使わなくなった楽器、どうしてますか?

(2019/10/24)

愛情を持って楽器を大切に扱っていれば、そう簡単には壊れません。

また、演奏者にとって楽器は体の一部ですから、

手放したりする機会も少ないでしょう。

 

ですが、様々な要因で、楽器を「使わなくなる」場面に遭遇することがあります。

 

例えば「買い替え」。

 

【ケース1】演奏スキルが上がったため買い替え

 

 

 

 

 

 

初めて楽器を演奏しようとした時、最初は続けられるかもわからないし、

まずは手頃なモデルを買って試してみる方が多いのではないでしょうか。

それがしばらく練習するうちに続ける意思が固まり、

楽器をグレードアップさせたいと思って買い替えるケース。

一般的に、初心者向けの楽器は、誰が演奏してもある程度の音が鳴らせる作りになっています。

しかし演奏スキルが上がるにつれ、

こんな音を出したい、こんなタッチで演奏したい、など

理想の音演奏スタイルなどが明確になってきます。

多くの方は、ここで楽器を買い替えます。

 

【ケース2】体の成長に合わせて買い替え


子ども用のバイオリン(島村楽器様HPより)


 

 

 

 

 

 

 

例えばバイオリンなどは、子ども用に小さいサイズのものが用意されています。

大人用のフルサイズは「4/4サイズ」と表しますが、

子ども用は一番小さいものから1/16、1/10、1/8、1/4、1/2、3/4、と

大きくなっていきます。(このため、「分数バイオリン」とも呼ばれています。)

フルサイズは概ね身長145cm以上が対象とされていますが、

最小の1/16では105cm以下、だいたい3~4歳くらいからが目安となります。

そのため、体の成長に合わせて(厳密には「身長」ではなく「腕の長さ」に合わせて)

楽器のサイズを変えていくことが必要になります。

 

【ケース3】演奏する楽器の種類が変わったため買い替え

 

 

 

 

 

住環境が変わったため、電子ピアノからアコースティックピアノへ買い替えた。

部活動で、トランペットからホルンへパート変更した。

(余談ですが、中学の時、フルートからチューバに変わった先輩がいました。)

元々ギターを弾いていたが、バンド編成上の問題でベースを担当することになった。

 

趣味の音楽活動のシーンだけでなく、

音楽学校へ進学していても全く違う専攻へ「転科」する方もいらっしゃいます。

 

元の楽器を手元に残したまま新しい楽器を買う方も多いですが、

中には、いさぎよく手放す!という方も。

 

 

 

それから、

演奏者を引退するケース

たとえば高齢になって体力的に演奏が厳しくなった、

充分に演奏を楽しんだ後、楽器演奏以外の趣味や仕事を見つけた、など。

 

 

 

 

 

 

このように楽器を「使わなく」なった時、みなさんならどうしますか?

 

 

本音は手元に残しておきたいけれど、保管スペースもないし・・・

最初の楽器も、実はけっこう高額だったからもったいなくて・・・

使わないのなら、誰かに使ってもらったほうがきっと楽器も幸せだよね・・・

 

 

「買い替え」の場合は、下取りしてもらうケースが多いでしょうね。

そのほかにも、

中古楽器として買い取ってもらう

親戚や知り合いに譲ってあげる

慈善団体などへ寄付する

など。

誰かに使ってもらう方法は様々ありますが、

実は、楽器寄付で「ふるさと納税」ができるのをご存じでしょうか。

 

過剰な返礼品問題がクローズアップされ、今年の6月からは規制がかかるようにまでなってしまい、

多少ネガティブなイメージがついてしまった感のある「ふるさと納税」ですが、

自治体や民間のアイデアで昨年生まれた、不要楽器寄付による納税制度が注目されています。

 

三重県いなべ市が2018年10月に開始した取り組みで、2019年10月現在、

北海道東神楽町

宮城県富谷市

埼玉県北本市

愛知県日進市

長崎県松浦市

が参加しています。

 

寄付した楽器は、査定事業者により換金価値を決められ、

その金額をもって寄付した自治体へのふるさと納税となるシステムです。

寄付後は現金と同じように、税額控除の証明がもらえます。


楽器寄付ふるさと納税HPより


 

 

 

 

 

※「楽器寄付ふるさと納税」のページ

 

このサイトには、楽器を寄付してもらった学校からの感謝の声も掲載されており、

本当に嬉しそうな生徒さんの様子を見ることができます。

集している楽器もかなりの種類があるようですし、

募集楽器でなくても受け付けもあるようです。

もし、眠っている楽器をお持ちであれば、

必要な方に届き、有効活用してもらう方法の一つとして、

こんな制度も活用してみてはいかがでしょうか。

 

お問い合わせ

 


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