防音工事における「遮音」とは? | 防音室・防音工事は環境スペースにお任せ|サウンドゾーン

新年の第1回目は弊社の防音工事において重要な項目のひとつ、「吸音」に関してお送りしました。

本日は「吸音」と共に、防音とは切っても切れない「遮音」についてお伝えします。

防音は、遮音と吸音をセットに考える

防音には大きく分けて「遮音」と「吸音」が存在します。

前回の吸音は読んで字のごとく音を吸収する素材、吸音材を使用することで防音の一部を担うものとご説明しました。

対して遮音とは、空気中を伝わってくる音を、壁などで遮断して音が透過しないようにすることを指します。

このように防音とは「遮音」「吸音」は常にセットで考える必要があります。

遮音効果は、素材の質量に左右される

鉄板

参考画像:コンクリート壁

遮音は空気中を伝わってくる音を、「跳ね返して」音を遮断します。

一般的に遮音に使われる素材は、鉄板やコンクリート、石膏ボードが挙げられます。

建築材料に使われる素材としても馴染みがあるものです。

この3つの素材の名前を見た瞬間、「どれも重そうだな~」と感じた方もいるかと思います。

その通りで、これらの素材の特徴は「密度が高く、重い」ということです。

物理学的に言うと「単位面積あたりの質量が大きい」と表現され、この質量が大きいほど跳ね返す効果も大きいので、遮音効果も高くなります。

例えば壁の厚さを強調する製品。

一見すると、確かに防音効果は高そうですが、使われている素材によっては密度が低く、期待するほどの効果を得られなかったケースもあります。

このため、壁の厚さに惑わされず、自分の要求を満たす防音が本当にあるのかよく確かめる必要があります。

「D値」を見れば、大体の遮音性能を把握できる

ベーシック仕様(遮音性能D-60~)

参考画像:弊社製品、ベーシック仕様(遮音性能D-60~)

さて、上記で「自分の要求を満たす防音が本当にあるのかを良く確かめる必要があります」と書きましたが、具体的にどうやって確かめれば良いのでしょうか。

防音室であれば、購入予定の製品を実際に試せれば確実ですが、住んでいる場所や体験できる場所の関係で、そう簡単にもいきません。

そこで遮音には性能を示す値である「D値」を用います。

D値は日本産業規格、いわゆるJIS規格によって規定される遮音等級のことです。

数値が大きいほど、遮音性能が高いことを示します。

ここで一例として左の画像をご覧ください。

これは当サイトの防音室価格ページでも紹介している、弊社の製品である防音室のベーシック仕様(遮音性能D-60~)の性能です。

図の真ん中あたりに「90dB(A)」と記載されています。

dB(デシベルと読みます)はここではピアノが出す音の強さを表す単位になります。

四方に黄色い矢印が出ておりそれぞれD-60、D-35といった数値が記載されており、これがD値です。

その近くに黄色い四角に黒字で30dB、55dBといった数値が記載されております。

「ピアノが出す音の強さ:90dB - D60の減衰量:60dB = 漏れる音:30dB」を現しています。

このように遮音性能はD値が分かることによって、大体のの防音性能を知ることができるのです。

遮音と吸音の原理を覚えて、ご自身に合った防音対策を

改めておさらいとしてお伝えしますと、防音にはまず「遮音」を行います。

そして「吸音」という手法も組み合わせることによって、効果の高い防音対策ができるようになります。

更に振動を抑える「制振」「防振」などを考慮することによって、より精度の高い防音が可能です。

あちらを立てればこちらが立たず・・・ではなく、「遮音」「吸音」どちらも立てることによって両方が成り立ちます。

「どちらか一方では不十分な場合が多い」ことを記憶の片隅に入れていただけると幸いです。

このブログでは主に音に関係するテーマで色々なジャンルの話題を取り上げております。
最後までお読みいただきありがとうございました。


               
防音工事における「遮音」とは?関連記事