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映画や演劇、ゲームなどに欠かせない「SE」。

思わず「システムエンジニア」と読みそうになりますが、今回は「サウンドエフェクト効果音」の方です。

効果音」とは、演出の一環として付け加えられる音のことで、舞台環境、状態を説明するための具体的な環境音や、登場人物の心象を象徴させるための音などがあります。(Wikipediaより)

例えば、テレビのバラエティー番組などで、芸能人に仕掛けたドッキリが大成功した時の『テッテレー♪』なんて音は、誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

クイズ番組の正解・不正解の音や、ちょっとお色気のある場面での『わぁ~お♡』なんて音(声)も、あるのとないのとでは印象が全く違いますよね。

効果音の多くは擬音やオリジナルの音を使っている

効果音の制作方法としては、以下の3点がよく知られた手法です、

  • ・実際の音を録音して作る
  • ・CDやフリー素材などの音源を加工して作る
  • ・シンセサイザーやパソコンなどでオリジナルの音を作る

最近は仕事や趣味で、DTMをなさる方も増えてきていますので、凝った音やリアルな音などを、個人でも高品質で制作することができるようになりました。

※DTM(デスクトップミュージック):パソコンと電子楽器をMIDIなどで接続して演奏する音楽、あるいはその音楽制作行為の総称。(Wikipediaより)

一方で、大掛かりな機材や道具ではなく、身近なモノを使って作ったり再現したりすることができる効果音もたくさんあります。

例えば「STAR WARS」のキャラクター、ダース・ベイダーの『シュー、シュー』という呼吸音は、スキューバダイビングのレギュレーターの音だということをご存じの方も多いのではないでしょうか。

本日は、そんな身近なものから作ることができる効果音をいくつかご紹介しましょう。

気象系・自然現象系

・波の音

誰もが知っている、有名な効果音の出し方ですね。

小豆を入れたざるや竹かごを傾けて、ざざー、ざざーっ という音を出します。

音もさることながら、ざるの網目が程よく小豆をひっかけることで生まれる不規則性が、自然界の音を表現するのに抜群の効果を発揮しているのだそうです

・雪道を歩く音

片栗粉を入れた袋を手で揉むことで、キュッ、ギュッ、といった新雪を踏みしめる音が表現できます。

都会に降るみぞれ雪を表現したい時は、片栗粉ではなく岩塩を使うとそれらしくなるそうですよ。

・雨が傘に落ちる音

雨の日に傘をさして歩いていると、傘に落ちるボツボツッ、という音が聞こえますよね。

この音は、空気を入れて軽く膨らませたフリーザーバッグを手で揉むことで再現できます。

・溶岩の音

ぐらぐらと煮えたぎる恐ろしいこの音は、意外に可愛らしいモノから作られています。実は、鍋に入れた小豆(あんこ)を煮ることで、グツグツという音を再現しているんですって。

映画「ターミネーター2」の印象的なラストの溶鉱炉のシーンも、実はこの方法で作られた音だそうですよ!

生物系

・走る馬の足音

半分に割ったココナッツ(お椀で代用も可)で、パカッパカッ、という音を出すことができます。

・蛙の鳴き声

赤貝やハマグリのような二枚貝の貝殻をこすり合わせることで、ぎざぎざの部分が「グワッグワッ」と音を立て、まるで蛙の鳴き声のように聞こえるそうです。

同じ二枚貝でも、こする方向や軌道、速さを変えることで、「ジージージー」というクマゼミの鳴き声に似せることもできるのだとか。

・鳥の羽ばたく音

折り畳み傘をバサバサッと振ると、あたかも鳥が羽ばたいているような音に聞こえます。

個人的な話になりますが、ちょうど1年前に観たお芝居で、生の劇伴・効果音・時々役者の3役を全て一人でこなしていた演者さんがいらっしゃったのですが、その方が出していた「フクロウの羽音」が素晴らしくて感動したのを覚えています。

その他

・時代劇など刀で人を斬る音(物騒な表現で申し訳ありません)

キャベツや白菜など、葉にボリュームのある野菜を一気に切ると、それらしい音になります。切る道具も、包丁やノコギリなどによって微妙にニュアンスが変わるそうですよ。

・出血する音(これもごめんなさい)

水でたっぷり濡らしたティッシュを握りつぶすのだそうです。

・西洋の剣での戦い

「カシャーン」という剣の音、実はフライ返しで再現できるんですって。ちょっと微笑ましいですね。

・建物が崩壊する音

カップ麺のカップを破いたり潰したりするとそれっぽく聞こえるそうです。

他にも、卵の殻と短めに折ったパスタ(ゆでる前のもの)をコップに入れて上から押しつぶす、という方法もあるそうですよ。

・スナック菓子を食べる「パリパリ」という音

ここでも卵の殻が活躍。握りつぶすだけで「パリパリ」「バリバリ」という美味しそうな音が再現できます。

ほんの一例をご紹介しましたが、少しの工夫で本当に様々な音を作ることができるんですね。

これからは、テレビや映画を観た時に聞こえる効果音、どうやって作ったのか自分なりに想像してみるのも楽しいかも知れませんね。

※自分はDTMやってるよ、という方はこちらも併せてどうぞ。「音楽制作に没頭できる環境」


               
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