新年度スタート。駅での音の役割って?

(2019/04/04)
いよいよ新年度。4月の始まりですね。

新しい元号「令和」も決まり、

なんだかワクワクする時期ですよね。

新しい環境がスタートする方・した方もたくさんいるのではないでしょうか。

 

4月から新しい駅を使用される方も多いですよね!

新年度最初のブログは、そんな駅に関する『音』の興味深い話からお伝えさせていただければと思います。



 

 

 

弊社『環境スペース』がある山の手線恵比寿駅の発車の音は、映画『第三の男』という映画の曲で、

その後エビスビールのCMに使用されたことから、恵比寿駅の発車の音になりました。

ディズニーランドのある舞浜駅ではディズニーソングが使われているのはご存知の方も多いはずです。

サザンオールスターズの桑田さんの出身地でもあり、

よく曲中に地名が使われる茅ヶ崎駅では、サザンの曲が使われていますね!

 

駅では、電車のベル、構内アナウンス、エレベーターの到着音など異なる様々な音が存在していますが、

それらをトータルで考え、「音のバリアフリー」に役立てているそうなんです。

建物や道路などでは、「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」が一般的に浸透していますが、

音にもそういった役割を期待する声も高く、実際に様々な取り組みも行われています。

 

ちなみに「バリアフリー」とは、障害のある人や高齢者が社会生活をしていく上で

障壁(バリア)となるものを除去(フリー)すること。

社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的な障害を除去することを指します。

 

一方「ユニバーサルデザイン」は、あらゆる年齢、体格、能力の人が利用可能であるように、

製品や建築、空間、サービス等をデザインしようとする試み、と定義されています。

初めの段階から、最大可能なように、できるだけ全ての人々に利用しやすいデザインすることをいうのです。

 

意外と間違えやすいこちらの2つの言葉、なんとなく違いが分かりましたでしょうか?

 

それでは駅の音の話に戻らせていただきます。

駅でよく聞く「ピーン、ポーン」という少しゆったりとしたチャイム音、何気なく聞き流している方も多いはず。

実は繰り返し流れているこの音、目が見えない人を安全に建物の入り口などに誘導するための安全装置なんです。

道路に設置されている音響式信号機と同じ役割を持ち、

「盲導鈴」「誘導用電子チャイム」などと呼ばれています。

駅の改札ですよ!というサインだったんですね。

 

そして駅だけではなく、空港ターミナルや市役所、病院など、

不特定多数の人が出入りしている比較的大きな公共施設にも設置されています。



 

 

 

 

ちなみにプラットホームに通じる階段は、鳥の鳴き声を使って案内していたり、

トイレでは「右が男子トイレです、左が女子トイレです」など位置関係を音声で案内しているところもありますね。

首都圏の駅では、大体30秒から1分の間隔で定期的に流れているんだそうですよ。

今までさほど気にされていなかった方も、こうやって考えてみると、

そういえば…!と思う音もあるんじゃないでしょうか?

 

身の回りでも、給湯器も「お風呂が沸きました」などの声でお知らせしていたり、

架電製品では、メロディーでお知らせをしてくれるものがたくさんありますよね。

家の中でも、外でも「音」が知らせる役割は、多岐に渡っていると感じることが多いです。

 

やはりこういった「音」によるバリアフリー化も、技術の進歩があってこそ。

以前からあった音声合成技術は、音質が悪かったのですが、

現在では極めて高音質な「音」を様々な機器に搭載することが可能になりました。

それに加えて、バリアフリーやユニバーサルデザインの認知度の高まりによって、

高齢者や障害者への対応が当たり前となり、現在のように報知音や音声案内が一般的となりました。

 

もうひとつ、駅に関する豆知識を。

多くの駅では電車の方向によって、アナウンスの声を男女で使い分けているそうですよ。

一番多いのが、上りが男性、下りが女性の声というパターンなんだそうです。

皆さんも、使用される駅で聞き分けてみてくださいね。

つい視覚で確認してしまう私は、今度から聴覚をフル活用して、判断できるようにしたいと思います!



 

 

 

駅の音に関するお話、いかがでしたか?

環境スペースでは、音の専門家がたくさん在籍しているので、

もっと面白い話が聞けるかもしれないですね。
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