何となく知っている「周波数」、きちんと説明できますか?

(2020/01/30)

ありがたいことに、環境スペースには日々さまざまな防音のお問い合わせが寄せられます。

 

 

 

 

 

 

その際に必ずお伺いするのは

防音したい音(音源)は何ですか?」ということ。

 

ピアノドラムなど楽器演奏の為に防音室を作りたいという方が多いのですが、

それ以外にも

ヴァイオリンチェロなどの弦楽器

トランペットサキソフォンのような管楽器など、

楽器にも様々な種類があります。

楽器に限らず、

人の歌声や話し声、

ゴルフやインドアテニス、スカッシュなどの屋内アクティビティの音、

外からの音を防ぎたい場合は、電車やトラックの走行音、などなど

できるだけ具体的に、音源をお聞きしています。

 

 

 

 

 

何のために?

とりあえず防音したいっていうだけじゃダメなの?

 

 

 

 

 

 

実は、音にはそれぞれ特性があり

その特性によって、防音対策の方法やレベルが異なるからなんです。

つまり、音源を具体的に特定することで

音の大きさ(音圧レベル)

音の周波数

を明確にし、狙い通りの防音ができるようにプランを立てるからなのです。

 

音の大きさ音圧レベル)=単位:dB(デシベル)」は比較的イメージしやすいですよね。

大きな音に対しては、当然それなりの遮音性能が必要になります。

 

では「周波数」は?

ラジオの周波数とか、「低周波」「高周波」などの言葉もあるし、

何となくのイメージは持っているんだけど、実はよくわかっていないかも・・・

 

そんなあなたに!

本日は「周波数」についてのお話です♪

 

 

■今さらだけど、そもそも「周波数」って何?

 

音とは空気の振動によって発生するものであることはご存知の通りですね。

「周波数」とは、1秒間の振動回数のことであり、単位は「Hz(ヘルツ)」で表されます。

 

例えば、1秒間に20回振動する(=20Hz)の音を簡単に表すと、この表のようになります。

 

 

 

 

一部を拡大すると、こんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

この、山の部分と谷の部分がワンセットで「1回」、このセットが1秒間に何回あるか(=何回振動するか)が「周波数」というわけです。

 

この振動回数(周波数)の違いは、そのまま音の高低となります。

周波数の低い(振動回数の少ない)音は低い音、

周波数の高い(振動回数の多い)音は高い音、というわけです。

 

 

■周波数は楽器によってどれくらい違うの?

 

周波数の単位は「Hz(ヘルツ)」とご紹介しました。

人間の耳は、約20Hzから2万Hz(=20kHz(キロヘルツ))という広範囲の音を聞くことができます。

これを「可聴範囲」「可聴周波数帯」などと呼んでいます。

ここで、みなさんもイメージしやすい楽器の周波数帯域を表にまとめてみましたのでご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピアノの周波数帯域がとても広いのがよくわかりますね。ピアノは低い音から高い音まで出すことができる楽器なのです。

他の楽器はどうでしょうか。

チューバなどの低音を出す楽器、

フルートやピッコロのような高音の楽器など

その楽器によって周波数が違うことがよくわかりますね。

また、打楽器類を見た場合、バスドラムはかなり低い音、スネアドラムは中音域、そしてシンバルは相当高い周波数帯域だということがわかります。

一般的に、低い周波数の音は、高い周波数の音に比べて防音しにくいことが知られています。

ですので、対象音源の周波数をよく把握し、該当の周波数を狙った防音対策が必要になるのです。

つまり、

フルートにはフルートのための防音対策が、

トロンボーンにはトロンボーンのための防音対策が、それぞれ必要というわけなんです。

よく、ドラムは防音しづらいと言われますが、

単に音が大きい(音圧レベルが高い)という理由だけでなく、バスドラムのような低い周波数の音が含まれていることも原因の一つなのです。

 

 

さてここで、周波数にまつわる面白い話をひとつ。

 

私たちが普段会話している「話し声」の周波数帯域は、おおよそ 250Hzから4,000Hz と言われているのですが・・・

実は、国(言語)によって聞き取りやすい周波数帯域に違いがあることをご存知でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何てことでしょう!ちょっとびっくりしませんか?

 

日本語の125~1,500Hzに対して、英語は2,000~16,000Hz。聞き取りやすい周波数帯域が全くかぶっていないのです!驚きました。

英語のリスニングが苦手だと感じている日本人が多いのは、こういったことにも起因しているのかもしれませんね。

 

産まれたばかりの赤ちゃんは、どの周波数帯域の音も等しく聞き取れるのだそうです。

それが、成長の段階で母国語に多く触れることで、特定の言語を聞き取りやすい耳になっていくのだそう。これは、他の言語が聞き取りにくくなる、というマイナスのベクトルではなく、

母国語を効率よく聞き取ることができるように、というプラスの進化の結果なんですって。

 

 

本日は「周波数」を少し身近に感じていただけたでしょうか。

目に見えないものって難しいですよね。

環境スペースは、計量証明事業の許認可を取得していますので、

「周波数」や「音圧レベル」など、目に見えない音の性質もすべて数値化しお客様に安心していただいております。

 

環境スペースにて常設されている防音体験ルームをご紹介します。
防音工事により、実際にどのくらい防音ができるのかご体感ください。

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