春からテレワークに取り組み始めた方も、そろそろ慣れてきた頃ではないでしょうか。

早くからスタートしていた方の中には、逆に疲れてしまった方も多いことでしょう。

少し前の記事で、テレワークで声がこもる、響きすぎる、などの音環境のお悩みについて書かせていただきました。

※2020年3月19日付ブログ「テレワーク、快適ですか?~音環境を改善しよう!」

本日は、集中力についてのお話です。

テレワークのメリットとデメリット

○「通勤しない」ということがこんなに快適だったとは。
○やる前は不安だったけど、テレワークで充分仕事が成り立つことに気づいた。
○余計な業務に振り回されないので仕事がはかどる。
○WEB会議も、やってみると意外と簡単だった。
・・・など、多くの方がそのメリットに気づいているようですね。

テレワークのできない業務の方々、本当にありがとうございます。

皆様のおかげでたくさんの方が在宅でお仕事できているんです!

実際、テレワークを実施している方の53%以上が『コロナ終息後もテレワークを続けたい』というアンケート結果もあるそうです。(パーソル総合研究所調査による)

働きやすい、というその一方で
○コミュニケーションが少なくなった。(あ、今日一言もしゃべってない・・・)
○とにかく運動不足になりがち。(仕事が終わったら、YouTubeでトレーニング動画・・・見るだけ。)
○仕事時間なのに家事を頼まれるなど、仕事とプライベートの切り分けが難しい。(暇で家にいるわけではないのです。仕事が無いわけではないのです。お願い、わかって・・・)
○集中力を保つのが難しい。(ついサボっちゃう、のとは別次元の話ですよ。)
など、やってみて気づくお悩みの数々。

特にこの「集中力」については、主に一人暮らしの方から「自宅の方が静かだから集中できると思っていたんだけど、意外とそうでもなかった。」という感想を多く聞きます。
なぜでしょうか?
実は、適度な騒音は、意外にも集中力を高める効果があるんです。

集中しやすい、程よい「音」とは

実際、無音に近い空間よりも、50dB(デシベル)くらいの程よい騒音があった方が作業効率が高まったという研究結果も報告されています。
テレワークのお供にBGMを流している方も多いでしょう。好きなアーティストの曲を聴きながらだと、気持ちよく仕事ができそうな気がしますよね。

でも、ちょっと待って。どんな曲でもいい、というわけではありません。
特に歌詞のある曲などは言葉に意識が集中しがちなので、避けた方がいいでしょう。テンポの速すぎる曲も同様です。
仕事のモチベーションを上げたいのであれば、就業前に聴いて気分を高めてから業務を開始する、という方法がいいでしょう。
仕事中のBGMとしてお勧めなのは、クラシックやミディアムテンポのジャズなどだそうですよ。
某カフェで流れているBGMのコレクションなどもリリースされているので、チェックしてみてもいいかもしれませんね。

更に面白いのが、カフェの「環境音」を聞くことができるアプリなどもあるそうです。

カフェで仕事をすると集中できる、という方も多いですよね。
このアプリは、カップや椅子の音、かすかに聞こえる話し声(英語)など、カフェの雑踏の音を流してくれるので、海外のおしゃれなカフェで仕事をしている気分が味わえるんだそうですよ。

  ※カフェで仕事がはかどる理由は・・・2019年11月7日付ブログ「雑音は邪魔・・・とも限らない話。」

その他、アプリ系で探してみると、オフィスの環境音を流してくれるものもありました。プリンターの音、隣の席のPCでキーボードを叩く音、足音など、家に居ながらオフィス空間で仕事をしている気分になれるというもの。

やはり、どうやら「音」と「集中力」との間には深い関係がありそうですね。
その関係にまつわる代表的なものに「ホワイトノイズ」「ピンクノイズ」という音があるので簡単にご紹介します。

■「ホワイトノイズ」とは

人の耳に聞こえる可聴域のすべての周波数を均等な強度に設定したノイズを「ホワイトノイズ」と言います。今は懐かしい、地上アナログテレビの放送終了後、「シャー」という砂嵐を覚えていますよね、あの音がホワイトノイズです。
ホワイトノイズは「サウンドマスキング」が得意な音だという特徴があります。「サウンドマスキング」とは簡単に言うと、音をもって音を制する、ということです。
と言っても、大声バトルのようなことではありません。
例えば、ちょっとした生活音や外の交通騒音などのように集中力を削いでしまう音は、このホワイトノイズを発生させることによって「かき消されてしまう」のです。そのため、ホワイトノイズは仕事において集中力を高める「良い雑音」と認識されています。

■「ピンクノイズ」とは

ホワイトノイズが集中力を高める雑音なのに対して、ピンクノイズは「心地よい音」と言ってもいいでしょう。ピンクノイズには「1/fゆらぎ」成分が含まれているからです。
みなさんよくご存知の「1/fゆらぎ」。例えば、小鳥のさえずり、波の音、雨の音など。規則的な音と不規則な音がバランスよく調和した音で、自然界に多く存在しています。
オフィスやクリニックの待合室などで、森の中の小鳥の声や小川のせせらぎの音などをBGMにしているところも多いことからもわかるように、「1/fゆらぎ」はリラックス効果が高い音なのです。リラックスすることにより自律神経が整えられて活力が湧くと考えられているため、職場のBGMとしても適しているのです。

■最後にちょっとだけ専門的な話を。

このピンクノイズですが、実は環境スペースでも、音響調整測定の場面でよく使用しています。

Wikipediaより

これは、
横軸に「Frequency=周波数(Hz=ヘルツ)」
縦軸に「Intensity=音圧レベル(dB=デシベル)」を表したグラフです。
右肩下がりになっていますよね。細かく見ると、周波数が10倍になると音圧レベルは10dB減衰していることがわかります。これは、一定の周波数帯域ごとのエネルギーが均一であるということを表しています。

一気に専門的になってしまいましたが・・・
簡単に言うと、どのオクターブの帯域でも音の大きさが同じ、という特性があるため、音響調整や測定などではピンクノイズがよく使われているのです。

なかなか出口の見えない毎日が続きますが、
音の力も借りて、快適にテレワークが続けられるように工夫してみるのもいいかもしれませんね。

 

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