コンサートホールへ行ってみよう!

(2020/02/13)

最近は、様々なメディアの登場によって
ジャンル問わず、コンサートやお芝居などを
身近に、手軽に楽しむことができるようになりましたね。

好きなアーティストのライブDVDを朝まで堪能したり、
動画のライブ配信によって、リアルタイムでエンターテインメントを共有できたり。
好きな場所で、好きなものを自由に楽しめる。便利でありがたい時代になったものです。

でもやはり、生演奏は格別ですよね!

 

 

 

 

 

 

 

 

改めて、生演奏の魅力とは、いったいどんなところなのでしょうか。

環境スペース的には、
CDには入りきらない周波数が・・とか、倍音が・・といったことも解説すべきなのでしょうけれど
難しいことは抜きにして、
とにかく、体全体で五感をフル活用して楽しむことができる、ということが
生演奏の最大の魅力なのではないでしょうか。

特にクラシック音楽は、普段はレコードやCDで聴くことが多いでしょうから、
まず、目の前にオーケストラがいる!というだけでもわくわくしますよね。
初めて生のコンサートを観た時は、チューニングだけで鳥肌が立ったのを思い出します。
演奏はもちろんのこと、
座席の手触り、会場やパンフレットの匂い、ホワイエでいただくドリンクの味まで、
五感全部を使って楽しめるのが「生」の醍醐味だと思っています。


私事になりますが、
普段は、演劇やミュージカルなどの公演を観ることが多く、「劇場」へ出向く頻度が高いのですが、
爆音を浴びるライブハウスや、人気アーティストのドーム公演など、騒げる会場も大好きです。

 

 

 

 

 

でも実は時々、クラシックコンサートに出かけたり、なんてこともしています。
音楽ホール」、特にクラシック音楽専用として建てられたホールは、いわゆる「劇場」「多目的ホール」とは異なる特徴を持っていたりしますので、それらを味わうことも楽しみのひとつとなっています。

 

コンサートホールは、一般的な劇場とは違い大掛かりな舞台装置などは必要ありません。
その代わり、パイプオルガンなどが作り付けられていることがあります。
まさに「クラシック演奏のためのホール」ですね。
また、劇場であれば舞台の一番奥はホリゾント幕がセットされているのが一般的ですが、
コンサートホールでは、反響板などが配置されていたりします。

大型のPA機材やスピーカーを利用して音を調整するポピュラー音楽などとは違い、
クラシック音楽はその場所の「生の音」勝負の音楽ジャンルです。
そのため、音楽を奏でる空間も、音を鳴らす為の重要な要素なのです。
よく、「ホールも楽器」などと言われますが、
クラシック音楽用のコンサートホールは、
音響面の工夫が凝らされた音楽専用の建築物の代表です。

ここで、コンサートホールの代表的な形状について、いくつかご紹介しましょう。

 

■シューボックス型


シンフォニーホール(Wikipediaより)

すみだトリフォニーホール(公式HPより)


 

 

 

 

 

 

 

その名の通り、「靴箱(ShoeBox)」型。
上から見ると長方形で、基本的には舞台に対してまっすぐ前に客席を配置したタイプです。
コンサートホールが作られ始めた初期の頃からの形状で、
座った時に左右の壁からの反響音がふくよかに聞こえるため、
クラシック音楽の音響において、とても優れたホール形状と言われています。
しかし、客席・ホールの横幅を広げすぎると大事な反響音が損なわれ、音響性能が低下してしまうことから、収容人数を多くできないという側面もあります。

 代表的なホール
 ・ウイーン学友協会(オーストリア ウイーン)
 ・シンフォニーホール(アメリカ ボストン)
 ・コンセルトヘボウ(オランダ アムステルダム)
 ・すみだトリフォニーホール(東京都 墨田区)
 ・東京オペラシティ(東京都 新宿区) など


■ヴィンヤード型


サントリーホール(公式HPより)

ミューザ川崎シンフォニーホール(公式HPより)


 

 

 

 

 

 

 

ヴィンヤード(vineyard)とは「ぶどう畑」のこと。
「ぶどう畑」と言われてもなかなかピンと来ない方も多いと思いますが、
いわゆる「段々畑」の形状のことで、
客席をブロックに分割して「段々畑」のように配置したタイプです。


乙大木谷の棚田(兵庫県佐用町観光協会HPより)


 

 

 

 

 

 

 

 

 


実はこの「段々」、先程のシューボックス型での『広くすると音響性能が落ちる』という短所をしっかりカバーする優れたアイデアなんです。
「段々」によって、小さな壁がたくさん作られた格好になったのが分かりますか?
これらが反射板の役割を果たすことで、音響を損なわずにホールを広くすることができるというわけです。

(もちろん、とても高度で複雑な計算での音響設計が必要です!)

 代表的なホール
 ・ベルリン・フィルハーモニー(ドイツ ベルリン)
 ・サントリーホール(東京都 港区)
 ・ミューザ川崎シンフォニーホール(神奈川県 川崎市) など


ご自宅の防音室に関しても、
音響パネルを使用したり、
壁の角度を少し変えたりするだけでも音の響きを調節することができます。
また、もし建築設計段階から音楽室を計画するならば、
吹き抜けにして天井高を確保したり、空間や天井を四角形以外の形状にしたりと、
よりドラスティックな形で音響面にアプローチすることができます。

防音室施工をお考えの皆様、
音響面についても遠慮なくご相談もください!
豊富な経験と実績から、お客様のご希望にお応えできるようご提案をさせていただきます。

 

○少し前の記事ですが、弊社の設計部長のイタリアコンサートホール探訪記もご紹介。

「設計士のローマ&フィレンツェ音楽旅行記」

 

※この記事は以前のブログの内容を元に再構成しました。

 

環境スペースにて常設されている防音体験ルームをご紹介します。
防音工事により、実際にどのくらい防音ができるのかご体感ください。

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