、マスキングテープや養生テープがオススメです。
ホームセンターなどで数百円で売っています。
二重に音を遮断させることで、さらなる防音効果が期待できます。
パーテーションで覆って簡単な個室を作る
パーテーションで覆うことで、簡易的にはなりますが個室を作ることができます。
音を遮るだけでなく、視界からも余計なものを遮ることができるので、集中力も高まります。
パーテーション個室をさらにカーテンで覆う。
上記のパーテーションで作った個室の外側を、さらにカーテンで覆うことで、防音対策の効果は高まります。
例えば、部屋の中のライブ配信スペースを、カーテンで仕切ってしまいましょう。
突っ張りポールや突っ張り棒をつかってカーテンをひき、その内側にパーテーションで覆った個室を設置することで、2重の防音効果が期待できます。
注意点
しかし上記対策では、空気中の音波を遮る「遮音」の効果があるものの、周囲を密閉しているわけではないので、音漏れ対策や振動対策の効果としては薄いことを予めご了承ください。
②吸音材を使用した対策
「吸音」とは、音が素材を通過するときに、摩擦による音エネルギーを熱エネルギーに変換されることを指します。
そして吸音材とは、音が入り込む隙間が設けられており、この隙間内で摩擦を引き起こし音エネルギーを減衰させる素材のことです。
吸音材については、Amazonなどで検索しても沢山の種類が出てきますが、今回はホームセンターでも購入できて、効果が高いと思われる商品を3つご紹介します。
尚、これらの素材は「吸音」の効果はありますが、音が消えるわけではないことを予めご了承ください。
ウレタンスポンジ
ウレタンスポンジは、吸音効果の高い素材です。
ハサミやカッターなどで簡単に切ることができ、表面が平らなものからより吸音効果の高い凸凹のあるタイプがあります。
壁や音の反響しやすい箇所に貼り付けると良いでしょう。
グラスウール
グラスウールは、断熱材として建築物に使用されることが多い素材ですが、吸音材料としての効果も発揮します。
ウレタンやロックウールに比べると吸音効果は若干劣りますが、コストパフォーマンスの良い素材です。
パンチングボード(有孔ボード)
穴の開いたボードです。
よく小学校の音楽室や放送室で使われているので、見た覚えのある方も多いのではないでしょうか?
空洞に穴が開いた形の構造(共鳴器)に音を当てることで、穴の部分の空気が激しく振動し、周辺との摩擦熱として消費されます。
パンチングボード(有孔ボード)のみでは、単純に穴の開いたボードですが、ボードの背面に吸音材や閉じた空間を作ることで効果が発揮します。
パンチングボード(有孔ボード)は特に低音域に対して優れているので、上記のウレタンスポンジやグラスウールと組み合わせて使うと良いでしょう。
注意点
①で紹介した対策法の中には「遮音」に近い対策法もございますが、大きな効果としては期待することが難しく、②の「吸音材」を使用することに関しても、使用する量により効果も変動します。
よって、これらの方法は防音対策としての効果はもちろん期待できますが、大きな効果としての期待は薄いものになることをご理解ください。
手軽にできる防音対策として、①身の回りの物や安価なものでできる対策 ②吸音材を使用した対策 を御紹介しました。
効果の高い防音対策とは、「遮音」+「吸音」が組み合わさって初めて効果が期待できます。
組立式防音室の落し穴
「組み立て式の防音ボックス」は防音室を御自身で組み立てられるものです。
金額については様々ですが、平均7万円~12万円あたりが相場と思われます。
当然ながら、防音工事をするよりも予算が安価で済みます。
ただし、デメリットも多く存在します。
- ・規格品なので、サイズや形が決まっている
- ・自室に置く場合、デッドスペースができる
- ・デザインも決まっており、自室の雰囲気と合わない可能性がある
- ・狭い。体を使うようなライブ配信には不向き
- ・防音時は部屋を締め切る必要があり、換気ダクトがあっても暑苦しい
- ・テーブルが付属しているものもあるが、耐荷重が低いので物を置くときは注意が必要
- ・総重量が重いので、一度組み立てると、移動が大変
組み立て式は防音室は、防音工事と比較すると予算が安価というメリットがありつつも、デメリットもあります。
防音工事(リフォーム)事例を紹介
防音工事とは部屋をリフォームして、防音室にすることです。
Box in Box型防音室といって、躯体から防音室を浮かせることで、振動を伝達させないような構造となります。
防音工事(リフォーム)のメリットとしては、オーダーメイドとなりますので、部屋の広さや形状に合わせて施工が可能です。
さらに、完成時に遮音性能の保証が付くことが多いです。
防音室と聞くと、「気密性が高く、窓もない密室」というイメージがあるかもしれません。
しかし施工業者と相談し、窓を残して、陽射しが入る明るい雰囲気の部屋にリフォームする事例もあります。
また、ライブ配信だけでなく、テレワークや映画鑑賞、楽器演奏やカラオケなど他の目的にも流用しやすいです。
デメリットとしては、上記の組立式防音室を購入するよりも、費用がかかります。
費用はかさみますが、それ以上のメリットが感じられるのも防音工事の特徴の1つです。
弊社の事例をいくつか御紹介しましょう。
クラリネット室(小野寺 様)
築50年の御自宅にクラリネット室を作った小野寺様。
組み立て式の防音ボックスの検討もしましたが、家が古いこともあり、防音ボックスの重量に床が耐えられずに抜けてしまう心配があったことから、新たに防音室を作ることに。
防音ボックスだと、窓のない密室がほとんどですが、防音工事(リフォーム)だと窓を残しながら防音室を施工するといった御希望に添うこともでき、とても明るい部屋に仕上げることができました。
防音スタジオ(野中“まさ”雄一 様)
AKBの作曲やアレンジで有名な野中様。
防音工事をする前(引っ越し前)は、自宅兼仕事部屋で作曲活動をされていたそうですが、当時の防音対策は、壁をグラスウールで簡易防音しただけでした。
仕事部屋でマイク録音をしていたそうで、救急車が通ってダメになったり、子供の遊び声でダメになったり、反響音が入ってダメになったりとトラブルが多かったそうです。
そこで新しく家を建てて、防音室を作ったことで、音を鳴らした状態でも外には全く音が漏れていない状態になったそうで、大変気に入って頂けました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
YoutubeやTikTokなどSNSを使ってライブ配信を行う人が近年増加しています。
コロナ禍で自宅にいる機会が増えたのも要因の1つでしょう。
現在、自宅をスタジオにして配信を行う人も急増しています。
その時に問題や悩みの種となってしまうのが、『音』です。
- ・大きい声や音を出してしまうと近所迷惑
- ・マイクが外部の余計な音まで拾ってしまう
- ・気が散って仕事ができない
今回の記事では、自宅をライブ配信スタジオにされている方へ向けて、防音対策をご紹介しました。
数ある防音対策の中で、最も効果のある防音対策は、防音工事(リフォーム)であることを知っていただけましたら幸いです。
その他にも、以下のような防音対策をご紹介いたしました。
本日ご紹介した内容
- ・身の回りの物や安価な物でできる対策
- ・吸音材を使用した対策
- ・組立式防音室
ご自身の状況にあった防音対策を、ぜひ実践してみてください。

「子供の騒ぐ声やテレビの音でテレワークに集中できない」
「近所の学校からの音や、工事の騒音がうるさくてWEB会議ができない!防音対策しないと!」
「ZOOM会議や電話の内容が周囲に丸聞こえ!機密情報なのに・・・」
コロナ禍でのテレワーク推進で、在宅ワークをしている方が多くいらっしゃる昨今。
在宅テレワークで通勤の負担が減ったのはいいけれど、今度は音漏れや騒音の問題に悩まされてはいませんか?
この記事を読めば、誰でも簡単にできる防音対策について知ることができます。是非ご覧ください。
テレワークは仕事に集中できない?
テレワークを行っている人は、3つの音に悩まされて、仕事への集中を妨げられていると言われています。
- ①生活騒音の悩み
- ②外部騒音の悩み
- ③音漏れの悩み
どういうことでしょうか?それぞれについて解説していきましょう。
①生活騒音の悩み
お子さんの走り回る音、洗濯機を回す音、掃除機をかける音、食事を作っている音、食器洗いの音など、挙げだすとキリがない程に家庭内で生活音は響いています。
さらには「パパ遊んで~」と、家にいることをいいことに親に遊び相手をさせようとする子供…。
自室の仕事場があれば、ドアを閉めれば若干はマシですが、それでも音は響いてきて、仕事の集中を妨げます。
②外部騒音の悩み
御自宅の立地にもよりますが、近所の工事の音、電車や車の音、救急車のサイレン、近所の学校のスピーカーの音や子供の遊び声など、外から御自宅に入ってくる音もまた騒音と呼べるものです。
③音漏れの悩み
テレワークをしていると、仕事の電話やZOOM会議を行う機会もあるでしょう。
仕事上での会話では、どうしても社内の機密情報を発言することもあります。
ですが、電話などの声は無意識に大きくなりがちです。
御自宅内の家族だけならまだしも、窓から声が外部に漏れていることも大いに考えられます。
そうなると、機密情報も外に駄々漏れです。
このように、家の中や外部からの音、また自分から外に漏らしてしまう音と、音の問題は尽きません。
余計な心配をせず集中してテレワークをする為には、防音対策は必要不可欠なことなのです。
防音対策には2つの種類がある
防音対策には、下記の2種類の方法があります。
- ①取り付けタイプ
- ②防音室タイプ
2つのタイプを簡単に説明します。
①取り付けタイプ
取り付けタイプは、工事などを行わずに、防音対策グッズや吸音材でデスク周りに工夫を行うタイプです。
室内の反響を防いだり、遮断することで、通常の音量で会話できたり、外部への音漏れを軽減させます。
②防音室タイプ
こちらは市販の組み立て式防音ボックスを自室に設置、または防音工事(リフォーム)をして自室を防音室にする、というタイプです。
生活と仕事を完全に分けることが可能です。
周囲からの音や、御自身からの音漏れなどに気にすることなく、徹底的に仕事に集中することが可能です。
さらには、楽器の演奏やカラオケ、シアタールームなど、一般の家庭では中々周囲に気遣ってできないことも、防音室なら全く気にせずに活用することができます。
具体的な防音対策は?
では、具体的に防音対策はどうしたらいいのでしょうか?
- ①取り付けタイプの防音対策
- ②防音室タイプの防音対策
上記2つについて、それぞれ説明します。
①取り付けタイプの防音対策
パソコン周りに段ボールを取り付ける
段ボールを加工して、パソコン周辺を覆ってみましょう。WEB会議時に発せられる音や、キーボードのタイピング音などを軽減することができます。
カーテンを閉めて、周囲をマスキングテープで固定
窓は必ず閉めておきましょう。
外部からの音の侵入を防ぐだけでなく、電話の会話などが外に漏れることも防いでくれます。
その上で、カーテンを締め、さらにはカーテンに隙間ができないように伸ばし、周囲をマスキングテープで貼りましょう。
ガムテープなどの粘着性のあるテープは、カーテンや壁に粘着質が残るので、マスキングテープがオススメです。
二重に音を遮断させることで、さらなる防音効果が期待できます。
デスク周りをパーテーションで覆う
デスク周りをパーテーションで覆うことで、簡易的にはなりますが個室を作ることができます。
音を遮るだけでなく、視界からも余計なものを遮ることができるので、集中力も高まります。
ワークスペースをカーテンで覆う
上記のパーテーションで作った個室の外側を、さらにカーテンで覆うことで、防音対策の効果は高まります。
例えば、部屋の中のワークスペースを、カーテンで仕切ってしまいましょう。
突っ張りポールや突っ張り棒をつかってカーテンをひき、その内側にパーテーションで覆った個室を設置することで、2重の防音効果が期待できます。
床にカーペットやマットを敷く
床にカーペットや防音マットを敷くことで、吸音効果のほか、椅子を引いたりするときの音も防いでくれます。
またワークスペース以外でも、例えばお子様が走り回って足音で気が散るという場合でも、カーペットやマットを敷くことで、足音を防ぐことができます。
②防音室タイプ
組み立て式防音ボックス
組み立て式の防音ボックスは自分で組み立てられるものがほとんどです。
防音工事をするよりも予算が安価で済みます。
デメリットとしては、サイズや形が決まっている為、自室に置く場合にデッドスペースができてしまうこと、デザインも決まっているので自室の雰囲気に合わない可能性もあります。
防音工事(リフォーム)
部屋をまるごと防音室にします。
Box in Box型防音室と呼ばれ、躯体から防音室を浮かせることで、振動を伝達させないような構造にします。
メリットとしては、オーダーメイドですので部屋の広さや形状に合わせて施工が可能で、完成時に遮音性能の保証が付くことが多いです。
また、楽器演奏やカラオケなど他の目的にも流用しやすいです。
デメリットとしては、上記の組み立て式防音ボックスを購入するよりもやはり費用面はかかります。
ただ、費用はかさむものの、やはりそれ以上のメリットが感じられるのも防音工事の特徴です。
弊社の事例をいくつか御紹介します。
オーディオルーム(K様)
木造戸建住宅にオーディオルームを作ったK様。
映画好きのK様ですが、以前は御家族に気を遣って、音量を控えめにしていたそうです。
防音室を作ってからは、夜中でもボリュームを気にせずに映画や音楽を楽しめるようになったのが嬉しいとのことです。
詳しくはコチラ
クラリネット室(小野寺様)
築50年の御自宅にクラリネット室を作った小野寺様。
組み立て式の防音ボックスの検討もしましたが、家が古いこともあり、防音ボックスの重量に床が耐えられずに抜けてしまう心配があったことから、新たに防音室を作ることに。
防音ボックスだと、窓のない密室がほとんどですが、防音工事(リフォーム)だと窓を残しながら防音室を施工するといった御希望に添うこともでき、とても明るい部屋に仕上げることができました。
上記はテレワークの事例ではありませんが、密室であり面積に制限される組立式防音ボックスとは違い、広さに制限がなく、日の当たるように窓を残したまま施工し明るくお部屋に仕上げるなどの自由の効く防音工事(リフォーム)もオススメです。
工事の費用面など詳細が気になる方はこちらの記事を御確認ください。
防音リノベーションで騒音を解決!工事の方法や予算・注意点・施工例の紹介!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事をまとめると、在宅のテレワークを行う人の音に対する3つの悩みは
- ①生活騒音
- ②外部騒音
- ③音漏れ
からの悩みでした。
防音対策としては、比較的お金のかからない「取り付けタイプ」の簡単にできる防音対策を5つ。
お部屋の中に組み立て式の防音ボックスを置いたり、お部屋ごとリノベーションする「防音室タイプ」の防音対策をご紹介しました。

以前もブログでご紹介した東京・恵比寿にある環境スペースのレンタルスタジオ「EBISUTA(エビスタ)」
先日カメラマンにスタジオの写真を撮ってもらいましたので、今回その一部をご紹介したいと思います!
また年内限定で「無料レンタルキャンペーン」も開催していますので、ご興味ある方は専用フォームよりご連絡ください♪
コンサートやイベントで使えるスペース

スクリーンやテーブルもあり、椅子は自由に設置できますので、用途に応じて柔軟に利用できます。
防音体験ができる防音室

環境スペースが得意とする防音室を、実際に体験することができます。
STEINWAY(スタインウェイ)のピアノ

プロのピアニストからも圧倒的に支持される最高級のピアノを演奏することができます。
東京・恵比寿ガーデンプレイスから徒歩1分のロケーション

恵比寿駅・東口から「歩く歩道」を通り、恵比寿ガーデンプレイスからすぐの場所にある、便利なロケーション。
常設の音楽機材

防音室体験は環境スペースの「エビスタ」へ!
防音工事、防音リフォームを検討する際は、実際にその効果を体験してみるのが一番。
工事が完了した後に「こんなはずではなかった…」とトラブルが発生しても、後の祭りになってしまいます。
防音体験ルーム「EBISUTA(エビスタ)」で、ご自身でその防音効果を体験していただき、環境スペースに防音対策についてお気軽にご相談ください。

「最近疲れがとれない」
「職場での人間関係にストレスが溜まっていく一方・・・」
「周囲の目が気になって、仕事や勉強に集中ができない」
そんな日々の疲れや悩みに効果的なのが「1/fゆらぎ」です。
この記事では、自宅に居ながらでも手軽にリラックスでき、集中力が向上する効果的方法をご紹介します。
「1/fゆらぎ」を理解すると、心身の癒し、免疫力・集中力の向上に役立ちます。
1/fゆらぎを活用して、心身を癒し集中力を上げる
「1/fゆらぎ」という言葉を聞いたことはありますか?
1/fゆらぎは、居心地のよい空間や情報を与え、心身を落ち着かせてくれます。
これは音だけでなく、景色や環境からも取り入れることができます。
- ・さざ波や風の音を聞く
- ・モーツァルトの音楽を聴く
- ・森林浴をする
- ・木目調の家具などに触れ合う
- ・焚火やろうそくの炎を見る
- ・1/fゆらぎの特性を持つ人の歌や声を聴く
などが具体的な方法です。
その結果として、心身がリラックスされ、免疫力や集中力が増します。
以下、詳細を記載していきます。
1/fゆらぎとは
「1/fゆらぎ」とは一体何なのでしょうか?
それを知る前に、まずは「ゆらぎ」から順を追って紹介します。
ゆらぎとは

ゆらぎとは、「平均値からの変動」です。
・・・・と言われても、何のことかわからないと思います(笑)
嚙み砕いて説明すると、規則性のない変化や動きのことです。
まず規則性のある動きとは、人工的なものによく見られます。
回転すしの寿司ロボットは、一定間隔で全く同じ大きさ・重さのシャリを作りますよね?
時計も、1秒に1度秒針が進みます。
これが規則性のある動きです。
反対に規則性のない動き、つまり「ゆらぎ」についてはどうでしょう?
先ほど例に出した時計ですが、時計自体は人間が作った産物ですが、時間については実はゆらぎがあります。
「地球が1回転する=24時間」。これは我々が勝手に決めたことです。
しかし、実際の回転はピッタリ24時間じゃありません。その時々で若干ゆらいでいます。
同様に自然に存在するものは「ゆらぎ」を持っています。
海岸に打ち寄せる波も、ゆらぎがあります。
全て一定間隔で波が打ち寄せているわけではなく、大波や小波もあります。
自然に存在するすべてのものは、時間の経過とともに不規則に変化します。
それが「ゆらぎ」なのです。
1/fゆらぎとは
上記の「ゆらぎ」の一種で、「1/fゆらぎ」があります。
自然界の「ゆらぎ」を数字に置き換え、周波数で分析した波形のなかの一種です。
尚、「1/fゆらぎ」の「f」はfrequency(周波数)から来ています。
「1/fゆらぎ」は五感を通して人間の生体リズムと共鳴し、心地良さを感じる波形で、自然現象の中に多く見られます。
その為、この「1/fゆらぎ」を利用して、癒しの効果を得ることが可能なのです。
1/fゆらぎの効果
自然のなかでの風の音や、鳥のさえずり、川の流れる音など、自然界に存在している「1/fゆらぎ」を持つ音を聞くと、安心感を感じ、リラックスできます。
人間の遺伝子は、古来から自然と共に生きていきました。
一方で、今のように人工物に囲まれた暮らしは、ほんの数百年程度です。人間の歴史からしたら微々たるものです。
その為、自然と同じリズムを感じることで、人工の産物によってできた規則性から解放され、癒されるのでしょう。
「1/fゆらぎ」の3つの大きな効果
- ・心身のリラックス
- ・免疫力の向上
- ・集中力の向上
それぞれを説明していきます。
心身のリラックス
人間の心臓の心拍間隔は、ゆらぎの種類が「1/fゆらぎ」ということが研究でわかっています。
我々の生体リズムが「1/fゆらぎ」であることもあり、同じ周波数である「1/fゆらぎ」を感じることで、安心感、心地良さを感じ、心身のリラックスに繋がります。
免疫力の向上
「1/fゆらぎ」の周波数を浴びることで、自律神経の中で普段の生活や緊張状態、ストレスを感じている時に作用する交感神経が、リラックスした状態や睡眠中に作用する副交感神経に切り替わります。
そのことにより、血流が良くなり、基礎代謝が上がり、免疫力向上に繋がります。
集中力の向上
仕事や勉強に集中したいとき、周囲が雑音だらけだと集中できません。
反対に、全くの無音でも中々落ち着かずに集中ができません。
そのようなときに、「1/fゆらぎ」の音を聞くことで、自律神経が整い、精神が安定し、活力が湧きます。
その結果、集中力が高まります。
具体的方法
それでは、「1/fゆらぎ」をどのように活用したら、効果があるのでしょうか?
1つずつ見ていきます。
自然の音を聞く
雨の音、風の音、鳥のさえずり、蛙の鳴き声、川のせせらぐ音、滝の音、焚火をしているときの燃え盛る炎の音、といった自然界の音は聞いているだけで安心でき、心を癒してくれます。
近くの公園を散歩したり、雨の日には窓を開けて、耳を澄ましてみましょう。
また、最近ではYouTubeに自然の音を収録した動画が沢山投稿されています。
家の中でお茶を飲みながら、目を瞑り、耳を澄ましましょう。
心が癒されます。
モーツァルトの音楽やクラシックを聴く
モーツァルトの曲は、脳に良い効果をもたらし、ヒーリング効果が高いといわれています。
その他、クラシックや日本の雅楽も同様の効果が見込まれます。
ここで注意してもらいたいのは、歌詞のない音楽を選ぶことです。
歌詞がある曲だと、脳が反応して、無意識に意味を理解しようとし、集中力を欠いてしまいます。
こちらも部屋の中で、YoutubeやCDを掛けてリラックスしながら、仕事や勉強に取り組みましょう。
モーツアルトの曲について、過去に記事にしています。ご参考にどうぞ。
自然と触れ合う
「1/fゆらぎ」は、音だけでなく視覚から取り入れることもできます。
木製の家具を使うことで。不規則な木目調を認識でき、常時「1/fゆらぎ」を感じることができます。
焚火やろうそくの炎のゆらぎも、リラックス効果を与えてくれます。
部屋の中だと、アロマキャンドルを焚いたり、Youtubeの焚火や暖炉の動画を見るのも1つです。
森林浴に出かけ、緑の木々を見ながら、風を感じ、鳥のさえずりを聞く。
時には、樹木に手をあてて、木々の脈動を感じてみてもいいかもしれません。
自然から発生する「1/fゆらぎ」を感じて、心身ともにリラックスしてみてください。
1/fについて、過去に記事にしています。ご参考にどうぞ。
夏の音、癒しの効果「1/fゆらぎ」1/fゆらぎの歌声をもつアーティストの音楽を聴く
実は「1/fゆらぎ」を含む声を生まれつき兼ね備えた人もいます。
そういった人の声や歌を聴くと、自分が落ち着いてきていることに気づくかもしれません。
下記に代表的な歌手の方々の名前を挙げてみます。
是非その方たちの歌声を聞いて、癒されてみてください。
- ・美空ひばり
- ・宇多田ヒカル
- ・MISHA
- ・松任谷由実
- ・吉田美和
- ・大野智(嵐)
1/fゆらぎの声をもつ声優の声を聴く
上記と同じく、「1/fゆらぎ」をもつ声優さんもいます。
その人達の声を聞くのも1つかもしれません。
- ・花澤香菜
- ・大本眞基子
- ・津田健次郎など
さいごに
いかがでしたか?
以上のことから「1/fゆらぎ」を多く含む周波数は自然にあり、「1/fゆらぎ」を多く取り入れることで、リラックス効果だけでなく、免疫力の向上、集中力の向上といった効果があることが、お分かりいただけたかと思います。
やはり、人間がリラックスできる環境は、コンクリートの建物に囲まれた環境ではなく、自然の環境です。
自然から発せられる音や景色を多く取り入れたり、「1/fゆらぎ」を含む音楽を聴くことで、一度、ストレス環境を忘れて、心身をリラックスさせてみてはいかがでしょうか?

防音室を検討されている方へ、防音室の種類・用途・価格について詳しく解説をします。
「自宅に防音室を検討しているものの、防音室にどういったものがあるのか分からない」といったお悩みはございませんか?
今回の記事では、防音室について解説しています。
この記事はこんな方におすすめ!
- ・防音室を検討されている方
- ・防音室の用途を知りたい方
この記事を読めば、マンションや戸建て、リフォームに適応した防音室の種類や用途を具体的に知っていただけます。
防音室の種類とは?
まず最初に防音室について説明をしていきます。
防音室は、ユニット(組立タイプ)とBox in Box型(防音工事)の2種類に分けられます。
それぞれのメリット/デメリット・価格・納期について、説明します。
- ・ユニット(組立タイプ)
- ・Box in Box型(防音工事)
ユニット(組立タイプ)
ユニット(組立タイプ)とは、部屋の中に、組み立て式の四角い部屋を設けるタイプの防音室になります。
ユニットタイプ(組立タイプ)に関して、3点紹介します。
- ・メリット/デメリット
- ・ユニットタイプの種類
- ・組立に要する時間
メリットとデメリット
まず組み立てタイプのメリット・デメリットを紹介いたします。
- ・組み立て式のため、工事期間が短い。
- ・分解が可能。引っ越し先で利用できる。
- ・Box in Box型と比べて、価格が比較的安い。
- ・大きさや形状が決まっている。
- ・部屋にデッドスペースができる。
- ・遮音性能が決まっている(仕上がり時の性能保証ではない)。
- ・インテリア性に欠ける。
- ・設置後にトラブルやクレームが発生するリスクがある。
詳細なメリット・デメリットは下記の記事にまとめておりますので、ご参照ください。
ユニットタイプの種類
ユニットタイプには、例えば、以下のような種類があります。値段も参考までに紹介します。
①0.8~1.2畳タイプ(¥200,000~)
フルートやクラリネット等の管楽器や声楽の練習に適したサイズの防音室になります。
➁2~2.5畳タイプ(¥1,000,000~)
アップライトピアノや管弦楽器の練習、ゲーム実況に適したサイズの防音室になります。
➂3~3.5畳タイプ(¥1,300,000~)
グランドピアノの練習に適したサイズの防音室になります。
④3.7~4.3畳タイプ(¥1,500,000~)
複数人以上でのレッスンやアンサンブルに適したサイズの防音室になります。
組立に必要な時間
防音室のタイプにもよりますが、工事期間は短いです。
組立自体はそこまで難しくは無く、ほとんどの場合、防音室の提供業者が対応します。
Box in Box型(防音工事)
Box in Box型(防音工事)は、部屋の形に合わせて、一からオーダーメイドで作る防音室になります。
防音室の値段については、こちらの記事を参考にしてください。
ここではBox in Box型(防音工事)について、3点説明しますね。
- ・メリット・デメリット
- ・種類
- ・納期
メリット・デメリット
Box in Box型(防音工事)はユニットタイプとは違うデメリットがありますが、もちろん大きなメリットもあります。
以下でご確認ください。
メリット
- ・予算と用途に合わせ、施工内容を一つ一つ選択可能
- ・デッドスペースを極力なくし、壁から天井まで最大限空間を広く利用できる
- ・遮音性能はニーズに応じて選ぶことができ、仕上がり時の性能が保証できる
- ・防音だけではなく、音場(音の響き)も環境とご要望に応じて調整できる
- ・既存の部屋の形状にとらわれず設計できる
- ・レイアウトやインテリアの自由度が高い
- ・作り付けの楽譜棚、クローゼットなどもオーダーできる
- ・トラブルやクレームが発生するリスクが限りなく低い。
デメリット
- ・ユニットタイプの防音室と比べ、価格が高くなる可能性がある
- ・引っ越しなどの際に原状復帰が必要(賃貸向きではない)
詳細は下記の記事にまとめておりますので、ご参照ください。
ユニット(組立タイプ)・BOXタイプ防音室との違いBox in Box型(防音工事)の種類
Box in Box型(防音工事)は、オーダーメイドになるのがメインですので、用途別に紹介いたします。
①ピアノ
個人宅での練習用から音楽教室まで様々な用途にてお使いいただいております。
結婚を機に一戸建てを建てる際に、グランドピアノのある家に住みたいと思われる方や、ピアノの教室をされている方が必要に迫られて防音室をオーダーメイドされることがあります。
自宅の大きさや形に合わせて防音室を施工できるのが特徴です。
➁ドラム
ドラム音の大きさは、ジェット機や落雷などの騒音に匹敵すると言われています。
前述のピアノ用の防音室よりも、高い防音性能が必要になります。
新築やリフォームの際に思いっきり趣味のドラムに打ち込まれたい方や、両親から受け継いだ広い部屋でゆっくり練習ができるように防音室を設置される方も多いです。
荷重の問題から、マンションや戸建ての2階以上のお部屋では工事が難しいケースがほとんどですので、専門業者にご相談ください。
オーダーメイドならではの魅力については下記をご覧ください。
感想①峯﨑さまの例
感想②山口さまの例
➂オーディオルーム・ホームシアター
部屋の景観は勿論、音楽や映画の臨場感を損なわない防音室が必要になります。
ホームシアターや、オーディオルームのために防音室を検討されている方々は、音質や内装の雰囲気にもこだわりを持っている方が多いように思います。
また、スクリーンやモニター、スピーカーの位置などを考慮し、映像の見やすさや音響へ配慮した設計も重要になってきます。
満足していただくためには、しっかりとした知識を持った業者に依頼することが大切です。
実際に施工した方の感想を下記にご紹介します。
感想(オーディオルーム)Kさまの例
感想(ホームシアター)アントープリーズさま
④DTM(DAW)
DAW(デジタル・オーディオワークステーション)を使用する際やDTM(デスクトップミュージック)をする際にも防音施工が必要になります。
音楽編集作業で室内で発生する音を外部に漏らさないだけでなく、外部騒音を室内に入れないような設計も重要です。
自宅での音楽編集作業については以下の記事を参考にしてくださいね。
感想 野中“まさ”雄一さま
Box in Box型(防音工事)の納期
Box in Box型防音室の納期ですが、大体、数週間~数か月ほどになります。
部屋の広さ・内装の仕様でもかわりますが、防音工事のスケジュールをしっかりと相談できる業者を選ぶようにしましょう。
Q&A
ここからは、防音室に関する様々なQ&Aについてお答えします。
Q.階数によって、費用はかわりますか?
A.施工現場の階数が高くなりますと、工費が多少変わる可能性はあります。
例えばエレベータの有無等で、工賃的な部分に反映されることもあります。
Q.洋室と和室で費用は変わりますか?
A.洋間と和室との違いよりも、構造工法・仕様によって費用が変わります。
費用に関しては、別途打合せ時にお話させて頂きます。
Q.防音室の内寸は実寸よりもどれほど狭くなりますか?
A.約150mm程度狭くなるとお考えください。
※尚、建物構造や性能によって変わりますので、予め御了承ください。
Q.防音室施工にかかる費用は?
A.個々の物件、求める遮音性能、広さなどにより大きく異なります。
お見積り時に正式な価格を提示させて頂きます。
弊社の基本的な施工費用に関しては、下記のページに纏めてありますので、参考にしてください。
まとめ
最後に、今回の内容をまとめます。
今回はユニットタイプの防音室とBox in Box型(防音工事)の防音室を紹介しました。
ユニットタイプ
種類
- 0.8~1.2畳タイプ:¥200,000~
- 2~2.5畳タイプ:¥1,000,000~
- 3~3.5畳タイプ:¥1,300,000~
- 3.7~4.3畳タイプ:¥1,500,000~
メリット
- ・組み立て式のため、半日程度で完成する
- ・分解が可能。引っ越し先で利用できる
- ・BOX型と比べて、価格が比較的安い
デメリット
- ・大きさや形状が決まっている
- ・部屋にデッドスペースができる
納期:3時間~半日程度
Box in Box型防音室タイプ
種類:オーダーメイドであるため様々な種類に対応
用途別だと、ピアノ、ドラム、シアタールーム、DTM(DAW)、どんな用途にも対応可能。
メリット
- ・予算と用途に合わせ、施工内容を一つ一つ選択可能
- ・デッドスペースを極力なくし、壁から天井まで最大限空間を広く利用できる
デメリット
- ・ユニットタイプの防音室と比べ、価格が高め
- ・引っ越しなどの際に原状復帰が必要(賃貸向きではない)
納期:数週間~数か月
高品質な防音で快適な空間を作りたい方は、オーダーメイドの防音室がおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

補助金でリフォームを検討しているものの、補助金がどういったものがあるのか分からない
補助金の使い方が分からない等のお悩みはございませんか?
今回の記事では、リフォームを対象とした補助金について解説しています。
この記事はこんな人におすすめ!
- ・自宅のリフォームで補助金を使いたい方
- ・リフォームをする箇所が補助金の対象になるか知りたい方
- ・補助金の使い方を知りたい方
この記事を読めば、リフォームを対象とした補助金の種類や使い方を具体的に知っていただけます。
最初に補助金について説明していきます。
補助金とは
補助金の説明について経産省から引用します。
補助金とは国や自治体の政策目標(目指す姿)に合わせて、さまざまな分野で募集されており、事業者の取り組みをサポートするために資金の一部を給付するというものです。
融資や貸出とは違い、リターンを求めない金融援助となります。
ただし工事をする際にも補助金が出る場合がありますが、経費をすべてまかなえるわけではなく、補助金の目的によって経費を補填できるかがきまります。
補助金の具体的な制度紹介
今回は、補助金制度を4つ紹介いたします。
- ・次世代省エネ建材支援事業
- ・ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業
- ・長期優良住宅化リフォーム補助金
- ・各市町村のリフォーム関連の補助金
次世代省エネ建材支援事業
室内に入り込んでくる冷気をブロックする高断熱パネルや潜熱蓄熱建材等、エネルギーを消費しない環境に優しい建材を採用することで、受けられる補助金制度です。
補助額
- ・補助対象経費の約1/2以内
- ・最高補助額 :300万/戸
ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業
陽光発電や蓄電池などを用い、自家発電でエネルギーを賄うようリフォームする場合に受けられる補助金制度です。
補助額
- ・補助対象経費の約1/2以内
- ・最高補助額 :105万/戸
公募期間
住宅形式や工事内容で申請期間が変わりますので、詳細は下記のパンフレットを参照ください。
参考:経済産業省と環境省資料
長期優良住宅化リフォーム補助金
住宅の長寿命化の為に、耐久性、省エネ性、維持管理・更新の容易性等の基準を満たした住宅リフォームの場合に受けられる補助金制度です。
補助額
- ・補助対象費用の約1/3
- ・最高補助額 :300万/戸
各市町村のリフォーム関連の補助金
他にも地方自治体が独自で行っているリフォーム補助金を紹介します。
補助割合:23% 2/3
補助金限度額:150万円 430万円
屋上:上限500万円(緑化面積3㎡以上)
壁面:上限45万円(緑化面積10㎡以上)
上記のように自治体によって行われている補助金制度がありますので、お住いの地域の補助金制度を調べてみてください。
次は防音工事補助金制度にについて紹介します。
居住地対象の防音工事補助金制度3つ
お住まいによって活用できる下記3つの防音工事に関する補助金制度を紹介します。
1. 空港周辺にお住まいの方
空港付近にお住いの方を対象とした、補助金制度です。
工事費用の30~50%を補助します。
※今年は5/7をもって、申し込み終了
参考 : 独立行政法人 空港周辺整備機構
2. 幹線道路周辺にお住まいの方
幹線道路沿いにお住いの場合(騒音の大きさ(夜間65デシベル、昼間70デシベル以上の場合)に、工事費用の3/4を補助金として受けられる制度です。
部屋数によって、限度額が異なります。
参考 : 東京都建設局 防音工事助成
3. 自衛隊や在日米軍の飛行場周辺にお住まいの方
自衛隊基地や在日米軍基地の近くにお住いの方を対象とした、補助金制度です。
換気扇、冷暖房機、防音天井・壁及び防音サッシの設置等の設置費用を原則100%補助します。
参考 : 北関東防衛局 住宅防音工事の助成
次は、優遇制度について紹介していきます。
優遇制度の対象工事や控除額について
補助金と似た制度に優遇制度がありますので、紹介します。
優遇制度とは、ある一定の条件を満たした工事を対象に、税金が一部減免させたり、ローンの金利が低くできる制度です。
そのためリフォームをする際にはこちらも検討するといいでしょう。
所得税の減額制度
所得税の減額制度について3つ紹介しますね。
- ・住宅ローン減税
- ・リフォームローン控除
- ・投資型減税
住宅ローン減税
ある一定の期間以上でローンを組んだ場合に、その期間の年末残高の1%(最大40万円)を税金から控除できる制度です。
詳細は下記をご覧ください
参考 : No.1216 増改築等をした場合(住宅借入金等特別控除) 国税庁
リフォームローン控除
5年以上のローンかつ、バリアフリー、多世帯同居等のリフォームの場合、年末残高の2%を控除できる制度です。
詳細は下記URLから参照ください
参考 : No.1217 借入金を利用して省エネ改修工事をした場合(特定増改築等住宅借入金等特別控除) 国税庁
参考 :No.1218 借入金を利用してバリアフリー改修工事をした場合(特定増改築等住宅借入金等特別控除) 国税庁
参考 : No.1223 借入金を利用して多世帯同居改修工事をした場合(特定増改築等住宅借入金等特別控除) 国税庁
投資型減税
こちらローンを組まず、一括でお支払いいただく場合に適用される優遇制度になります。主に耐震、省エネ工事を対象になり、工事費の10%を税額控除できます。
詳細は下記URLから参照ください
参考 : No.1219 省エネ改修工事をした場合(住宅特定改修特別税額控除) 国税庁
参考 : No.1220 バリアフリー改修工事をした場合(住宅特定改修特別税額控除) 国税庁
参考 : No.1222 耐震改修工事をした場合(住宅耐震改修特別控除) 国税庁
参考 :No.1224 多世帯同居改修工事をした場合(住宅特定改修特別税額控除) 国税庁
参考 : No.1227 耐久性向上改修工事をした場合(住宅特定改修特別税額控除) 国税庁
固定資産税の減額制度
固定資産税の優遇制度は下記の4つを紹介します。
- ・耐震リフォーム
- ・バリアフリーリフォーム
- ・省エネリフォーム
- ・長期優良住宅化リフォーム
耐震リフォーム
耐震リフォームを行った場合、その翌年分の固定資産税額(120㎡以内)を1/2減額する制度になります。
参考 : 耐震改修に関する特例措置 国土交通省
バリアフリーリフォーム
バリアフリーリフォームを行った場合、その翌年分の固定資産税額(100㎡以内)を1/3減額する制度になります。
詳細は下記URLから参照ください
省エネリフォーム
省エネリフォームを行った場合、その翌年分の固定資産税額(120㎡以内)を1/3減額する制度になります。
詳細は下記URLから参照ください
参考 : 省エネ改修に関する特例措置 国土交通省
長期優良住宅化リフォーム
長期優良住宅化リフォームを行った場合、その翌年分の固定資産税額(120㎡以内)を2/3減額する制度になります。
詳細は下記URLから参照ください
次は、補助金と優遇制度を受けるための注意点をお話します。
補助金と優遇制度を受けるための注意点
補助金と優遇制度を受けるための注意点は主に4点あります。
2.申請期限に注意
3.建材、施工要件などを確認
4.制度の併用はできない
1.申請が必要
補助金や優遇制度を受けるためには、基本的に申請が必要になります。
自治体によって同じ制度を利用しても、必要な書類が異なることがありますので、事前に所属する自治体の窓口に問い合わせてみましょう。
2.申請期限に注意
補助金や優遇制度の申請期限を特に確認しましょう。
中には、制度に上限予算が組み込まれていることがおり、予算が早く消化されれば、その時点で受付が終了することもありますので、必要な補助金については常に情報を入れておく必要があります。
3.建材、施工要件などを確認
主に耐震、省エネのリフォーム工事では、建材及び工法が指定されているケースが多くあります。工事内容がしっかり基準に沿ったものなのか、事前に確認しておきましょう。
4.制度の併用はできない
補助金の併用はできませんが、優遇制度との掛け合わせは可能です。
対象条件を確認して活用していきましょう。
まとめ
最後に、今回の内容をまとめます。
補助金:国や自治体から対象者の取り組みをサポートするために資金の一部を給付する制度
優遇制度:条件を満たした工事を対象に、税金が一部減免やローンの金利が低くできる制度
・ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業
・長期優良住宅化リフォーム補助金
・各市町村のリフォーム関連の補助金
・居住地対象の補助金制度
固定資産税の減額制度
最後までお読みいただきありがとうございました。

防音リノベーションで騒音は解決できるの?どれくらいの予算が必要なのといった疑問はございませんか?
今回の記事では「防音リノベーション」について解説しています。
この記事はこんな人におすすめ!
- ・防音リノベーションについて詳しく知りたい方
- ・マンションなどの住まいで近隣の騒音にお悩みの方
- ・生活音が近隣に迷惑をかけていないか不安な方
この記事を読めば、防音リノベーションの施策内容や、費用について知っていただけます。
まず最初に、「防音リノベーションとは何か?」について解説します。
防音リノベーションとは?
防音リノベーションとは、住宅をリノベーションする際に外からの騒音を防いだり、自宅の生活音が外に漏れださないように工事をすることです。
50dBを超えると、人は音に対して、ストレスを感じるとされています。
身近な例に例えるなら、人の声や携帯電話の着信音が約50dBです。
防音リノベーションは、音にまつわる問題を解決する手段として、ここ最近では需要が増えております。
防音・吸音・遮音の意味について
音が漏れるのを防いだり、音を遮断したり、あるいは音を小さくさせるような何らかの仕組み等を総合して「防音」と呼びます。
遮音や吸音は、「防音」をするための手法の一つです。
「遮音」や「吸音」について詳細はコチラの記事でまとめてあります。ご興味のある方はご参照ください。
防音リノベーションを検討する人とは?
以下の人が、防音リノベーションをよく検討されています。
- ・マンションなどの集合住宅にお住まいの方
- ・自宅で楽器を演奏したい方
- ・YouTuberや歌い手などの動画配信されている方
- ・音楽や映画鑑賞等の趣味をお持ちの方
- ・自宅でお仕事や勉強をされている方
それぞれ説明していきます。
マンションなどの集合住宅にお住まいの方
マンションなどの集合住宅では、各世帯が壁でしか隔てられていない為、壁伝いで生活音が近隣の部屋に伝わってしまいます。
防音リノベーションを施すことで、近隣トラブルを回避しましょう。
楽器を演奏したい方
自宅で楽器を演奏したい方も、防音リノベーションを検討されます。
スタジオを借りなくても演奏が可能になり、より多くの時間を趣味や練習に打ち込めるからです。
また大型楽器を演奏される方の場合、楽器の持ち運びをせずに済み、練習の負担が減ります。
音楽や映画鑑賞等の趣味をお持ちの方
近隣に迷惑をかけることなく、自分の好みの音量で楽しめます。
防音工事をして自宅にシアタールームを設置する人も最近増えていますね。
YouTuberや歌い手等の動画配信されている方
自宅で動画撮影をする際に、音量を気にせず撮影が可能になります。
自宅で仕事や勉強をされている方
昨今コロナの影響により、自宅で仕事をする人も増えましたが、近隣の騒音が気になり、集中できなくなるといった問題があります。
防音リノベーションをすることで、仕事・勉強にとって快適な環境を作ることができます。
次に、リノベーションを検討する際に、施工会社を選ぶときの注意点について説明します。
施工会社を選ぶ際の注意点
施工会社を選ぶ際に、相場よりも施工費用が安い施工会社は少し注意が必要です。
質の悪い防音建材を使用していたり、音の専門でない業者は効果のある設計ができない(方法を知らない)ことも多く、工事の質が低い可能性があるから。
実績のある施工会社へ依頼し、防音リノベーション工事を進めていきましょう。
防音リノベーションの前にしておくべきこと
防音リノベーションを実際に始める前に下記3点を確認しましょう。
- ・管理規約を確認する
- ・近隣へ工事の説明をする
- ・居住環境を確保する
管理規約を確認する
集合住宅でリフォームを行う場合、管理組合によってルールが定められています。
工事前に管理規約を確認し、了承を得るなどのルールを守りましょう。
リフォームを行う前に、まず管理会社へ防音工事をする際の注意点を相談しておきましょう。
近隣へ工事の説明をする
防音工事に伴って音や振動が発生する場合があります。
工事の前に近隣の方へご説明をしておくことで、不要なトラブルを回避することができます。
良心的なリフォーム業者であれば、近隣へのご挨拶を代行してくれるところがほとんどです。
居住環境を確保する
工事期間は安全面から原則としてその部屋に立ち入ることができません。
また、複数の部屋にわたるような大規模なリノベーションの場合は、仮住まいが必要になることもあります。
工事の規模と期間に応じた居住環境の確保が必要です。
防音リノベーションのメリット4選
防音リノベーションのメリットをそれぞれ説明します。
- ・長期的な防音対策となること
- ・時間帯を気にせずに趣味や仕事を楽しめる
- ・近隣トラブルを回避することができる
- ・資産価値が下がりにくい
長期的な防音対策となる
簡単にできる防音対策に、遮音シートや吸音材を壁に貼ることや床に防音マットを敷く等がありますが、防音性能が基本的に低いですね。
しっかりとした防音対策をするには、防音リノベーションが確実です。
時間帯を気にせずに趣味や仕事を楽しめる
防音リノベーションを施せば、周囲が寝静まってい時間帯でも、趣味を楽しめます。
近隣トラブルを回避することができる
近隣の騒音や自宅の生活音が軽減されます。
資産価値が下がりにくい
自宅を売りに出す場合に「防音対策済み」や「楽器可」として売り出すことが可能です。
防音対策済みの物件は需要が高く、資産価値も下がりにくくなります。
次は箇所別の防音リノベーションの施策及び費用、メリット・デメリットを紹介します。
防音リノベーションの種類と費用
次に防音リノベーションの施策箇所別に内容と費用を紹介します。
- ・床
- ・壁
- ・窓
- ・防音室
床の防音リノベーション
防音リノベーション、費用、音の種類について説明します。床の防音に関する施策と費用
床の防音リノベーションは大きく4つの施策があります。
- ・防音機能の持つ床材に張り替える
- ・床材の下に遮音マットを敷く
- ・床材の下に吸音性のある素材を敷き詰める
- ・防音カーペットを敷く
防音機能の持つ床仕上げ材に張り替える(費用目安:約15万円~)
防音機能のある床仕上げ材に張替える施策になります。
クッション性のある防音フローリングに張り替えることで、床の衝撃音を軽減させることで、階下への騒音が防げる方法です。
床仕上げ材の下に遮音マットを敷く(費用目安:約15万円~)
床仕上げ材の下に、防音マットを敷く施策になります。
音を遮って、反射させることで、音の透過を防ぐ方法です。
床仕上げ材の下に吸音性のある素材を敷き詰める(費用目安:約8万円~)
グラスウール等の吸音性のある素材を床仕上げ材の下に敷き詰める施策です。
またグラスウールは、断熱効果もある為、冷暖房費を節約できる等の効果もあります。
防音カーペットを敷く(費用目安:約1万円~)
リノベーションではありませんが、市販の防音カーペットを床に敷くことも防音対策です。
一番手軽でかつ4つの方法の中で一番安価な防音対策になります。床の音の種類
床の防音について知っておくべき音の種類を2つを紹介します。- 軽量床衝撃音:スプーンなど軽い物を床に落としたり、スリッパを履いて歩く時に、階下に伝わる軽くて高い音
- 重量床衝撃音:子どもが飛び跳ねたり、机などの重い物を動かしたりした時に、階下に伝わる重くて低い音
軽量床衝撃音を防音するには、マットやカーペットでの対策で効果はあります。
しかし、重量床衝撃音にはほとんど効果がなく、防音リノベーションを検討する必要があります。
壁の防音リノベーションの施策と予算
壁の防音リノベーションは大きく2つの施策があります。
各方法の概要及び費用、を紹介します。- ・壁に吸音材と遮音シートを入れる
- ・防音換気口にする
壁に吸音材と遮音シートを入れる(費用目安:約12万円~)
吸音材と遮音シートを両方入れることで、壁の防音性能を高めます。
防音換気口にする(費用目安:約500円~、通気ユニットで約5,000円~)
リノベーションでありませんが、換気口を防音仕様のものに取り換えることも防音対策になります。
ウレタンなどの吸音フィルターを入れたり、屋外のキャップを変える等の施策で、外からの騒音や家の生活音が漏れないようにします。
窓の防音リノベーションの施策と費用
窓の防音リノベーションについて3つの施策と予算を紹介します。
窓のガラスを防音機能があるものに取り換える(費用目安 : 約3万円~)
窓の開閉方式を変えることで気密性を高めたり、防音性能の高い窓ガラスに変えることで、音漏れを防ぎます。
しかしマンションの場合は、一般的に外窓は共用部にあたるので取り換えられないケースがほとんどです。
管理会社にご確認ください。
二重窓にする(費用目安 : 約7万円~)
窓を二重にする施策です。
窓を2重にすることで、入り込んだ音も軽減します。
騒音対策だけではなく、断熱性能も向上するため、窓際の寒さ対策や冬場の結露軽減にも一役買います。
遮音カーテンにする(費用目安 : 約2万円~)
リノベーションではありませんが、市販の遮音カーテンを設置することも防音対策になります。
一番手軽でかつ安価な防音対策です。しかし低音域の音は、遮音しづらいといったように効果が限定的であるデメリットもあります。
防音室を作る場合
防音室を作る2つの施策と費用を紹介します。
- ・自宅の一室を防音室にリノベーションする
- ・市販の組み立て式防音ボックスを部屋に置く
自宅の一室を防音室にリノベーションする
対象の部屋をまるごと防音室にするという施策です。
一般的にBox in Box型防音室と呼ばれています。
コンサートホールや劇場でも採用されている構法で、建物の躯体から防音室を浮かせることで、振動を伝達させないような構造にします。
メリット
- ・オーダーメイドの為、お部屋の広さや形状に合わせて施工することができる
- ・防音だけでなく、音の響きを調整することもできる
- ・完成時に遮音性能の保証が付くことが多い
デメリット
- ・フルオーダー工事のため、市販の組み立て式より費用が高い
- ・賃貸だと、工事不可な場合がほとんど。仮に工事ができたとしても、原状回復が必要
費用は部屋の広さや遮音性能などによります。各工事業者へお問い合わせください。
市販の組み立て式防音ボックスを部屋に設置
メリット
- ・組立式なので、工期が短く済む
- ・分解できるので、引っ越し先で使用することができる
- ・Box in Box型防音室と比べ、費用が安く済む
デメリット
- ・サイズが決まっているため、部屋にデッドスペースができたり、部屋の形状次第では、設置できないことがある
- ・性能保証値は販売時の目安である
費用は用途やサイズによります。各メーカーへお問い合わせください。
次は、防音リノベーションの際に、多く寄せられる質問をまとめてみましたので、ご紹介します。
防音リノベーションに関するQ&A
- ・賃貸でも防音リノベーションってできますか?
- ・築年数は関係しますか?
賃貸でも防音リノベーションってできますか?
賃貸物件での施工の場合は、契約内容によります。
基本的に貸主様の承諾が得られればOKということになる思われます。
退去時の現状復帰をどのようにするのかなど、借主様と貸主様とのトラブルにならないよう、詳細な契約をしていただければ防音室工事は基本的に行なえます。
築年数は関係しますか?
場合によって耐久性の問題などがあるかもしれません。
実際、防音室お見積段階で施工に、どのような必要性があるか現場を調査します。
まとめ
今回の記事では、防音リノベーションについて実際に知りたい人や検討している人へ、防音リノベーションについての下記の情報をお伝えしました。
- ・防音リノベーションとは?
- ・防音リノベーション検討する人
- ・施工会社を選ぶ際の注意点
- ・防音リノベーションの前にしておくべきこと
- ・防音リノベーションの種類と費用

オンライン配信スタジオってなに?オンライン配信スタジオってどうすればで内製化できるのかといったお悩みはございませんか?
今回の記事では、「オンライン配信スタジオ」について説明していきますね!
この記事はこんな人におすすめ!
- ・オンライン配信スタジオについて詳しく知りたい人
- ・オンライン配信スタジオの内製化を検討されている人
- ・オンライン配信スタジオの施工から完成までの流れを知りたい人
この記事を読めば、オンライン配信スタジオ導入への悩みを解決することができます!
最初にオンライン配信スタジオとはなにか?について説明していきます!
オンライン配信スタジオとは?
オンライン配信スタジオはインターネット上で行なわれるセミナー収録する場所を指します。
昨今の働き方改革や新型コロナウイルスの感染拡大によって、オンライン上でのビジネスが急増中です。
オンライン配信スタジオをいかに活用するかが、今後の収益拡大に繋がっていくのは間違いありません。
またオンライン配信スタジオを社内に設ける企業も増えており、レンタルから内製化の流れが来つつあります。
オンライン配信スタジオを社内設備にするメリット4選
オンライン配信スタジオを社内に導入するメリットは下記4点です。
内製化メリット
- ・移動の手間を省くことができる
- ・レンタル費用を抑えられる
- ・横展開が可能な設備である(全社総会,内定式etc)
- ・その場で回答できることが増える
移動の手間を省くことができる
対面での打ち合わせでは、お客様の元へ移動する必要がありました。
しかしオンライン配信スタジオを一旦社内設備としてしまえば、移動の手間が省くことがができます。
結果、今まで移動に費やした時間を他の業務に割り振ることができ、業務の効率化に繋がります。
レンタル費用を抑えられる
ウェビナー配信用にスタジオを借りようとすると、機材込みで1時間当たり数万円ほど掛かります。
今後オンライン配信で集客に本腰を入れようと思うと、撮影の度に数万単位で出費はさすがに痛いです。
しかし社内設備にすればと、都度レンタル費用を払う必要がなくなります。
横展開が可能な設備である(全社総会,内定式etc)
オンライン配信スタジオを一度社内設備にすれば、ウェビナー以外にも全社総会や株式総会、入社式などにも活用できます。
遠方の支社や営業所の社員も現地からの参加が可能になり、移動に費やす労力・時間・費用を抑えられます。
その場で回答できることが増える
対面での打合せでは、参加人数を極力減らす配慮が必要ですが、オンラインでの打ち合わせでは、複数人での参加がしやすくなります。
営業だけでは即答できない技術的な質問や、より高度な判断が必要になる顧客の要求にも、その場での回答が可能になります。
以上がオンライン配信スタジオを社内設備にすると得られるメリット4選です。
次にオンライン配信スタジオに実際に必要な物について詳しく説明します。
オンライン配信スタジオに必要な物
オンライン配信スタジオで必要なものは、下記になります。
- ・パソコン
- ・ビデオカメラ
- ・スイッチャー
- ・マイク
- ・ミキサー
- ・XLRケーブル
- ・照明
- ・モニター
- ・延長コード
- ・有線LANケーブル
- ・USBハブ(or ドッキングステーション)
- ・プラットフォーム(zoomやCisco web等)
しかし他にも必要なことがございます。
それは「防音工事」です。
防音対策がなされていないと、配信中に周辺の環境音が入り込んでしまったり、配信の音が外に漏れてしまいます。
そのため、しっかりとした防音対策が必要です。
次にオンライン配信スタジオを実際に工事する工程について、詳しく説明します。
オンライン配信スタジオの防音工事について
では実際に、オンライン配信スタジオの防音工事を進めるにあたり、工事の進め方や予算、納期、業者の選定等どうすればいいのでしょうか?
項目ごとにまとめてみました。
- ・防音工事の進め方
- ・工事に掛かる費用
- ・当社の実績と強み
防音工事の進め方
1.ヒアリング
まずは、お客様の防音に関するご要望をヒアリングさせていただきます。
音源、建物の状況、周辺環境について、防音工事に必要な情報を確認していきます。
2.音響測定(事前測定)
お客様の要望に沿った防音や音響を提供するために、専門的な音の診断(測定)をいたします。
周辺環境の音や音源の音を測定し、必要な遮音性能を導き出すことは勿論、要望に沿った音響を実現する為に周波数分析や理想の音場の調査することもあります。
3.プランのご提案
お客様の要望や音響測定を踏まえた上で、プランをご提案させていただきます。(図面、パース、模型 etc…)4.ご契約~基本設計(1~2ヶ月程度)
室内音響設計:内装材、配置箇所、特殊吸音構造を選定。室形、反射板形状の細かな部分の設計をします。
5.施工(1週間〜1ヶ月程度)
施工途中で、都度現場のチェックを実施します。
遮音構造がしっかり施工されているか、工事で使用している仕上材が、音響及び施工上に問題がないか都度確認しております。
仕上げの段階になりますと、お客様と設計担当者にて機材などの設置や調整を行いお客様ご自身の耳で<音決め>をしていただくようにしております。
6.完了検査・測定
完成後に目標の音響遮音性能を満たしているか、また、目標通りの室内騒音レベルとなっているか、測定により確認します。
工事に掛かる費用
詳しい費用や納期は、状況に応じて異なりますので、一度お問い合わせの上、ヒアリングさせていただいたあとに、見積もりいたします。
当社の実績と強み
環境スペース㈱は、オンライン配信スタジオの工事を引き受けております。
元々防音工事を専門としていますので、防音に関するノウハウは勿論ですが、他社にはない強みを紹介していきますね!
オンライン配信スタジオの完成までのトータルサポートさせて頂きます!
弊社では、設計・工事のみならず、オンライン配信スタジオのトータルサポートが可能です。
一任して頂ければ、オンライン配信スタジオに必要な機材の調達・据え付け・引っ越しまでサポートさせて頂きます。
創業以来、防音室の施工実績3200件!
環境スペースでは、2003年9月の創業以来、3200件超の施工実績があります。
オンライン配信スタジオ以外にも、ピアノ室、ドラム室、ホームシアターなどの個人向けの防音工事や音楽・音響関係のリハーサルスタジオ、ダンススタジオ、ライブハウス等のプロ仕様の防音工事まで、多種多様、幅広い領域の防音工事に携わってきました。
お打合せからデザインまで一貫した責任施工でご満足頂ける工事をいたします。
測定結果に基づいた防音設計!
環境スペースでは、工事前に外部~室内間の遮音量を測定する「遮音性能測定」、室内から発生する隣室・近隣への「騒音測定」を測定。
測定結果に基づいた設計をしますので、しっかりと防音がされたオンライン配信スタジオに必要が出来上がります!

以上が弊社の特長になります!
次は実際にオンライン配信スタジオの工事でお客様から多い質問をまとめてみましたので、ご参考にして頂ければと思います!
オンライン配信スタジオの防音工事に関するQ&A
エアコン・空調設備の取り付けられますか?
エアコン・空調設備(ロスナイ)は可能です。
より防音効果を最適にするために、エアコンのダクトに消音器(サイレンサー)を何箇所か取り付けます。
窓は取り付けられますか?
要相談にはなりますが、弊社では窓が取りついている防音室の施工実績もございます。
収納やコンセントは取り付けられますか?
コンセントはもちろん取り付け可能です。
収納に関しては、防音効果を考えると、基本的には取り外すことを推奨します。
なぜかと言いますと、中が空洞のため太鼓現象で上下階に音が伝わりやすくなリ、防音効果が半減してしまうからです。
しかし、弊社では収納を生かすノウハウもございますので、まずはご相談ください。
LANコネクタの取り付けられますか?
取り付け可能です!
まとめ
今回は、オンライン配信スタジオについて実際に知りたい人や社内設備の導入を検討している人へ、オンライン配信スタジオについての下記の情報をお伝えしました。まとめ
- ・オンライン配信スタジオとは?
- ・オンライン配信スタジオに必要な物
- ・オンライン配信スタジオ施工について
- ・オンライン配信スタジオの防音工事に関するQ&A

今回は弊社の防音体験スペース「エビスタ」について、ご紹介します。
エビスタは東京都内、関東でも数少ない、恵比寿の防音体験ルームです。
Youtubeなどの動画撮影や、アーティスト・ピアニストなどの演奏にも使われています。
エビスタはJR恵比寿駅から徒歩7分の好アクセス、ライブやコンサート、またセミナーやパーティなどでも利用できます。
ピアノ防音や楽器演奏にも最適なこだわりの空間
ご自宅の部屋で、ピアノ演奏や楽器演奏を思い切り楽しむには、しっかりした防音性能の設計が必要です。
エビスタで体験できる防音室は、環境スペースが手がけるフルオーダーメイドで世界にたった一つの空間。
部屋の広さや形に応じて工事ができるので、デザインにこだわった防音室をお届けできます。
ご予算(価格)や建物に応じて柔軟に設計ができますので、マンションや戸建に限らず、法人のオフィスやビルなどでも工事ができます。
防音室工事の気になるお値段・価格は?
防音室工事のお値段や価格はグレードや遮音性、想定される利用用途によっても変わります。
プロ専用の録音スタジオとしても使える「スーパーグレード」から、ちょっとした仕事部屋の防音やご自宅のオーディオルーム、シアタールームに最適な遮音補強まで、お客様のご予算、ニーズに合わせて柔軟に工事をいたします。
防音室の施工事例・実績はこちらから
環境スペースでは過去3,000件を超える防音対策、防音室の設計・施工を手がけてきました。ピアノやシアタールームとして利用される個人宅のお客様や、オーディオルーム、ライブハウスやスタジオ利用といったプロ仕様でのご相談を頂いたお客様の声をご紹介しております。

来週はもう3月。いろいろな想いで春を迎える方も多いでしょう。
やはり春という季節は待ち遠しいものです。
春はスポーツの季節
暖かくなってくると、外で身体を動かしたくなる方も多いのではないでしょうか。
実はこのコロナ禍で、ゴルフを始める方が急増しているようです。
確かに、もともと大声を出すスポーツではありませんし、練習場やコースも密になりにくい環境です。
屋外で飛沫感染のリスクが低いゴルフは、コロナ禍のスポーツとしてちょうど良く、新たに始めた方も多かったようです。
練習場で腕を磨くのも良いですが、やはりコースを回るのは格別で、春は気候も良く、最高のシーズンとなります。
ボールがカップに吸い込まれた時の、何とも言えない高揚感。
己と向き合うスポーツならではの達成感が味わえるというものです。
カップインの”音”は日本だけ
ところで、ボールがカップインすると「カラン!」と心地良い音が響きますが、あの音が鳴るのは日本だけなのをご存知でしたか?
海外の大きな大会がテレビなどでよーく注意して見てみると、カップインしてもあまり音が聞こえてこないのです。
ギャラリーが多くて音がかき消されているから?
いえいえ。特にパットの瞬間は緊張感の高まる場面ですから、ギャラリーも息をのんでいますよね。
ではなぜ?中継マイクの性能とか?
実は、使われているカップの素材が違うからなのです。
海外では一般的に樹脂製のカップが使われていることが多いのに対して、日本では金属製のカップが一般的です。
しかも、「反射板」と呼ばれる、音を反響させる装置を仕込んだステンレス製のものが多いとのこと。
金額も数倍高いのだそうです。
これは明らかに「敢えて」響かせてますよね。
なぜ、わざわざお金をかけてまで高いカップを設置するのでしょうか。
想像してみてください。
静まり返ったコース。
すべての目が、グリーン上の小さなボールを追う。
白いボールがカップに吸い込まれ・・・
「カラン!」
どうでしょう。この「カラン!」があるのとないのとでは、気持ちの高ぶりが違いませんか?
これは決して気のせいなどではありません。
この時、脳内ではドーパミンの分泌が促進されているのです。
ドーパミンはやる気スイッチ?
ドーパミンとは『神経伝達物質の一つで、快く感じる原因となる脳内報酬系の活性化において中心的な役割を果たし』ており、よく「快楽物質」とも呼ばれています。(※『』内は厚労省HPより抜粋)
何やら難しそうな話ですが、簡単な例でご説明すると、
目標を達成した時、楽しいと感じている時、運動している時、感動した時などにドーパミンが分泌され、それによって幸せな気持ちになる。この気持ちをまた味わいたい、と思うことが意欲、モチベーションにも繋がる、というのです。
「やる気スイッチ」的な役割も担っているのですね。
これは、ゴルフの「カラン!」に限ったことではありません。
ゲームをする方なら、クエストやミッションをクリアした時のファンファーレ、
のど自慢大会で合格した時の鐘の音、これらも同じような役割を果たしています。
日本人の感性と音
余談ですが、そもそものカップの発祥は19世紀あたまに遡ります。
世界最古のゴルフ場である、スコットランドのセントアンドリュース。
手を突っ込んでボールを取り出す度に大きくなってしまうカップを保護するために、コースの管理者が水道管をはめてみたのが始まりだと言われています。
問題解決に頭を使ったヨーロッパ人、そこに付加価値を見出した日本人。
何とも、日本人らしい心配りだな、と思わず感心してしまいました。
日本人の感性と音についての話は、こちらでもご紹介しております。よろしければご一読ください。
「お金持ちの密かな楽しみだった?「水琴窟」の音響的魅力について」
環境スペースではこれからも「音」に関するお話をお届けしてまいります。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


新年の第1回目は弊社の防音工事において重要な項目のひとつ、「吸音」に関してお送りしました。
本日は「吸音」と共に、防音とは切っても切れない「遮音」についてお伝えします。
防音は、遮音と吸音をセットに考える
防音には大きく分けて「遮音」と「吸音」が存在します。
前回の吸音は読んで字のごとく音を吸収する素材、吸音材を使用することで防音の一部を担うものとご説明しました。
対して遮音とは、空気中を伝わってくる音を、壁などで遮断して音が透過しないようにすることを指します。
このように防音とは「遮音」と「吸音」は常にセットで考える必要があります。
遮音効果は、素材の質量に左右される

参考画像:コンクリート壁
遮音は空気中を伝わってくる音を、「跳ね返して」音を遮断します。
一般的に遮音に使われる素材は、鉄板やコンクリート、石膏ボードが挙げられます。
建築材料に使われる素材としても馴染みがあるものです。
この3つの素材の名前を見た瞬間、「どれも重そうだな~」と感じた方もいるかと思います。
その通りで、これらの素材の特徴は「密度が高く、重い」ということです。
物理学的に言うと「単位面積あたりの質量が大きい」と表現され、この質量が大きいほど跳ね返す効果も大きいので、遮音効果も高くなります。
例えば壁の厚さを強調する製品。
一見すると、確かに防音効果は高そうですが、使われている素材によっては密度が低く、期待するほどの効果を得られなかったケースもあります。
このため、壁の厚さに惑わされず、自分の要求を満たす防音が本当にあるのかよく確かめる必要があります。
「D値」を見れば、大体の遮音性能を把握できる

参考画像:弊社製品、ベーシック仕様(遮音性能D-60~)
さて、上記で「自分の要求を満たす防音が本当にあるのかを良く確かめる必要があります」と書きましたが、具体的にどうやって確かめれば良いのでしょうか。
防音室であれば、購入予定の製品を実際に試せれば確実ですが、住んでいる場所や体験できる場所の関係で、そう簡単にもいきません。
そこで遮音には性能を示す値である「D値」を用います。
D値は日本産業規格、いわゆるJIS規格によって規定される遮音等級のことです。
数値が大きいほど、遮音性能が高いことを示します。
ここで一例として左の画像をご覧ください。
これは当サイトの防音室価格ページでも紹介している、弊社の製品である防音室のベーシック仕様(遮音性能D-60~)の性能です。
図の真ん中あたりに「90dB(A)」と記載されています。
dB(デシベルと読みます)はここではピアノが出す音の強さを表す単位になります。
四方に黄色い矢印が出ておりそれぞれD-60、D-35といった数値が記載されており、これがD値です。
その近くに黄色い四角に黒字で30dB、55dBといった数値が記載されております。
「ピアノが出す音の強さ:90dB - D60の減衰量:60dB = 漏れる音:30dB」を現しています。
このように遮音性能はD値が分かることによって、大体のの防音性能を知ることができるのです。
遮音と吸音の原理を覚えて、ご自身に合った防音対策を
改めておさらいとしてお伝えしますと、防音にはまず「遮音」を行います。
そして「吸音」という手法も組み合わせることによって、効果の高い防音対策ができるようになります。
更に振動を抑える「制振」「防振」などを考慮することによって、より精度の高い防音が可能です。
あちらを立てればこちらが立たず・・・ではなく、「遮音」と「吸音」どちらも立てることによって両方が成り立ちます。
「どちらか一方では不十分な場合が多い」ことを記憶の片隅に入れていただけると幸いです。
このブログでは主に音に関係するテーマで色々なジャンルの話題を取り上げております。
最後までお読みいただきありがとうございました。