防音室には確実な暑さ対策を!エアコン設置と遮音性能について解説
(2018/07/17)
夏も本番。連日うだるような暑い日が続いていますね。
30度を超える気温が、もはや当たり前である近年。
暑さ対策は命を守るための切実な課題です。
さて、防音室ご利用の皆さまはきっと感じていらっしゃることでしょうが、防音室内は、暑いです。
なぜなら防音室は、気密性が高い造りだからです。
また壁に吸音材として充填する、グラスウールは、断熱材としてもつかわれる素材なのです。
さらに防音室内に熱を発する機材を置いている場合は、熱がこもり、暑くなります。
防音室の暑さ対策は必至で、エアコン設置はマストです。熱に弱いPCや音響機器などの精密機械やピアノや弦楽器、木管楽器などの、温度・湿度でコンディションが変わる楽器の状態を保つためにも、防音室内ではエアコンを必ず回しておきたいところです。
「防音室って、気密性を高めることで音を外部に漏らさない構造なんじゃないの?」
「エアコンを設置するということは、防音室の壁に穴をあけるってことだよね?」
「音は漏れないのかな?」
と気になりませんか?
確かに、防音壁に穴をあけると遮音性能が下がります。
さらにその穴の先に、音を伝達する(響かせる)ものが設置されている場合、音はダダ洩れです。
しかし、そこは防音工事の専門、環境スペースですから、もちろん音漏れの起こらないよう対処しております。
防音壁にダクトを通すための穴(スリーブ)のあけ方や、室外機につながるダクト周りの処理など、音が漏れないための工夫を、約20年間培ってきた技術をもって施します。
レコーディングスタジオなど、些細な音にも神経を使う空間には、必須な技術です
場合によっては設置するエアコンの機種も制限されますので、防音室を設計施工する際は、エアコン設置も一緒にご相談いただけると幸いです。
環境とスペースのプロである環境スペースですから、防音室で快適にお過ごしいただけるよう、あらゆる側面から快適な環境づくりをプロデュースしております。
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