梅雨の時期・・・防音室内の湿度は大丈夫ですか?

(2019/06/20)

新潟県、山形県で大きな地震がありました。

お怪我をなさった方、避難をされている方をはじめ、

被害にあわれた方々の一日も早い回復、復興を願います。

 

 

全国的に梅雨まっただ中。

 

 

 

 

 

 

今週は比較的晴れている地域が多いようですが

週末にはまたお天気がぐずついてしまいそうな予報です。

洗濯物も乾かないし、部屋干しするとお部屋全体が湿っぽくなるし・・・で

お悩みの方も多いですよね。

 

 

特に防音室は気密性の高い構造になっていますし、

何より大事な楽器を置いていますから

一般のお部屋よりも温度・湿度には敏感になってしまいますよね。

 

防音室ってエアコンつけても音は漏れないの?と気になっている皆様、

「防音室のエアコン事情(2018/07/17付ブログ)」で詳しくご紹介していますので

ぜひご一読くださいませ。

 

 

本日は、防音室内の湿度と楽器への影響についてお話ししたいと思います。

 

楽器は生きものだとよく言われます。

特に木でできているものは、湿度の影響を強く受けやすいですね。

ピアノ然り、クラリネットやオーボエなどの管楽器、バイオリンやチェロ、ギター、ベースなどの弦楽器、ドラムなどの打楽器にも、木製のパーツがたくさん使われています。

一般的に、楽器全般においては「乾燥」が大敵と言われていますが、

高すぎる湿度も、楽器にとって決して良い環境ではありません。

 

結論からお伝えすると、いずれの楽器も50%前後の湿度が適切と言われています。

 

防音室内の湿度を日々チェックするためにも、湿度計はぜひ用意したいアイテムです。

お手頃な値段のものもありますので、惜しまずに買っておきたいですね、

 

防音室にエアコンを設置している場合は、ドライ機能を活用しましょう。

特に、梅雨から夏が終わる頃までの日本の平均湿度は、75%以上にもなります。

これに加えて、演奏者の体温上昇(汗)や呼気などによって

密閉空間である防音室内は、あっという間に大変なことに。

場合によっては、ドライ機能だけでは50%程度まで湿度を下げるのがむずかしいケースも。

そのような時は、エアコン以外に除湿機を用意したり、

楽器用の除湿剤・乾燥剤を併用して、

防音室内の湿度を上手に調整するようにしましょう。

 

実際、湿度が高すぎると楽器にどのような影響が出てしまうのでしょうか。

 

例えばピアノの場合。

 

 

 

 

 

 

湿度が高すぎると

・響板が湿気を吸って膨張するため、弦が引っ張られてピッチが高くなる(特に中音域)

・鍵盤が下がったまま戻らなくなったり、戻るのが遅くなったりする

・ピアノ内部に錆が発生し、最悪の場合は断弦が起きてしまう

などの現象が現れます。極端な例ではありますが、恐ろしいですよね。

 

ピアノ以外の楽器でも、ギターベースなどでは

・振動が抑えられるため、鳴りが悪くなってしまう

・ネックが反る

・ボディーが膨張し、弦高が高くなる

・フレット浮き

・金属部分の錆や腐食

などの現象が発生してしまいます。

 

 

ちなみに、アコースティックギターの3大メーカーでもあるマーチン、ギブソン、テイラーの各工場でも

常に40%~50%の範囲内で各メーカーの定めた湿度を厳格に保つように管理されています。

 

おもしろいのはピアノで、

日本国内のメーカーでは、適切湿度を50%としているものが一般的なのですが、

ヨーロッパのものの多くは40%台が推奨されているのだそう。

日本と比べて乾燥したヨーロッパの気候にあった作りになっているのですね。

 

音のピッチや響きだけでなく、

大事な楽器そのものを長持ちさせるためにも、

防音室の湿度管理はしっかり行うようにしましょう。

 

 

楽器の設置場所にも配慮が必要です。

・風通しの悪い場所を避ける

・直射日光、西日が長時間あたる場所を避ける

・窓からは遠い方が良い(近すぎると冬場、楽器の内部が結露しやすくなる)

・エアコンの風が直接当たらない場所を選ぶ

などなど・・・

特に、ピアノなど一度設置したら簡単に位置を動かせないような大型楽器の場合は

防音室を作る際に、

防音室内の楽器と設備の配置を綿密に設計することをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

環境スペース防音室は全てオーダーメイドなので

お客様のお部屋の形や間取りに応じて適切に設計することが可能です。

これから防音室を、とお考えのみなさま、ぜひ一度環境スペースまでご相談くださいませ。

お客様と、お客様の大事な楽器が喜ぶ防音室をご提案させていただきます

 

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